AliExpressで初めてのお買い物
この記事は2月3日に書いたものです。実物が届いたので電圧電流特性と動作確認をしてリライトしました。(2月24日)
更にルネッサに実装したた内容を追加してリライトしました。(3月7日)
ブログの下の方に取り付け記事が追加されてます。
AliExpressを御存じでしょうか? アリエクでしょ! そんなの知ってるよ~ という方も多いとは思いますが、ブロブ主がアリエクを知ったのは数か月前のことです。AliExpressは中国のアリババグループに属する通販会社です。
amazonの中国版というと乱暴すぎる説明だと怒られそうですが、製造者⇒卸業者⇒エンドユーザー(消費者)への購入&物流システムを提供する企業体ですね~
中国で作られる様々な品を中間コストを極力削減して通販する会社なので、掘り出し物が結構見つかります。ブランド品を買う際は本物か偽物なのかはしっかり見極めてユーザーが納得したうえで購入することがあります。
さて、所有バイクが増えてくると一点集中で一台のバイクにあれこれ備品を付けることが(お小遣いの範疇では)難しくなってきます。
仮にバイクを1台しか所有してなければ、安心安全で使い勝手の良いamazonでバイクの備品を購入すれば事足りますが、少しでもお安く買いたいということで海外格安サイトのAliExpressに手を出してしまいました。(笑)
ネットでいろいろ調べると決済サービスが不安とか、物が来なかったとかいう話も少なかったので今回はグリップヒーターを購入してみることにします。 購入した品は下記です。
登録は至って簡単!
AliExpressのページで最初にアカウントを登録してログオンできるようにしました。すると321円のクーポン券を貰うことができました。
その後、怖い物見たさに一番安いグリップヒーターを探してみます。
その品はこちらです。(←AliExpressのページが開きます)
価格は送料込みで996円です。 驚きの価格としか言いようがありませんね~ 日本でこの値段では電熱なしの普通のグリップしか買うことができません。(笑)
そしてアカウント登録した時に発行されたクーポンを使って割引額321円で更にお安く!
『こんなに安くグリップヒーターが購入できるんですよ!お客さーん』 思わずベタなフレーズを口走ってしまいそうです。
物が届くまでに1ヵ月位はかかりますが、機能的にちゃんと使える物だとすると価格破壊としか言いようがありません。(笑)
物が届いたら(届かないかもしれないけど)、単品性能とバイクへのフィッテング作業をこのページを更新しながら紹介したいと思います。
詳細仕様
機械翻訳なので一部意味不明な文章となってますがお許しを!
>12V電圧、22mmハンドル内径、ほとんどのオートバイに適合。>高と低ギアスイッチ、とハンドル温度調整することができ (50 ℃-70 ℃ 調節可能)。
>ダブルスロットルケーブルバックル、広い設置範囲。
>密封することができるとすることができ移植されたデザイン、外は影響しませんインストールへのハンドルのハンドルにブロック、光のみと他の装飾アクセサリー、より美しいとより便利。
>材料: ニトリルゴム
>色: 黒
>左ハンドルの長さ: 143*36ミリメートル
>右ハンドルの長さ: 127*36ミリメートル
>電源温度: 50-70℃ (調節可能)
>電源: 12W-24W
>入力電圧: 12V
>内径: 22mm/0.86inch
>設置範囲: オートバイハンドルの内径22mm
>重量: 236g
>材料: ニトリルゴム
>色: 黒
>左ハンドルの長さ: 143*36ミリメートル
>右ハンドルの長さ: 127*36ミリメートル
>電源温度: 50-70℃ (調節可能)
>電源: 12W-24W
>入力電圧: 12V
>内径: 22mm/0.86inch
>設置範囲: オートバイハンドルの内径22mm
>重量: 236g
実装前レビュー
注文してから3週間と数日でグリップヒータが届きました。プチプチに包まれた簡易梱包でしたが、ケースに入った品は送料込みで996円とは思えないクオリティです。
