グリップヒータの装着(完結編)

グリップヒーターのスイッチを探せ!



購入してから1ヵ月以上放置されたグリップヒーターキット。 何故放置したままだったのか?
作業する時間が無かったこともあるが、いろいろお悩み事があったため装着作業が開始できなかった。

その理由は追々説明することとして、いつものように装着作業を記録に残すことにしよう!

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装着前の準備

1.配線の強度アップ(テープ巻き)

購入したキットの線が細いので強度アップの為に赤黒線がむき出しになっている部分をテープで巻いて強度をアップさせておきました。

2.ヒーターONスイッチ検討

お悩みはこれです。ヒーターをON-OFFさせるスイッチ。


このスイッチはどう見ても非防水、このまま使うのは危険な状況になる可能性大。
ヒーターON-OFFを安全に行う方法を考える必要があります。

3.グリップへ発熱体の取付け

まずは左側から開始しました。グリップ固定なので簡単ですね。発熱体を巻いてテープで固定します。その後、熱収縮チューブを被せていきます。
次に熱風ドライヤーでチューブを収縮させていきます。
これは反省点なのですが、外気温3~5度の雰囲気で作業しないほうがいいです。

熱風ドライヤーから熱風が出ないので、収縮させるまでの時間が異常に長くかかります。(笑)途中から技ありの方法で一気に収縮スピードが上がりました。別途写真で紹介しますね。
右側も同様な作業なので詳細写真は割愛します。右グリップは回転しますので、アイドリング時のスロットル開閉無しで最初の写真。

全開状態で右側の写真です。結構な角度の回転ですので発熱体から伸びる線がいつか断線してしまうと思われます。さて耐久性はどの程度なのでしょうか?(これが中国製格安製品の正しい楽しみ方ですね!?)

ちなみにSRV250の純正グリップ径は115mmです。一般的には120mmなので少し細い感じがしますのでヒーター部分と熱収縮チューブで少し太くなっても違和感は少ないでしょう。

さて最後の写真2枚は熱風ドライアーに家庭用のヘアドライヤーを連結させて、熱風温度を上げる工夫です。あまりヘアドライアーを近づけすぎると、熱風ドライヤ(銀+黒色)内部のファンモーターがやられますので、40度ぐらいの温風を熱風ドライアーが吸い込むようなイメージで距離を調整して下さい。

外気温5度以下で熱風ドライヤーだけでは、吹き付ける熱風が弱すぎて熱収縮チューブの加工が全く進みませんでしたので、こんな工夫をしてみました。

※実は数日後に熱収縮チューブをバージョンアップさせてます。
 このグリップ専用の熱収縮チューブは凄く気に入りました。

あれ! スイッチはどこ?

さてさて、懸念していたスイッチをハンドル周り付けた写真がありませんよね!
どうやって、グリップヒーターをONさせるのでしょうか?

答えは...

グリップヒータの為だけに、新たなスイッチは付けない。
ハンドル周りはシンプルに!
このコンセプトを貫くことにしました。

回路構成は簡単

黄色の破線の中が今回購入したヒーターキットと製作し部品類です。
橙色の四角は既に設置済みです。この12V電源線からグリップヒーターの電力を貰います。

品質的に期待していない中国製のグリップヒーター。且つ、雨にも濡れる可能性があるシステムです。もしもの時にバイクに元から付いているハーネスやFUSEにダメージを与えると、最悪バイクが走らなくなる懸念がありました。

そこでグリップヒータの電力(12Vの+)は個別FUSEを設置済みのUSB電源用の線から取る構成としました。

ヒーターON

ヘッドランプLoの時にホーンスイッチを一瞬ONすると...
ブーブッー♪ もちろん音がでます。
ところが、あら不思議! ヒーターもONとなってます。

ヒーターOFF 

ヘッドライトを一旦、Hiビームにして下さい。グリップヒーターが切れます。

回路の説明

ホーンスイッチの上流にラッチタイプのリレーを噛ましてます。 このリレーは一旦ONすれば、ONを保持するようになってます。 但し、リレーコイルの電源はヘッドライトLoから取ってますのでヘッドライトLoが消灯するとリレーがOFFして、グリップヒーターもOFFします。 単純な動きですね!

ホーンスイッチ信号の取り込み方法

ホーンスイッチに繋がる側の端子を外して、配線を割り込ませています。


もし、同じことをやってみたい方は参考にして下さい。

グリップヒーターの心地よさ

1時間程、山方面にグリップヒーターを作動させて走ってきました。
いや~ これいいです。 必要十分な暖かさです。指先が暖かいというのがこれほど心地よいとは... グリップヒーターを初めて経験ましたが、癖になりそうです。

少し熱くなってきたらヘッドライトLoを一旦Hiにすれば、ヒーターが切れますし、再度ヒーターONしたければハザードをホーンを瞬間的に鳴らせば、結構短時間でグリップが暖かくなってきます。
運転しながらいろいろスイッチ探す必要はないですが、組み合わせを覚えるのが少し大変かな?

2018年も今日で終わり

HLR ヘッドライトリレー
BLC ブレーキランプコントローラー
GHR グリップヒーターリレー (今回)

作ってみたかった3機能をSRV250に組み込むことができました。
この完成をもって2018年を終えたいと思います。
来年も良い年でありますように! 

ブログを読んで下さっている皆様、寒い日が続きますのでお体を大切に!

もし宜しければバイク仲間にこのブログの紹介や、SNSでバイクのDIY好きがいることを伝えて頂くと来年の励みになりますのでよろしくお願い致します。

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