公共交通機関の無料化と未来予想図

交通機関の未来予想図



本日のニュースの中で自分の常識をひっくり返すような記事が目に飛び込んできた。その内容というのは下記である。

来夏から世界初の無料(12/7(金) 13:00配信 共同通信)

欧州の小国ルクセンブルクの政府は7日までに、国内の列車やバスなど公共交通機関を来年夏から無料にする方針を示した。英メディアが報じた。交通渋滞の緩和や大気汚染対策が狙い。欧州ではエストニアが今年から国内の大半の地域で公共交通機関を無料にしたが、「全国無料」が実現すれば世界初となるという。 金融業などが発達し、裕福なルクセンブルクには、フランスなど周辺国から自家用車で通勤する人が目立ち、首都の渋滞は極めて深刻。ベッテル首相率いる連立政権は10月の議会選で渋滞解消や環境対策を訴えてきた。

ちょっと妄想タイム

21世紀後半、公共交通機関の中でもまずは鉄道、その後に公共性の高い路線バスが無料化。そして最後にはカーシェアリングから全自動運転システムが全ての車に行き渡り、個人が車を所有する意味がなくなってくる。

もし21世紀中に主たる陸上の移動手段の全てが無料化になるとすると、人は何を思うのだろうか? 運転する喜び、楽しさは一部の富裕層の楽しみとなるかもしれない。

一般民衆は乗り物を運転するという楽しみ(権利)が政府の環境政策やエネルギー政策によって奪われる状況が起きるかもしれない。 

公共機関に乗る為にお金を支払うことが当たり前という文明から 公共機関は必要十分に提供され、且つ費用は無料。 但し、無料となる原資は国民からの税金。その名も『公共機関使用税』なるものが一律に徴収される世界が訪れる。

一方、現在においては当たり前のように許されている乗り物を運転する権利

  • 運転は免許制による許可
  • 所有する車やバイクには各種課税
  • 必要に応じた保険制度に加入

いろいろと制約があるが、それをクリアすればほぼ万人が運転を許されている。そして、動力源となるエネルギーは化石燃料 もしくは電気 いずれも使用者の個人支払となっている。

この当たり前のような常識が、将来的にはかわっていくかもしれない。

環境問題や安全問題、税金の諸問題から革命的な変動がおき、個人所有の個人運転が極めて趣向性の高い一部の富裕層しか楽しめない状況になる可能性はゼロではない。

つまり、個人で乗り物を所有し自分の意志で自由気ままに運転する楽しみは、未来においては趣向性が極度に高いという判断がされて、その権利を得る対価としては一般人では考えられないようなハードルを課されることになるのではないか?
総人口の数%の人しか払えないような『化石燃料使用特別税』が設定されて、裕福層をターゲットに徴収するという話しになるかもしれない。

いつども どこでも 好きな所にバイクや車を走らせれる現在は、今後も数百年と積み重ねられるであろう歴史の中では貴重な時間なのかもしれない。

さて、妄想タイムはそろそろ終わりとしましょう。

共に生きる

イグニッションON スタータースイッチON エンジン始動 サウンドと振動といういつのも儀式を次回はもう少し味わいながら心に刻むつもりである。

そしてバイクに乗れる時間は有限。
だから、体力温存と愛機のメンテナンス、そして楽しいツーリングを共に走るお仲間達の存在を有難く感じこれからも歳を重ねていきたいものである。

あっという間に一年が過ぎようとしている。今夜あたりから師走らしい寒さがもどってくる。皆さん風邪をひかないようお気を付けください。

私も来年からは、体力を取り戻すべく運動を始めようと思っている。




環境変化に備えよう!

ルクセンブルクの政府に対してはエールを送りたい。
環境問題の解決策とはいえ思い切った政策を取れる国は今後も生き残ることができるであろう。国であれ会社であれ、生き残れるのは変われる人達である。 

さて日本は変われるのでしょうか?


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