人生いろいろ バイクもいろいろ

終わりは始まり


職場のN先輩が65歳という会社の規定年齢に達したことで退職することになった。本日の昼礼で挨拶があるということでNさんの職場で最終出社日の挨拶の場に参加させてもらった。

長い間、職場の皆と共に頑張ってきた45年強の話を聞きながら心から『ご苦労さまでした』と感謝しつつ、一言一言をかみ締めながら話を聞いた。仕事で直接関わることは少なかったものの、自分が入社した当時から近くにいた存在で、参考になる情報や沢山の助言をして下さった方だった。 

今日は最終出社日だけど終わりではなく、明日からの新たな人生の始まりなんだと思うと羨ましい気持ちも少しあった。

職場に笑いを

仕事でテンパっている時にちょっと話をしにいくと、和んだ気持ちにしてくれる。そんな話し方や気さくな対応がとても嬉しかった。今もとても感謝もしている。人として尊敬している部分は多い。何かと話を笑いの方に持っていく才能は素晴らしく大いに勉強させてもらった。 

Nさんは上場している大企業の社員であったが、私の入社当時は一人で当社(子会社)へ出向して設計業務等の推進をしていた方でした。何かと一人で違う環境の仕事をするというのは大変だった思う。

部署ごと移管するとかM&Aで会社ごと買い取られてしまうという話はどこにでもある。
この場合は一人だけではなく職場の何人かは一緒に移動という場合が多い。ところが、一人単独であらたな職場環境で働くという境遇は何かと不安もあるし、気苦労も大変だったろうと想像できる。

どういった経緯で出向任命が出されたのかは聞いたことがないが、人柄や能力が優れていたからだろう。その後、その先輩がいた大企業の部署全体が自分のいる職場に大勢で出向という状況になったが、一人で先発隊としてくるのと後で大勢でくるのとは精神的な負担は全くことなるのは明白だ。

たった一人という感覚

自分も長年会社勤めをしているが一人で新境地というのは結構つらくストレスも多いのは経験上理解している。 仕事がやれる・やれないは評価に繋がって賃金で報われるのがサラリーマンだとははいうものの、”仕事に前向き”=”辛い仕事ばかりが舞い込む” という方程式が成り立つ状況では身が持つはずもなく、それが永遠に続けば悲しいサラリーマン生活になってしまうのかもしれない。

私事で恐縮ですが...

新入社員で自社に入るものの3ヶ月で親会社に出向、3名出向したものの自分一人はちょっと離れた課に配属だった。新入社員ですぐ出向となったのも自分一人、新入社員教育も受けれなかったのも自分一人。

その後自社開発品を自主ルートで販売する活動があり、技術部から一人営業技術職を出せという指令の元、6ヶ月間だけ営業職を技術部なのに一人だけ経験した。

数年後ICを作れという指示のもと1年間、別の関係会社へ一人で1年間出張。
その数年後に直後に自動車メーカーの設計部署に一人で出向。これまた結婚という人生の環境変化と職場環境変化で辛い日が続く。

海外の子会社の製品を担当すると、顧客との交渉事で海外へ出張する機会が増える。英語も自信がない中で、一人で海外出張を数回。ところが他の人が海外出張する時は何故か二人以上で出張(いいな~)。

ここ最近では25年以上勤めた馴染みの職場から、他部署へ一人で移動となった。誰かに教えを請うこともなく技術分野で仕事をやり続ける力をつけてきたつもりだったが、鶴の一声で畑違いの部署へ異動。クリエイティブな仕事から対処療法的な仕事へのチェンジは当初はなれなかった。

頑張ってみたものの一年生が仕事をバリバリこなせることは難しい。おまけに他部署との合同会議に出席すれば『判らないやつが来るな! 判断できる人を連れて来い』と罵られる。

まあ半分愚痴ですが、一人で奮闘するのもそろそろお疲れモードになっています。とはいえ新しいことに挑戦するのは嫌いじゃないのでモチベーション維持するためにも今の仕事を頑張り続けようと思ってます。

良い職場や良い仲間

職場で大切なのは人間関係と感じている。信頼できる仲間がいるということだ。今はその状態になっていると思っている。同じ仲間と同じ職場でずっと同じ環境の人も中にはいると思うが、その状態が如何に幸せかは新たな職場へ一人で出向(又は長期出張)すると良く判る。

信頼関係に基づく職場作りは数年では中々構築するのが難しい。例えば、仕事を依頼するにしても権威権限のもと、然るべき指令系統を使って依頼する方法もある。会社は組織なのでそういう場合が殆どかもしれない。

しかし長年同じ職場で若者、年配者問わず困った時にしっかり協力してよい関係がつくれている人達で構成される組織や室、課の場合は、ちょっと困ったな的オーラーが出ていると『何かやりましょうか!?』と自然と協力者が集まってくる。

こういった職場に慣れすぎてしまうとある意味大変だ。環境が変わったときに正論(あるべき論)、理屈、ルール等で仕事を回すやり方にやや閉口してしまう場合があるからだ、まあ正論は正論である。返す言葉はない。 

ただ単純に『ちょっと助けてくれないかな~?』この切り出し方の方がモチベーションが高まり協力する気持ちが膨らむのは私だけだろうか?

話がずれてしまったが、私も健康で定年退職を迎えれるよう今迄通り仕事に前向きに取り組み。職場で良く笑い、仲間との連携を大切にしていきたいと考えている。


ツーリングで仕事話は御法度

バイクツーリングを 職場の人行くときに心がけていることは”仕事のことは極力話さない。(禁句)” ということ。あくまでもバイクが好きな人とのコミュニケーションの場とするようにしている。 双方に取ってその方が良い。

さてマラソンが趣味で健康的なNさんが職場を退くのは残念ですが、今後は何かに打ち込んでエンジョイライフを送れると信じています。何度か『バイクに乗りませんか?』 とリターンライダーへのお誘いもしているので次はツーリングで会うかもしれません。

年に数回だけでもツーリングに行って雑談すれば若さの維持になるかもしれません。待ってますからNさん! バイク買ったら連絡して下さい。
私もそろそろ増車考えます!

ブログ閲覧の皆様へ

今回はローカルすぎるネタばかりですみませんでした。

0 件のコメント :

コメントを投稿

コメント頂いた内容は非定期の確認となりますので返信が遅くなることがあります。
ご理解頂ければ幸いです。