無計画なメンテナンスは誰のせい? XR250

タイヤ交換はお手のもの?

今までにタイヤ交換は4~5回ほどやってます。最初のタイヤ交換は力任せに無理なやり方をしていたので汗だくで背筋まで痛くなったことを覚えています。

そんなタイヤ交換も経験回数を増すと共に、今では苦も無くやれる自信がつきました。自分でも驚いている今日この頃です。

今日はバイク弄りは、そのタイヤ交換。楽勝ののはずでした。やることはシンプルです。

クラックの入ったXR250のリムを使い続けることが不安だったので、リアホイールの中古品を手に入れたことは過去のブログで紹介済み。

今回はその中古品にSHINKOタイヤ(SR241)を嵌めかえるだけの簡単安全作業です。

過去の経験からすれば2時間も掛かりません。それなら8:30作業開始⇒10:30作業終了とトントン拍子に進むはず。その後、試走を兼ねて山方面に走りにいける。

6時起床で朝食を食べながらプランニングしていました。但し、このプランは大きく崩れていくのでした。私が欲張ったりした為に...

リアタイヤの取り外し

過去に何度もやっているリアタイヤの取り外し。簡単ですシャフト抜いてタイヤを取り外しするだけ。その後チューブの空気抜いてSHINKO(SR241)をリムから取り出します。
普通にタイヤレバー3本使ってタイヤ取り外しました。
クラックの入ったリムはスポークも錆び錆びです。クラックなしの中古ホイールはスポークを塗装でお化粧してますので遠目ではいい感じかな(笑)

ついでにビードストッパー取り付け用穴を封するゴム栓も移植しておきましょう。
ビードストッパーは組みませんが、中古ホールはそれように穴が空いていたので、水が入るの防ぐ為にゴム栓は大切なパーツです。
ゴム栓を嵌めたら何となく裏からテープしてみました。防水効果が高くなるかと思いましたが、そんなに効果ないかもね。
外したタイヤを中古リムに取り付けてハイ終了! 作業の頼もしい友は『PPバンド』と『シリコンスプレー』 空気圧を1.75程度にしてタイヤ交換は完了しました。

お次は、ブレーキローターとスプロケットを取り付けます。まずはローターをネジ4本で取り付けます。 MGEAR製のローターをチョイスしました。

使用限界厚み4mmに対して4.5mmと中古品とは思えないグッドコンディションです。
大切なブレーキですネジロックを施して、規定トルク20N・mで取り付けました。ネジは対角線の順に締めていきましょう。
ドリブンスプロケットの取り付けトルクは48N・mとしました。
DRCスチール製スプロケットの入手背景はこちらです。
ここまで約1.5時間です。ほぼ計画通りなのでタイヤを嵌めれば走りに行けます。
ところがこの段階で、ちょっと欲が出てきまして...

XR250のスイングアームを分離!

時間に余裕がありそうなのでスイングアームを外してみることにしました。

スイングアームが本体から外れた際にブレーキローターを保護している樹脂カバーが邪魔になると思ったのでネジ2本を緩めてカバーを外すことにします。

1本は順調に緩みました。ところがもう一本が緩みません。仕方ないのでラチェット使ってエイっとやると、『ポキ♪』ボルトが首下から折れました。

なぬぅぅぅ こんなことは初めてです。ちなみに折れたボルトはこんな状態(下写真)です。首下の部分はスイングアーム側のネジ穴に残ったままです。
仕方ありませんね~ ボルト径より小さい系のドリルで地道に穴あけ作業を開始します。
もとのネジ穴を温存させたいので径の小さなドリルを使うわけですが、力入れすぎるとドリルの歯が折れたりするのでドリル先端にエンジンオイルの廃液を数滴たらしながら、ゆっくり30分以上使って穴あけしました。中心狙って丁寧に穴あけしたこともあり、ネジ穴の溝は温存した形で取り出せました。さて、余計な仕事が片付いたのでスイングアームの取り外しを開始しましょう! でもピボットシャフトが抜けないんです。これを使います。
やりたくなかったのですがシャフトの先端側から衝撃与えてコンコン打ちます。
やっと出てきました。 ピボットシャフトにはグリスの痕跡ありません。せめてニードルベアリングと接しているところぐらいグリスがあってもいいような気がする。



と思っていたら、ピボットシャフトはスリーブの中を通るのでグリスと直接接するわけではないと分解してから知る無知なブログ主(笑)
事前にモノリンクサスペンション側はネジは簡単に緩まったので取り外しは完了してます。ピボットシャフトを抜くと無事に取り外しできました。
この山なりの形状(下記の赤○部)は通称『おにぎり』と呼ばれているそうです。この角度だと分り難いかもしれませんが、横から見ると山なりの形状をしているのでそう呼ばれることがあるとのこと。
まあ折角外したんだし、グリスを塗りこむだけじゃ勿体無し...クリーニング開始!

