SRV250の楽しさの秘密

バイクの走りを科学的に分析

本記事は2019年6月に書いたものです。
凄いサブタイトルですが私ごときが分析できるはずもなく、サスペンションのことや専門的な機構のことは他力本願なところがあります。

今日は走りに出かけなかったので、自宅のパソコンでSRV250をキーワードにネットサーフィン(しょっと古い言葉かも?)していました。

すると、我が愛機のSRV250を科学的な観点から分析した方が居たので紹介させて頂きたいと思います。

車体を面で捉えてパタッ パタッと倒すと綺麗に曲がってくれる優等生。
そのSRV250
を車軸 軸間(軸感)というキーワードで分析されている方のブログを見つけたので紹介させて頂きます。

サスペンションのOHや修理、チューニングや改造等を手掛ける:セイクレッドグランドというショップのブログです。(クリックするとページが開きます)
セイクレッドグランドさんはYoutubeでサスペンションに関する情報発信を動画でも積極的に配信しており、私自身も食い入るように見ております。

但し、サスペンションに関して私が無知であるが故に、動画で紹介して頂ける科学的、論理的な話に付いていくのに四苦八苦しています。(笑)

動画の内容は多岐に渡っているので凄く楽しめるチャンネルです。サスペンションの仕組み等に興味あるかたは是非ご覧ください。私自身もチャンネル登録して定期的に見ています!

セイクレッドグランドさんのYoutubeチャンネルはこちら(←是非ご覧ください)

楽しさの秘密

日頃からSRV250に乗って山や海や泥道(?)に向かって走る私ですが、とにかくこのバイクは走らせていて楽しいのです。

低速トルクは250ccとは思えないほどあり、粘ります。エンストは殆ど経験がありません。そしてゆっくりドコドコ走るのも良し。高回転でまわせば振動がスーと消えてパワーがモリモリと出てきます。 クネクネが楽しいのもこの辺りに秘密があるようです。

上記で紹介した①②を読むと、なんとなくですがその秘密がわかったような気がします。

複雑に絡むコーナーが続く道が上手く曲がれた時ことを振り返ると、SRV250のタイヤの細さと18インチタイヤの組み合わされた意味。

ほどほどのフレームの剛性感、5000rpm以上をキープした時のエンジンレスポンスの心地よさ。
エンジン出力27psを使い切ってコーナーを走り切った時の満足感。

全てわかったような気がします。(少し言い過ぎですかね~)



バイクに搭載される全てのパーツのバランスが極めて高次元で融合しており、ほどほどの領域ではライダーのコントロール下のもと軽い車体を振り回せるということなのかな~ と理解し始めました。

SRV250やルネッサに乗っている方なら、バイクの挙動のあんな場面のことを言っているのかな~と判ってもらえると思います。

ますます大切にして今後も維持していきたいバイクだな~って思いました。
ネイキッドバイクで林道やフラットダートを走ったりするのはもう止めないと....

⇒2021年3月現在 誓いを破ってSRV250はSRB250となりつつあります。(SRVゴメンよ~)

エンジン特性が素晴らしい

乗ったことある人なら分かりますよね! SRV250、ルネッサともエンジン特性が素敵なんです。低速トルクがあることで知られたV-TWINエンジン。その中でもSRV250は低回転で最大トルクが得られるので乗り易さは折り紙付き。低速、低回転でもエンストする気配は全くありません。

6000~7500rpmをキープして走ると、楽しすぎて脳汁出まくりな理由もTwitterで見たグラフから納得です。他車の250ccとは明らかに乗り味が違う理由が良く分かりました。

ツイッターで紹介されていた内容も読むとワクワクしてしまいますね~
(写真は引用しています)
Twitterのつぶやき内容
『走りの作り込みも徹底してまして、舗装林道ならほぼ敵無しでした』

分かる気がする...(笑)

