ルネッサのカラーオーダーシステム

ユーザーを大切にするヤマハの先進性

ヤマハというメーカーは昔から先進的な仕掛けをしているメーカーだと感じている。
例えばSRV250の兄弟車であるルネッサはカラーオーダーシステムというサービスを提供していた。これはオプションとして購入時にカラーを洗濯できるというものだ。 今でも自動車などで同様のオプションサービスを提供している車種はあるが、バイクでチャレンジしたのがヤマハらしいと感じている。

標準色は2色
  • オレンジカクテル1
  • ソルトレイクシルバー
カラーオーダーできる全10色は下記の通り(出展:ヤマハニュースNo.392)


自分の気に入った色を選びバイクを長く乗りたい人には\2,9000は安いと感じるだろう。
10年乗る場合は年間\2,900の負担にしか過ぎないからだ。

色名は長く覚え難い?

全部暗記できる人はマニアしかいないだろう。

A ビビッドオレンジメタリック2
B ブラック2
C ベリーダークマゼンタカクテル1
D ダークシアンカクテル2
E ニューパールホワイト、
F パープリッシュブルーメタリック7
G ヒートレッド、
H カメリアグリーン、
I グレイシュシアンカクテル1、
J ボーダーブラウン

音と振動について

いろいろな資料を読んでみると排気音や振動低減への拘りが感じられます。資料には以下のような記述がありました。

快適性の達成

走行フィーリングのポイントのひとつ、排気音については、小鳥のさえずり等自然界の音に発見されている音の1/fゆらぎを応用し、自然界の法則に近く心地よい刺激を与える音を再現。また、ヤマハ独自のオーソゴナルエンジンマウント方式により、常用回転域では歯切れよい鼓動を体験でき、しかも高回転になるにしたがって振動が消えていく特性を実現しています。

自分のSRV250で振り返ってみると、やはり純正マフラーは貴重なんだな~と改めて思いました。(現状は自車はスパトラに変更している為、純正の音をしらない...)  

又、高回転まで回した時に振動がスーと消えていくのはオーソゴナルエンジンマウント方式の恩恵だということも初めて知りました。

ヤマハとしてはVツインエンジンでこのマウント方式を初採用したのがSRV250とのことです。

オーソゴナルエンジンマウント

当時のFJ1200、XJR1200、2stのRD400、RZ350、RZ250、TDR250にも採用されたオーソゴナルマウントは、もともとXS650用で先行して研究されていた技術だということです。

<RZ250の資料から抜粋>
コンピューター解析により、理論上最も振動が低減される位置を計算し、適切なマウントを装着する手法。振動低減により、ライダーの疲労軽減、無駄なエネルギー発生の抑制を狙う。

高級車?で使われていたフレームとマウント方式を採用したのもVツインエンジンの振動を楽しみつつ、快適性も狙った技術だったのですね! 4DNのフレームがますます好きになりました。

高張力鋼管のダブルクレードルフレームと錆とは無縁の電着+静電塗装の仕上げがトラディショナル外観をより引き出していると思います。

4DN(SRV250、ルネッサ)は良く考えられ、上位機種にも引けを取らない設計が施されたバイクなのですね!

全国の4DN乗りの皆様、もしよろしければコメント欄に所有マシンのカラーを教えて頂ければ幸いです。 日本に何台の4DNが残っているかは不明ですが、都道府県とカラーだけでも解れば、レアな確率ですれ違った時に何かビビッと感じるものがあるかも!

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