グリップ専用の熱収縮チューブは買いだ!

500円のワンコインの付属品とはやっぱ違うよ



グリップヒーターキットに付いてきた熱収縮チューブ。
ヒーター部を覆って保護する目的は必要十分であり何の不満はありませんでした。

但し、表面がツルツルしている為バイクグローブ表面に滑り止め防止の策がないと、グリップを握っていても若干滑りが生じます。実は左側のグリップは滑りは気になりませんでした。


ところが右側のグリップを一定の開閉で固定した際に、いつもより意識して握っていないと少しづつ滑りが発生してスロットルが閉まって感じがします。

ちょっと気にしすぎかもしれませんが対策の為に滑りにくい熱収縮チューブに交換することにしました。

前回の記事はこちら
グリップヒータの装着(完結編)

熱収縮チューブの最適直径は?

ネットを調べるとグリップ保護用として表面にエンボス加工がされた、ちょっと洒落た模様もあしらわれた良さげな品がありました。

悩んだのは収縮前のチューブの径です。実際SRV250のグリップの直径の最大部はΦ40あります。そこでΦ40以上が必要となります。

購入する熱収縮チューブとしてΦ40のギリギリでいいのかΦ45がいいのかが判りません。ちなみに、グリップヒーターキットに付属されていたのはΦ43だったので同サイズを探しましたが見つかりませんでした。

Φ40で何とかなると思いポチリました。そして届いたのが茶封筒(下図)です。




クッション入りで丁寧な梱包です。いつもありがとうAmazonさん。

グリップ用なので表面に凹凸があります。これが滑らないおまじない?

それにしても、今回の購入品とグリップヒータキットがほぼ同じ値段とは....
中国製の恐るべし! まさに価格破壊大魔王ですな~


長さはドンピシャで200mmこれを半分に切って使います。ハサミで簡単に切れますよ!
サイズΦ40ではギリギリなのは想定済みです。

径の太い熱収縮チューブを選ぶと、収縮過程でチューブの厚みが増えてくるので出来上がった状態でのグリップ径がノーマルより大きくなります。

できるだけ厚みを抑えるには、グリップと同径+αでギリギリのサイズが良いと考えました。熱収縮チューブもグリップラバーも弾力があるので何とかなるでしょう。



ホントにギリギリだ!(ちょっと焦ってます。写真の右ハンドルグリップ&スイッチは手持ちのバックアップ品です。)



半分に切った長さ方向は10mmです。ちょうど良いです。(良かった良かった)
ちなみにヒートガンで熱を加えた収縮させた後は長さ方向は約2~3%短くなるということで
10cm→9.7~9.8cmとなるようです。



熱収縮チューブは平べったくなっているので一晩かけて円柱状に再矯正です。内部の型紙は卓上カレンダーを丸めてチューブを円形にもどす作戦を考えました。

この状態で一晩寝かせておきます。



一晩寝かせた結果....

殆ど効果なしでした。(残念)



交換作業

収縮チューブを切断

ハサミで切れ込みを入れて、チューブの端をつまみながら引き裂くように力を加えていきます。それにしても表面がつるつるして滑りやすいですな~



そして裂けめにカッターの鋭い刃を添えるようにして、チューブを裂くような力を加えると難なく、アッサリと切れていきます。


発熱フィルムの位置を微調整

グリップを握っていると一番冷たくなるのは指の先端ですよね。一方グリップヒーターの発熱体(フィルム状)の熱は付けてみて分かったのですが、中央が一番暖かいです。理屈で考えれば当たり前なのですが...最初に付けた時は気が付きませんでした。



熱収縮チューブを一旦取り外す機会など二度とないと思われるので、ついでにフィルムの位置を微調整します。

今回は冷たさを感じやすい指先に発熱フィルムの中央がくるように巻きます。そうすると手の平がバネルの切れ目になるので、ヒーターが手のひらにダイレクトに伝わらないので、熱すぎるという感覚も低減できそうです。



この位置が一番適切な巻き方だと思います。自分でDIYに挑戦する人は是非覚えておいて欲しい大切なポイントだと思います。



フィルムがもう少し長ければ、悩む必要もないかもしれませんね。


直径Φ40のギリギリサイズで入ったの?

結構苦労しましたよ。竹串とか使って何とか嵌めることができました。やっぱΦ43とかΦ45の熱収縮チューブがいいのかもしれません。



但し、もともと直径Φ40であれば、少し熱を加えるだけの収縮でグリップにフィットするので仕上げは楽でした。

熱収縮チューブは径方向は130℃の熱を与え続ければ、約50%の収縮率が得られるはずですが、家庭用のドライヤーであれば35%の収縮率まで低下するようです。

それでは完成の写真を載せておきますね!表面ツルツルの無機質な当初の物より、グリップらしい模様が満足度を上げてくれました。このザラついた模様のおかげで表面が滑ることもありません。



エンジン掛けずにグリップヒータの動作確認をしすぎたようです。バッテリーを充電しておくことにしました。 さあ! 後は走りに行くばかりですね~



このグリップ用の熱収縮チューブは釣り竿の柄やプラス(マイナス)ドライバーの柄にも使え滑り止めが効くのでお勧めできる品です。付けたい部分の直径に合わせて適切なサイズを選んで下さい。 

バイクの新車状態でこの熱収縮チューブを巻いて、表面が擦れてきたら新しいものに変更する使い方をすれば、純正のグリップがいつまでも新品状態に維持できるかもしれませんね!

  

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