第一種衛生管理者の受験

業務命令 『国家資格を取得せよ!』



職業柄、考えて工夫して何かを生み出すことは、全く苦にならない私。
ところがその反動なのか? 暗記というのは滅法苦手なのです。

そんなある日、会社からの業務命令が出ました。
第一種衛生管理者の資格(国家資格)を取るべし!

社外教育機関に4日間の出張費や受講に関する費用を会社がサポートしてくれるというとても有難い話です。

但し、若い時から記憶力が必要な学科はまるでダメだったので、国家試験の受験を考えると、先が思いやられます。


そんな訳で4日間の教育が9月下旬~10月初旬、受験日が12月3日でした。
受験までに約2か月、計画的に行動できる猶予はありますね。
苦手意識がある暗記物ですが、1/3ぐらいは体の臓器の仕組みや化学物質に関する話です。

この分野なら動きや仕組みを理解すれば暗記できます。 少しだけ安心。 但し、法令関係は暗記が全て! 数字や特例事項は試験前の土日に詰め込むしかないな~ といういい加減な勉強プランしか立てずに約2か月放置でした。

(1)関係法令 17問
(2)労働衛生 17問
(3)労働生理 10問

各分野40%以上、全体で60%以上正解すれば合格ラインとのこと。

試験対策、さてどうする?

試験前の土日(12/1~12/2)をまるまる使って勉強しました。勉強といっても、とにかく延々と覚えるという行為なので集中力が1時間しか持ちません(笑)

言い訳すると、11月中の土日が晴天続きでバイクツーリング三昧でしたので、そっちの方に力を入れてまして、結局一夜漬け、二夜漬け勉強となりました。 焦りの中での勉強は精神的にも肉体的にも辛い状況でした。 自業自得なのでしかたありません...

好きなバイクメンテナンスなら3時間でも集中力が続くのに....この違いは何でしょうか?
過去問題集を一通りやって、間違った部分を教育で配布されたポイントを絞ったテキスト読んでの繰り返し。 精魂尽きましたよ。(50歳を超えた脳に短期暗記の修行は辛い)

受験当日の緊張感

試験日:平成30年12月3日
会場 :愛知県東海市
時間 :13:30~16:30

国家試験である第一種衛生管理者の国家試験を受検してきました。
試験場はピリピリした雰囲気。 若かりし頃? センター模試試験や大学受験本番のあの雰囲気が脳裏に蘇ります。

受験時間は3時間もあります。但し、設問自体は44問でマークシートの5択なので、早い人は1時間後から退席できます。 実際1時間後に1/3は退席し、 1.5時間後では2/3ぐらいは退席してました。

私は迷いに迷った問題が5~6問ありました。 マークシートを消しては塗り その行為を繰り返し約2時間もがき苦しみました。(ちょっとオーバーですかね)

手ごたえは?

全く自信なし。やはり法令、数字暗記がダメです。 落ちたな~って感触です。

出題3分野の後半は、そこそこできた感触があります。癌を含めた疾患と原因 臓器の仕組みはそれなりに理解しており何とかなりそうです。

思えば私が腎臓系を悪くしたり、腎盂腎炎になったり、めまい症になったり、顔面神経麻痺になったり、アレルギー性気管支肺アスペルギルス症で肺炎入院だったり、 強い薬を長期に飲んで副作用でヘロヘロだったり、慣れない仕事でストレスを感じたり、過去に家族を癌で亡くしたりと様々な経験をした時に、人体疾患についてとことん調べた過去が役に立ったということでしょうか?

受験申込はお任せ

受験に関する申込は会社が一括でやってくれました。とても助かりました。申し込みが完了すると、自宅に受験表が送付されてきます。 

その受験票を持って試験会場に行けば受験は可能です。
受験当日は受験票と顔を試験官が確認していたようです。会社で一括申し込みした際に顔写真も添付していたということでしょうか? 

実は受験票に写真がないので替え玉受験とかとうやって防止するんだろう?と思ってました。






運命の合否発表日

12月10日(月)の10時頃に中部安全衛生技術センターのHPを閲覧して、合否発表を確認してみました。 その結果は下記

◎第一種衛生管理者                      

  試験日:平成30年12月 3日     
  中部安全衛生技術センター
  0001   0002   0003   0004   0007
  0010   0011   0012   0015   0016
  0022   0024   0025   0026   0031
  0032   0033   0034   0040   0043
  0044   0045   0046   0051   0052
  0053   0057   0058   0059   0060
  0061   0062   0064   0066   0071
  0072   0073   0074   0075   0076
  0080   0081   0083   0086   0087
  0088   0089   0090   0093   0094
  0105   0106   0107   0108   0109
  0111   0113   0115   0116   0118
  0119   0120   0121   0123   0124
  0128   0136   0140   0142   0143
  0144   0147   0148   0149   0150
  0151   0154   0155   0156   0158
  0159   0160   0167   0168   0169
  0170   0171   0173   0174   0176
  0177   0178   0180   0181   0182
  0184   0185   0187   0188   0189
  0190   0191   0193   0195   0199
  0202   0203   0204   0205   0207
  0209   0211   0213   0215   0216
  0220   0221   0223   0224   0228
  0231   0232   0234   0236   0238
  0242   0243   0244   0246

たぶんギリギリセーフの点数で滑り込みだったと思います。
不合格だなとと思うぐらい関係法令分野の問題が出来なかったし、正解していると確信できる問題も少数でしたので...

正式合格通知

12月11日に出張先から帰宅するとハガキが届いてました。


免許試験合格通知書の文字が嬉しかったです。やっと実感がが湧いてきました。




都道府県労働局及び各労働基準監督署にある免許申請書に必要事項等を記入し、免許試験合格通知書と必要書類を添付のうえ免許申請をすると免許が交付されるらしいのですが、本日はここまでとします。

参考書類について

ちなみに、会社が負担して買ってくれて参考書2冊と問題集1冊(冒頭の写真)は全く使いませんでした。 社外教育4日間で配布されたポイントを絞ったテキストと過去問題集を使った反復勉強法で切り抜けました。 市販の本は分厚すぎて、これで勉強しなさいと言われていたら拒否反応を起こしていたでしょう。 

但し、これは私の反応であって志し高く自ら資格を取ろうという方には、ちゃんと役に立つ本であることを念のため言っておきます。

申請と免許書の発行

個人で必要書類を記載した後、免許証発光の申請は会社からまとめて行って頂けることになったので、会社の安全衛生関係を担当業務としている部署から一括して申請してもらいました。


2019年2月15日 追記

免許証が簡易書留で自宅に送付されてきました。







後は、実務に生かしていくことに力を注いでいきます。

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