ワイヤーハーネスの自作は楽しい! SRV250

HLRとBLCのハーネス作りは楽しいぞ



先日、構想案だけを紹介していた2つの部品
これらを愛機SRV250に組み込むには搭載場所の目途付けととワイヤーハーネス作りが大切となります。

なんせ、いろんなスイッチやランプ出力を制御開始やリセットのトリガーとするので、四方八方からハーネスを引き込んでくる必要があります。
(配線の詳細は上記のリンクから確認できます。)

まず搭載場所ですが、HLRはヘッドライトの裏側とするのが順当でしょう。BLCはハザードランプの信号を取り込んだり、ストップランプへ出力したりしますので。シート下が良いかなと考えました。

ヘッドライトの灯体部分を外すと裏側は、たぶんこんな感じです。



まだ少し詰め込んでも、文句は言われないでしょう(笑)

ワイヤーハーネスの部品を集めよう

ヤフーオークションで以前落札したハーネス一式から使える部分を切り出します。
以前,このハーネスを部品取りにつかってFUSE端子を増設したことがあります。
その時の状況はこちらです。



今回はヘッドライト関係やテールライト、ブレーキランプ、リアハザードランプ関係のハーネスを活用してHLRとBLCを装着するサブハーネスを作ることにしました。

必要な部分を躊躇せずに次々切断していきますよ~(笑)



ハーネスやリレー、コントローラーとバイクの大きさを予想しながら、一気に組み上げます。
一気にといいながら、4時間ぐらいかかりました。 休憩も入れるともっと掛かってまして、本日まるまる作業に使っての出来上がりです。 結構大変でしたが、好きな事なので楽しい気持ちの方が上回り、あっという間に一日が終わりました。


動作確認もできたので、早めにSRV250に組付けたいと思います。

ワイヤーハーネス作りの注意点

バイクを安全に走行するには走る、曲がる、止まるが最も大切です。その為にエンジンを含めた駆動系やブレーキ系、灯火系(電気系)を弄る場合は自己責任で深く仕組みを理解してから行うべきです。

その中でも古い車体をレストアする場合はワイヤーハーネス全てを自作する方もいます。これは古いワイヤーハーネスはどこかが断線しかかっていると、走行中に点火系の不具合でエンジン停止や、夜間走行時のライト全消灯状態となり走行上危険だからです。

今回のワイヤーハーネス作成で気を付けたことはを下記にまとめておきます。
  • ①標準ハーネスは切ったり貼ったりせず、新規にサブハーネスを作成して、標準ハーネスに割り込ませる。(不具合あればすぐに標準に戻せるように)
  • ②YAMAHA設計者の配線ノウハウも考慮して、充電系、点火系、ライト系でハーネスを分ける思想を継承。
  • ③GNDラインはヘッドランプのH4端子のGNDから接続する形とする。車両ボデーのGND接地で0Vを確保せず。(上記①②を踏まえて)
  • ④自作ハーネスは防水性が弱いので重要自作部品(リレー、コントローラ)は水の掛からない場所、且つサランラップでグルグル巻き(この方式は防水性が意外とあります。)
  • GND線と信号線はツイストしてノイズ低減させる。大電流ラインは最短となるようレイアウトする。
  • 耐熱性に強い電線がないので熱源から離す。エンジン近傍に設置しないレイアウトとする。
  • ヘッドライトからシート下まで引きまわすので、ハンドル周辺のハーネス屈曲される場所は強度を配慮して、信号線であっても太めの線を使う。(車両取り付け時の強度アップ策は別途実施)
などです。

重量アップは許容範囲?

SRV250は軽い車体で峠道など切り返しが得意なバイクです。
このサブワイヤーとシステム全体での重量アップは約232gです。
極端に重くなったりしないということで許容範囲と考えてます。



ワイヤーハーネスの定義

ネット検索結果(定義は下記)

電源供給や信号通信に用いられる複数の電線を束にして集合部品(ASSY)としたものである。
自動車の車内配線など、多くの電気配線を必要とする多様な機械装置で使われる。

ハーネスを工業製品として世の中に送り出しているメーカーとしては

  • 矢崎総業(非上場、同族経営ゆえ独自性あり)
  • 住友電装株式会社
  • 古河電気工業株式会社

が有名です。地味なワイヤーハーネスは地味な製品ですが、自動車やバイクには欠かせない部品です。たぶん素人が知らない貴重なノウハウが沢山あるのだと思います。


おまけ

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