平成25年から昏睡状態?
この度新たにやってきたXR250の紹介です。型式のMD30で呼ばれることも多いホンダ車! ホンダ車とお付き合いするのも久しぶり。4ストローク単気筒エンジンは初めてなのでワクワクしながら前オーナーさんから引き取ってきました。
前オーナーさんは息子のお友達のお父様! 昔乗っていたバイクで約7年前からエンジン不動で乗っていないとのこと。自賠責保険を見ると平成25年のシールが貼ってあったので、約7年前から乗ってないと思われます。
XR250の初爆を確認
キャブレターとタンクの錆取りをすれば何とか動くだろう考えていたものの、引き取ってきて本格的に復活作業から約1週間でエンジンの初爆を確認することができました。
これは当初の想定からは随分と早かったです。こんなにも早く初爆確認ができた理由としては燃料気化系の状態が良好だったことに尽きます。
第1にタンクにガソリンがタップリ入っていてタンク内の錆は皆無でした。
タンク容量:10リットル弱に対して入っていた量は7リットル程ありました。 第2にキャブレター内部は幸運にもガソリンが残ってなく、放置バイクにありがちなヘドロ状態ではありませんでした。ガソリンが腐った異臭も感じません。
XR250のプラグはシリンダーヘッドの奥まったところにフレーム前方から差し込む形状です。フレームがあるから手を入れにくいし、オフ車空冷なので砂埃がプラグ根元にないか心配だったりして、XR250専用(車載標準品)じゃないと交換は辛いかも...
電動工具で真鍮ブラシローターで一気に錆び落とし! でピカピカ? いやいや今回はまだピカール仕上げはやってません。後日、時間のあるときにでも暇つぶしにやってみます。
タンク容量:10リットル弱に対して入っていた量は7リットル程ありました。 第2にキャブレター内部は幸運にもガソリンが残ってなく、放置バイクにありがちなヘドロ状態ではありませんでした。ガソリンが腐った異臭も感じません。
7年放置でこのコンデションは奇跡です。前ユーザー様ありがとうございます。
一応キャブは全バラシして穴という穴にキャブクリーナー攻撃をかまして2箇所穴が塞がり気味だったところも無事開通!
再度キャブを組み上げて、バイクにビルトインしました。初めてのバイクの整備は何かとコツが掴めずにキャブの実装は苦労しましたよ~(笑)
インマニとキャブとエアクリーナーボックスとの結合を、あの狭いフレームで囲まれたエリア内でやるのに四苦八苦です。
ゴムも劣化しているのでシリコンスプレーとか使ってグイグイとキャブの吸排気口を捩じ込みました。
IGスイッチオン⇒ニュートラルランプ確認⇒セルスイッチオン! するとエンジンが気持ちよく掛かり、初爆を確認することができました。記念すべき5月1日です。(喜)
ちなみに初爆を確認する前に行ったことは下記です。
バッテリー新品交換
事前に初期充電はやっておきました。
バッテリーは左リアのカバー内に実装されていました。
バッテリー交換後にメーター内の時計を調整する場合はこちらを参考にしてください。
オイル切れ、オイル下がり対応
バルブクリアランス調整(タペット調整)の穴4カ所に多めにゾイルスプレーを注入します。カムシャフトやバルブ類に満遍なく噴射! タペット調整は後回しで今回スルー。
4カ所(吸気2バルブ、排気2バルブ)とも噴射しておきましたよ
ノーマルプラグでも良かったんですが、ちょっとだけ拘ってイリジウム電極のプラグに交換です。それにしてもXR250のブラグ交換は作業性に難ありです。
XR250のプラグはシリンダーヘッドの奥まったところにフレーム前方から差し込む形状です。フレームがあるから手を入れにくいし、オフ車空冷なので砂埃がプラグ根元にないか心配だったりして、XR250専用(車載標準品)じゃないと交換は辛いかも...
前オーナーさんからもらった車載道具一式にプラグ交換の工具が入っていたので助かりました。
これが専用工具でして、実に使いやすい長さなんです。
そうそう、プラグ交換前にプラグ取付穴からもゾイルスプレーを注入しておきます。ピストンリングにゾイルの油分が届くように念じながら噴射!噴射!
7年放置なのでシリンダーヘッド内部のカムやバルブ、シリンダー内部のピストンリングはオイル切れ(オイル下がり)を起こしていると強く疑われます。
ということでゾイル成分の入った潤滑油で潤いを与えておきました。潤滑油やオイル膜が無い状態で金属同士をガチャガチャ摺動したり、当てたりするのは厳禁ですよ~
エアフィルター交換
お安く部品を揃えるために、純正品ではなく互換品を購入! エアクリーナーボックスを開けると、朽ち果てる直前のフィルターと御対面。
やっぱ新品はイイね~
【メーカー在庫あり】 NTB エアフィルター 95年-08年 XR400、XR250 17214-MY6-670 HA-1034 JP店 価格:3,362円 |
初爆確認後のアレコレ
想定外にすんなりとエンジン始動ができてしまったので、少しだけ外装を綺麗にしてみます。
アルミの白錆びだらけのアンダーガード(エンジンガード)も電動工具で綺麗にしちゃいましょう!
エンジン下周りの汚れと比べればピカール無しでも十分見映えるします。(笑)
そしてタンクも綺麗に水洗いです。使うケミカル剤は台所で使われている洗剤で十分です。(爆)滅多にお目見えできないタンク裏もゴシゴシと... 思ったほど錆びてないですね!
この後、裏面はプレクサスでさび止めコーティングしておきました。
日も暮れてきたのであの部品の錆び取り作業の前処理だけやっておくことにします。そうエアクリーナーボックスの蓋をあける時に緩めるあの部品。凄く目立つところにある本来ならクロムメッキ化で意匠としても使われている部品です。
こいつが赤錆まみれで目に付きます。(黄色の○印)どうしても処置しておきたいので花咲クリーナーを4倍釈して漬け込んでおきました。
取り外してみるとロック部の錆び取りは簡単にできそう。但し、つまみ部というか外側の目に見える部分の錆びが酷い
36時間後の状態がこちら。 ダメですね~ もうメッキを通り超えて下地まで腐食しまくりでした。
今日はこのぐらいでバイク弄りも止めておこう!
明日はマスツーリングあるしね~ ルネッサで行く予定です。
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