左グリップに一体化されたスイッチはONとOFFのポジションの途中に3ポジション選べます。つまり温度調節が可能で、低温⇒中温⇒高温⇒激熱? に設定できます。
ちなみに日本語は一切書いてありません。中国語に英語が併記されているのみ。但し、図解の入った取り扱い説明が箱裏にありました。
これ見ながら十分取付は可能です。そもそも配線は赤と黒の2本しかありません。ここにバッテリー電圧12Vが印加されるように接続するだけです。
四角い樹脂で封印された黒い角箱は電力をDuty制御する為のコントローラーです。(防水性はありそう)
外観が立派でも性能がダメという話かもしれません。早速、データを測定してみました。スイッチポジション毎の電流と電圧から電力を求めます。
但し、グリップ1個当たりは計算した電力の1/2となります。グリップは左右2個あるので半分です。激熱モードは片側で約17Wもありますね~
両側で約34Wという実測結果はパッケージ箱の側面に表示されていたDC12V、35Wとおおよそ一致します。
ポジション1~3はPWM制御で電源電圧を高い周波数でON-OFFしているため、コントローラー(黒い箱)から僅かに『ジー♪』っと音が聞こえます。ポジション4は音は聞こえません。理由としてはDuty100%(常時ON)なのでPWM制御していないのでしょう。(推定)
スイッチは+と-表示があって、+側にスイッチを移動させると温度が高くなっていきます。
AliExpressの商品説明の写真ではHとOFF表示でしたが、この安さなので文句は言いません。
後は耐久性に問題なければ、この中華製のグリップヒータは迷わず買い!と言えるでしょう!
ちなみに、amazonでも同一品(たぶん)を扱ってます。こちらは1600~2000円という値がついてます。
amazonで購入した方のレビューが多数載ってます・事前に取り付け時の注意や弱い部分(断線しやすい部分)の対策方法を理解してから取り付けたいと思います。
ルネッサへグリップヒーター装着
前日の夜にグリップヒーターに必要な配線やユーズ関係を準備します。半導体リレー又はメカリレーを追加して、テールランプから信号取ってバッテリー電圧をライトケース内部まで引き込む線です。
この類の配線は素人の方でも材料と半田付けできる道具があれば何とか作れるものです。
類似の作業を知りたいかたはこちらをぞうぞ!
その他、おもちゃ?が写真に写ってますが後述しますね!
一連のの作業はこちら裏側からメスターミナルを差し込むとカチッとロックしてターミナルが固定されますので、その後は表側からFUSEを挿してもターミナルが抜けることはありません。
シリコンスプレー万能です!(笑) 但し、接点周りに吹くのは止めましょう!導通不良が怖い...
にゅるっと抜けました。
取付け完了
プラスとマイナスの線をはんだ付けして出来上がり。
分解も復元も簡単にできる作りやすい製品設計が徹底された品です。さてどこに実装する。ヘッドライトケース裏にあるこのデカい穴。デカすぎてカッコ悪い!
右グリップ取り外し
こちらもワイヤーホルダーをネジ2本緩めれば、簡単に取り外し可能です。ついでにワイヤーに注油
さっと復元して出来上がりと思いきや、硬くて全く回りません。測定するとなんと!ホルダー部26.5mmに対して..
グリップヒーターの嵌合部分は27.2mmとデカい! これではクリアランスがないので回らないはず!
干渉する部分を円周にそってヤスリで削りますよ! 安い中華製だからこの一手間、二手間は仕方ないか~(笑)綺麗に仕上げて潤滑の意味も込めてシリコンスプレー吹いときます。
組み付けると無事にスムーズな動きになりました。内心ヒヤヒヤしながらの作業となりました。スロットル関係は大事な部分です。
もしスロットル戻らないとクラッチ切った瞬間にエンジンが高回転で回り続けたりして大変危険です。
上手く収まりましたね~ 送料込みで約1000円とは思えない(笑)
今回難儀したヤスリで削った部分の寸法は業界標準寸法とかあるのでしょうか?