ああいつもの悪い癖が出始めました。計画してなかった新しいことを次々とやり始めてます。そして、走りに行く時間が過ぎている。

そう思いつつもバイク弄りの楽しさに手を止めれないブログ主。(爆)
スイングアームを真鍮ブラシとピカールで仕上げつつ、
電動工具が入る部分のアルミの白錆びを取ったりして、どんどん時間が過ぎていく...『おにぎり』のニードルベアリング部分はグリスが切れてました。塗りぬりしましょう。
穴にグリス塗りこんで、スリーブ票年にも塗りこんで(ほとんど意味なし) スリーブ内部に通すボルト(シャフト)にもグリスを薄く塗りました。

要は塗れるところは全部塗って潤い与えておけ! 状態です。必要最低限でいいはずだけど...(笑)

ウレアグリスやリチウムグリスといった銘柄が良いようです。今回は手元にあった汎用モリブデングリスを使ってます。局所圧力等には強いグリスですが雨等で流れやすいデメリットがあるようです。

スイングアーム側のスリーブを取り外してみると、赤錆の色ですかね~ 水が入ったんでしょうか? 左右とも同じ状態でした。
ふき取ってみると、『ガーン♪』ベアリングの跡付いてます。見なかったことにしてピカールで研磨して再利用。普通はニードルベアリングとスリーブは交換ですよね~
何故か外側だけ傷跡がついています。内側の接触部には傷跡ありませんね~。ベアリングは4箇所あります。何故内側は付かないのでしょうか?

効果あるか分りませんが再度組み立てる際は左右のスリーブを入れ替えて傷があるスリーブが外側ではなく内側に来るようにしました。

サビチェンジャーXR250の長年の汚れを落としグリスで潤いを与え続けていると、ステップやリアブレーキペダル、シフトペダル等の赤錆も気になってきたので、更なるブランを発動です。 既にステップが取り外されてます。(爆)
なぜ分解したかって? きまってますよ 塗りやすいから、ただそれだけ!
いえいえ違います。ステップの変形を塗る前に修正しておこうと思ったからです。

単体状態で万力使ったり、ハンマーでガンガン叩いたりして形を少しだけ整えたいという野望からです。

結論からいいますと、そんなに簡単に変形は修正できませんでした。(爆)
赤錆部にサビチェンジャーを塗りまくれ作戦は左にあるシフトペダルとステップも攻撃対象としています。但し、時刻は昼の12時をとっくに過ぎてます。(笑)
(じつは後日、この赤錆⇒黒錆チェンジャーのステップはワイド化されてたりします。)

更にさらに、オイルホースの赤錆にも塗るぬり。

上から下まで塗り残しないように見ますが、老眼で良く見えません。(爆)
たぶん別の品に塗り残した部分は再度塗ることになるでしょう!

復元作業

いい加減にリアタイヤをバイク本体に戻してあげましょう!

リアのドリブンスプロケットの3丁増加(40⇒43丁)は、現状チェーンでは苦しいかも
後輪の軸が結構前に来ています。

40丁の時は調製目盛りは21ぐらいでしたが、43丁時はなんと目盛り4です。

まあでも嵌ればいいやと思い、このまま後輪軸のシャフトを締めました。
タイヤを手で回すと軽やかに回転します。チェーンラインも問題ありませんでした。

ところがですね~ドリブンスプロケット側のチェーンガイドを付けるとタイヤが回転しないんです。あれ?ニュートラルになってないかとクラッチレバー握ってもタイヤが回らない。

恐る恐る覗き込むと...スプロケットの歯がガイドに干渉してしまってます。チェーンのコマ追加か? それともスプロケットを標準に戻すか? どうする...

少しだけチェーンガイドを削ります。(え~ そんな粗療法いいんですかぁ~?)

付けちゃえば削ったところ見えないしね~ ちょっとばかり、田んぼ道を試走してきました。スーパーローギア的な1速のおかげでフロントアップが楽にできるようになりました。
そして、リアサスというかスイングアームがメッチャ良く動きます。明らかに今までと違います。こんなに効果が体感できるなんて想像以上です。 

計画変更でリアサス分解して正解でした。(爆)

でもチェーンガイド部はクリアランス殆どないね(後日修正かな~)
リア周りは綺麗になってきたので、後はフロントタイヤ周辺とハンドルを少しお化粧する予定。そうそうリアキャリア一部が塗装剥げしているのも修繕してあげたいね~

機会を見てサスペンション取り外しにもチャレンジしたい。そしたら分解か? いやいやそれば流石に無理でしょ(笑)

サスがボトムした時に機能するバンプラバーが実は朽ち果てて無いのは秘密です。

スポークはグラインダーでぶった切れ!

翌日6月6日にリムにクラックが入ったホイールを解体しました。XR250のスポークとSRV250のスポークで気づいた点があったので備忘録として追記します。

SRV250(4DN)のスポークはハブ側の固定部が60度とか90度曲がっているのでニップルを緩める時にスポークが空回りすることはありません。ところがXR250は60度どろからほぼストレートじゃない?と思うぐらい角度が付いてません。特にスプロケット側がほぼストレートです。
なので、錆びてしまったニップルを反時計回りに緩めていこうとするとスポークがニップルと一緒になって回転してしまいます。つまり緩めるのが非常に困難なのです。
ディスクローター側はなんとか緩めることができましたが、スプロケ側はギブアップ!
仕方ないのでグラインダーでスポークを切断して解体することにします。
再利用できるのはハブだけですね~  アルミのリムのクラックは溶接すれば使えるのかな?(笑)


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