ライダーの確定拠出年金

タイミングが全てを決める



ツーリングに出かけるとストレートとコーナーが連続する道に出会う。
こういった道(クネクネ道?)を走るのは楽しい。

ストレートは見通しが良い。誰でも安全か危険かを予測するのは比較的容易である。

コーナーは危険、特にRのキツイ道や、異なったRが繋がるようなコーナーは要注意である。

またシケインのような右や左に切替しが必要な道では、スピードオーバー気味の進入は体重移動を伴なわないハンドル操作だけで切り返すのはお勧めはできない。

ということで、確実な減速、リーン、シフトチェンジ、スロットル開(ハイパワー車は全開禁止)といった一連の操作をコーナリングで決まった時は、気持ちが一段と高揚する。


但し、常に考えなければならないのは常識を踏まえた安全な運転である。
正しい判断と、タイミングを逸しないブレーキと、スロットルONがあなたの生命や資産を守るのである。

ストレートでは法定速度踏まえた安全運転、コーナー手前では確実なブレーキング、コーナー中は安定した姿勢をキープしつつ後輪には適度な駆動を与え五感全てで路面を感じて走って欲しい。

体中のセンサーを研ぎ澄まし、脳で判断し手足の微妙な動きでマシンをコントロールする。これがバイクとライダーの正しい関係ということなのだろうか?

なんかカッコつけた文章を書いてしまったけど、本日のお題は少しバイクも話題から離れます。

ライダーの確定拠出年金


勤め先において確定拠出年金精度が導入されたのが2011年10月頃だった。
NISSAYという保険会社を窓口とし、一定額を毎月出資し各自で選んだ商品で運用していく。

その運用原資は本来会社が運用して退職金として定年時に渡す予定だったお金であるとのこと。つまり、個人責任で自分の老後資金を運用する仕組みが導入されたわけである。

2011年末といえば、さまざまな経済要因が重なり世界経済はそれまの回復傾向に陰りが見え始めた時である。先進国、新興国の双方の成長速度が鈍化しつつあり、財政、金融の安定性への懸念が増していた。

2011年6月以降、欧州(ユーロ圏)はギリシャのデフォルト懸念が収束しない。
イタリアやスペインにまで経済破綻の懸念も拡大した。

アメリカ連邦政府の債務上限引上げを巡る政治的対立もあった。
デフォルトという言葉を知ったのもこのころだった。 

2011年夏以降は世界同時株安と国債価格の下落がダブルパンチ。 為替市場は安定せず乱高下。世界的な金融市場は混乱し続けた。2011年末はアナリストは誰もが見通しは暗い。企業は下方修正と暗い話題が相次いだ。

新興国においては自国の金融引締めと欧州債務問題が重なり経済成長は急減速し市場の成長に急ブレーキとなった。

予測とコントロール

バイクをコントロールするライダーに例えるとどうなうだろうか? 

  • ゆったり曲がれるコーナーだと油断しているといきなり砂が路面にあった。
  • 幅広の道だと思っていたら対向車が膨らんで来て、ニアミスしそうになった。


こんな危ない思いをしない為には、ゆとり運転が重要だ。 かもしれない運転も大いに有効。
もちろん自らの五感(センサー)をフル活用して路面や周囲の状況把握を間違うことなく適切なタイミングで認識し進み続けることが重要ということになる。 

五感で感じるべきことは危険予知と安全判断のタイミング!
安全と分かればスロットルを開けることはむしろコーナリング姿勢を安定させてくれる。

資金運用

2011年という難しい時期に確定拠出年金の運用先を決める必要があり結構悩んだ。
長い年月で運用する商品だけにリスク分散投資が一般的な選択肢。

しかし、自分は新興国の成長性に期待を寄せた。。そう新興国の株式一点買い
その判断となったのは、自分で家電、アパレル、情報機器、自動車分野の成長性を調べたり、学生時代の友人が海外拠点で働いており、年に数回の飲み会でその状況を聞く機会があり判断をしたことを覚えている。


当時の新興国は一時的に元気がないだけで、必ず復活すると考えた。
平均年齢が低く、毎年生活レベルが上がる。それを感じながら大人になっていく子供達。

働けば働くほど賃金が上がっていく。そんな経験を現在進行形で体感している若者達があふれる新興国のエネルギーを信じてみたいと思ったのだった。

結果論になってしまうが、それはそれで良い判断だった。実は今迄の平均運用率は目標の10%を超えている。

危ないコーナー前では確実に減速し現金化。そして見通しが良いストレートではフル?スロットルで基本的な状況判断をしながら、都度リスクオンとリスクオフを切り替えて着実にに運転してきた。

現在に至っては、ほぼ安全側での走行オンリーとなっていたが10月頃から若干スロットルを開け始めた。

これがやや早かったのである。 スロットル開けすぎはテールが流れてガードレールへ一直線という悲しい結果になってしまいそうだ。

そろそろスロットオフ(リスクオフ)の時期かもしれない...

運用実績と72(ナニ)の法則

平均すると年10%は超えている。
72の法則からすると10%をずっと維持できれば
72÷10=7.2年で資産が2倍ということになる。

72法則とは72を運用利率で割ると、資産が2倍になる年数が判るというよく知られた法則。

ちなみに1%を下回るようなお利息(例えば0.72%)で運用すると、72/0.72=100年! つまり、貯金が2倍になるのに100年掛かる。殆どの人は寿命を迎えてこの世にいない...
それではちょっと悲しいので、リスク商品での運用を考えざるえない。

但し、全額投入は御法度は言うまでもありません。 リスク商品は一定の割合で抑えることが重要なのです。
[道路上に砂や落ち葉、水、油 コーナーの先には何があるか分かりませんので...]

確定拠出年金分の運用成績

(縦軸は都合により消させてもらいます)



ここ最近は歳のせいか? バイクの挙動を受け止めるセンサーが弱まったか?
判断が遅かったようだ。ブレーキングが遅れて安全なコーナリングラインを描こうとしてもアンダーステアで曲がりきれなくなる可能性が出てきた。

現在所有する安全元本保証型とリスクオンの株式商品のバランスを少し見直しする必要がありそうだ。 もしかすると今後の大きなリスクに対して直撃を受ける可能性がある。

下記の通り、コーナリング半ばで余裕度が無くなっている。
すべてがマイナス側に舵を切り始めているのだ。

(評価額は都合により消させてもらいます)



一旦元本保証へ移動でオールリセットがいいのだろうか?
ならば、ついでに毎月の拠出割合も少し見直しすることにしよう。


なんだがまとまりのない文章となってしまった。

要は自分の考えで、スロットル開閉、ブレーキ、シフトチェンジ、ハンドル操作を考えて、タイミング良く適切に操作することが大切というお話である。

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