もし、ご存知の方がいましたら教えて頂ければ幸いです。
グリップヒーターのコントローラ、配線一式をヘッドライトケース裏の左右にある穴からケース内に引き込みます。
全て引き込み完了です。 先に引き込んであった電源線と接続してグリップヒーターの結線は出来上がりました。
グリップを回した時に電熱線が引っ張られると断線します。付属のステーで十分に電熱線にたるみを持たせてください。
温度測定
まずはポジション1:低温での動作確認です。約23℃ これでも素手で触れば十分温かいです。グローブをするとなんとなく暖かい感覚ですかね~
次にポジション2:中温時の温度を測ると34℃です。これならグローブを付けた状態でも暖かです。ポジション3:高温は飛ばして、一気にポジション4:激熱モードにします。するとなんとあっという間に60℃に迫る温度にみるみる上がります。
高温過ぎて壊れそうな気がしてすぐにスイッチOFFにしました。(笑)
環境温度1~2℃で高速道路を時速100kmで走行する際は、風でグリップやハンドル周辺が冷えるので激熱モードを使うかもしれませんが、仮にハンドルガードあれば激熱モードを使うことはないと思います。
おまけ
寒いのが苦手なのでバッテリー電圧の半分相当の電圧が出る出力端子も設置(USB端子を流用)
電源電圧をDuty50%で出力させてます。
この電源(USB端子を流用)をヒートインソールに繋げて靴の中に敷けば、極寒ツーリングでも足湯に入ったような温かさで体中がポカポカです。詳細はこちら
そしてなんちゃって工作は続きます。スマホを常時運用してツーリングするので100円ショップで購入したパーツを使います。
分解も復元も簡単にできる作りやすい製品設計が徹底された品です。
ならば埋めてしまえ! エイヤー 『え? 実装するところってソコ!?』
雨が降らなきゃこれでもいいでしょ! 試走してみたけどちゃんどスマホが充電できたし、固定もしっかりして脱落しそうにない(笑) 案外これでいいのかもしれん。
防水タイプも買ったんだけど中華の国から送られてくるまでに時間掛かってます。(爆) 以前にamazonで購入した品はこちら!
同一品をAliExpressで探したけどamazonと数十円安いだけでした。amazonで購入しても中華の国から送られてくるのでどちらも待ち時間は約3週間ぐらいかな?
最後に一言
このグリップヒーターは耐久性があれば絶対に買いだと思います。ヤスリで削ったりしましたがもし耐久性があればリピートしたい品です。最近は円安方向に動いているので今の内に買った方が良いのだろうか?
中華の国だから円と元のレートをウォッチすればいいのかな~ カード決済ならドル建てだから関係ないのか? 不思議な国のAliExprss これからも面白い品を発掘してみたいね!
3月8日 追記
ガマンできずに追加発注しちゃいました(笑)
3月22日 追記
物が到着しました。1つ目の発注より少し値上がりして1041円(送料込み)となってました。
初期不良ないかの確認しましたが正常に動作することを確認できました。
時間を見つけてSRV250の既存のグリップヒータと交換しようと思います。
でも、もう春近しですから、10月頃の作業になるかもしれません。
でも、もう春近しですから、10月頃の作業になるかもしれません。
2021年9月2日追記
取扱い説明書とかないので気づきませんでしたが、くーたさんのブログを読んで新たなことが分かったので追記します。
前述のサイズオーバーでヤスリで削った部分はリング状の取り外し可能なパーツとなっていました。
リング状のパーツを一旦外して、付けることでスロットルワイヤーとグリップヒーターの電源線の引き出し位置の相対位置を調整できます。
この調整機能があるのでバイクに合わせて電源線の位置をグリップの上側に持ってきたり、下側にもってきたりと微調整できるのはいいですね~
但し、サイズオーバーで当たる部分をヤスリで削るとロック機能が弱まったり、リング状のパーツを嵌めた際に薄い部分が割れるという可能性もあります。
注意事項
- ヤスリで樹脂部分を削り過ぎないこと。嵌めた時に強度不足発生
- 強度が不足すると引っ張ったときにリング状パーツが取れてしまう。外れてしまう。
- 取れないようにリング状パーツの位置決め(電源線の取り出し角度決定)後にパーツを接着するのが良いと思われる。
嵌合強度不足のまま走行中に強くグリップを外側に引っ張ると、リング状パーツとグリップ本体が取れる可能性有り。これ非常に危険です。(怖)
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