足湯の気分を味わえるヒートインソール
前回のレビューでは、思ったほど温かさは感じず、寒くない程度というお話をしました。今回はバッテリーから直接電源をとって、MAX.HEATモードと適温モードの2段階調整ができるようにに改造し最強寒波の中を走ってきましたのでレビュー②としてお伝えします。
結論から言いますと、快適過ぎて幸せな気分で全く寒さを感じませんでした。
今回作ったサブハーネスとDuty50%出力電源部のおかげで、足の裏はまるで足湯に使っているかのように暖ったかポカポカでした。
バイクのタンク横にスイッチを出してMAX.HEATモードと適温モードの2段階調整を切り替えます。
靴が冷え切った状態でもMAX.HEATモードにすると一気に温度が上がります。(笑)
そして1秒もしない間にDuty50%出力(バッテリー電圧の半分相当)にすれば、足湯状態がずっと続きます。 温かいを超えて少し足の裏が汗ばむ感じです。(笑)
今日は試運転なのでUSBコネクタの位置やスイッチの位置は仮組みということでご勘弁を!
後日収まりの良さそうな場所にスイッチとコネクタを取り付けます。
サブハーネスの回路図はシンプルです。このサブハーネスの先端にUSBメスコネクタを取り付けて、ヒートインソールを接続する構想です。
走行時はバッテリー電源が14VになっているのでDuty50%なら7V相当ですね。ダイオードの順方向電圧ドロップ0.7Vなので6.3V相当とすると、5Vに対して発熱量は1.59倍です。
計算式:(6.3/5)^2=1.59
バッテリー直結でヒューズを噛ませて作りました。配線図のUSBメスコネクタから上の部分がサブハーネスとなります。 USBオスコネクタから下は製品(ヒートインソール)の既製コードです。
これが結構細いのが残念ですね~
作動OFFのスイッチが無いじゃないか? と思われるかもしれませんが、使わないときはUSBコネクタを抜くというコンセプトなので困ることはありません。
電源を根こそぎ改善
サブハーネスはこんな感じで製作しました。MAX.HEATモードに切り替えるスイッチ(ソールの上にある金属ブラケットがついたスイッチ)に見覚えがある方は、当ブログの定期的な読者さまかもしれません。
そうそう! グリップヒーター購入時に付いてきたスイッチです。
使うことを見送ったスイッチですが、ここにきて出番がやってきました。(笑)
どんな極寒の地にいようとも、44℃ぐらいの足湯に使っていると体がポカポカして寒さを感じませんよね。 今日のソロツーリング(2時間ぐらい)は全く寒さを感じないどころか、走っていて気持ちいいぐらいでした。
使用上の注意
USBコネクタ:メス端子の電極4本(今回は電源線の2本を使用)は板バネ形状になってます。
一方ヒートインソール側のオスコネクタ側は特にバネ構造はありません。従ってメス側の電極のバネ力だけで接触を確保しています。バイクの振動が嵌合している2つの電極間(オス、メス)に加わるとバネの接圧が弱いので接触抵抗が増えてきます。(フレッチング摩耗)
長時間に及ぶ振動がUSBコネクタのオス、メス間で発生すると発熱が懸念されます。
中国製の格安商品だから1シーズン使い切りなら気にしなくてもいいかもしれませんが、もし長く大事に使いたい場合は、USBコネクタを嵌合後は樹脂部分も含めて、テープ等で1重巻でいいので固定して端子の接触部分で摺動が発生しないよう配慮しましよう。
管理人のようにバッテリー直結SWとかで12Vを加えるような、クレイジーな使い方をする人は端子部の発熱でバネ部分が弱まり、十分な接圧が確保できず更に発熱が増大するという悪循環に陥り、端子がお亡くなりになります。
お亡くなりになるのは+端子側が多いです。というのは-端子側は金属のハウジングと繋がっていて放熱性が有利で温度上昇が+端子ほどありません。 よって、バネ力低下が防げています。
もしもの時に備えてUSBメス端子を多めに買っておき、壊れたら交換でもいいですが、極寒ツーリング時に壊れて寒い思いをするのは避けたいですね!
家計に無理なく防寒グッズを揃えよう
ヒートインソールは標準的な使い方でUSBの5V運用するなら5V出力の若干プラス側に電圧調整された5.4Vとか出る電源で配線を極力短く太くすれば、そのままでも温かさを感じることができると考えます。但し、冷え切った足を急速に温めるには少しパワーが足りません。
USB端子のままで6.3V以上の電圧を得られる電源を自作できれば、このヒートインソールは極寒の地でも強力な快適アイテムになること間違いなし!
自信をもって断言できます。
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