SRV250の整備要点

エンジンが久しぶりに始動したが、アイドリングが不安定な状況に遭遇したら...
  • パイロットスクリュー(P・S)調整
    • 1番エンジン:P・Sを全締めで安定。
    • 2番エンジン:P・Sを半分戻しで安定、緩めすぎるとプラグがかぶる。
    • 原因:混合ガスが濃すぎる。ジェット類の詰まりやスロットルバルブの入れ間違い、ニードルクリップの設定ミス、P・SのOリング欠落の可能性。
  • 対処
    • ジェット類(メイン、パイロット、エアージェット)と通路の再点検。
    • スロットルバルブ、ニードルクリップ、ワッシャの確認。
    • 燃料ポンプの作動確認、片肺テストでキャブ問題の特定。
キャブレター関連
  • 症状
    • アイドリング不良(4000rpmまで上昇、オーバーヒート気味)。
    • 走行時は快調だが、低速時にガスが薄い(ジーゼリング発生)。
  • 原因
    • エアー吸い込み(マニホールドやホースの亀裂、締め付け不良)。
    • スタータープランジャーの戻り不良、ジェット類の詰まり。
    • キャブレタージョイントホースの劣化や締め付け不良。
  • 対処
    • マニホールド、燃料ホース、バンドの点検・交換(純正ホース使用)。
    • キャブの通路清掃(フューエルライン使用推奨)。
    • 標準ジェット設定に戻す(メイン#97.5、パイロット#15など)。
オーバーフロー問題
  • 症状:エンジン内部に燃料が溜まり不動。
  • 原因
    • フロートバルブのOリング不良、油面調整ミス、ベロの摩耗。
    • 燃料コックの腐食や負圧コックの不具合。
  • 対処
    • フロートバルブとベロの点検・交換、油面調整(微妙な調整は新品交換)。
    • 燃料コックとホースの点検・交換(純正推奨)。
    • 負圧コックのスプリングはテンション調整禁止。
電気系統と点火時期
  • 症状:プラグがかぶる、点火しない。
  • 原因
    • プラグの湿り、CDI、IGコイル、ピックアップコイル不良。
    • 半月キー(ウッドラフキー)の破断による点火時期ずれ。
  • 対処
    • プラグ交換、火花確認(青い火花で点火系正常)。
    • サイレンサー内のガス除去、ピストン内のガス排出。
    • 半月キーの点検・交換(破断時は規定トルクで締め直し)。
    • ピックアップコイルの抵抗値確認(192~288Ω)。
バルブタイミングとカムシャフト
  • 症状:バルブタイミングの狂いが疑われる。
  • 対処
    • カムシャフトの摩耗確認、必要なら交換。
    • バルブクリアランス調整(吸気0.08~0.12mm、排気0.10~0.14mm)。
    • タイミング調整は専門知識が必要、素人は触らず新品交換。
その他
  • エンジンオイル:オーバーフロー後はオイル交換(ガス混入で薄まる可能性)。
  • 安全スイッチ:キルSW、クラッチSW、サイドスタンドSW等の不良確認。
  • カーボン堆積:ピストンにカーボンが溜まると圧縮異常。ヤマハの添加剤使用推奨。
  • 中古車両の注意:整備履歴不明の場合、クランクシャフトやローターの点検を徹底。
重要ポイント
  • キャブ、燃料ライン、点火系の徹底点検。

2 件のコメント :

  1. ブログを紹介くださり、ありがとうございます。

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    1. セイクレッドグランド様
      返信が遅くなり申し訳けありませんでした。Twitterの方でもお話したようにバイク固有の味付けやその基になっている事象を科学的に分析されたブログに出会えたので、当方のブログで紹介させて頂きました。 

      本来なら事前に御連絡差し上げ後に掲載すべきとは思いましたが、セイクレッドグランド様の『軸感』というキーワードに感銘を受け、そういうことだったのか...と紹介させて頂いた次第です。

      コメント頂き本当にありがとうございました。

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