利便性の先にあるもの
衝撃的な記事を見た。時事通信社のニュースだったがその見出しがこれ
>スマートキーの電波盗み解錠=車盗難「リレーアタック」-鍵管理に警戒を!
このニュースには大きな驚きを覚え、ニュースを見ながら思わず口がアングリと開いてしまった。
もともと利便性が目的として考えられ、セキュリティの面でも扉の外から物理的にアクセスできないような鍵構造、物理キーのように簡単には複製できないと考えられていたスマートキーとそこから発信される電波を、そのままコピーする装置があるというのだ。
微弱な電波が常に出る?
スマートキーから発生するするのは極めて微弱な電波なので、車に近づかないと反応しないという仕組みで本来セキュリティーが高いシステムと考えられていたが、これを電波ごと複製されれば打つ手なしということか?微弱電波はスマートキー近傍周辺では拾うことは可能。 高級車から離れたユーザーが、例えばカフェなどで無造作にキーをテーブルなどに置いておく。
そんなシーンはよくあることだ。そのスマートキーをターゲットとして近くのテーブルに座った悪意をもった人が特殊な機器を使う。
そして、もう一人の仲間を車の近くで待機させ、その仲間が持つ機器まで電波を中継させる。
車の近くで受信した電波をドア近くで発信すればドアは簡単に開くし、エンジン始動もできてしまうらしい。
映画のシーンと同じ
映画の007を思わせるハイテクを使った新たな手口である。この特殊機器の出所は多分に漏れず中国製のようだ。日本よりも先に欧米を中心に被害が拡大しているとのこと。 欧米ではスマートキーの到達範囲も広く、国内仕様よりも電波強度が強いのかもしれない。
もし、こんな特殊装置が日本橋、秋葉原、その他の電気関係の卸問屋等で手に入るようになれば我々の財産や安全が脅かされること間違いなし。
この特殊装置が絶対に国内に流通しないよう(拳銃の取り締まり同様の厳しい)規制を当局にお願いしたいものだ。
玄関近傍のスマートキーは危険
一般家庭では玄関ドアを開けて下駄箱の上に鍵の置き場があったりするが、玄関外からも微弱電波を盗まれコピーされれば、愛車は無防備状態。 ドアの鍵穴を壊したり、キーシリンダーを分解しなくともものの数秒で盗難が可能だと考えるだけで怖い。玄関そのものが、スマートキー化された分譲マンションや賃貸マンションも最近ではポピュラーになってきている。
街の居酒屋で楽しく飲んでいる最中に、こっそり玄関用スマートキーの電波が複製されて、玄関から堂々と泥棒が入る状況は想像したくない。
こんなニュースに出くわすと、昔ながらの物理キーも案外捨てたものではないと思うのは自分だけだろうか?。
電子マネーや電子キー、スマートキー 保管には最新の注意をすべきてあると感じた今日この頃であった。
バイクとスマートキー
高級バイクはモデルチェンジ毎にスマートキーが採用されつつあるが、セキュリティレベルが気になるところである。高級バイクは特に盗難のターゲットになり易いので注意が必要ですね。
小型バイクであってもスマートキー化は進んでいますので他人事ではなくなるかもしれません。
- スーパーカブ125
- PCX/PCX150(18YM)
- フォルツァ(18YM)
- X-ADV
- マジェスティ
- NVX125
- TMAX530
- XMAX
- C400X
などなど、採用車種は増えています。
皆さん!お気をつけて。
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