純正ドレインボルトを緩めてオイル交換 Renaissa

お久しぶり! 純正ドレインボルトと御対面

2021年の最初のメンテナンスとしてルネッサのオイル交換をやってみた。

理由は至ってシンプル! マフラーを取り外す為にセンタースタンドをSRV250から移植したままだし、オイル交換の時に邪魔になるフロントシリンダーから伸びるエキパイも外しているからです。

オイル交換作業をするには、最適な状態になっています。(笑) ならば、迷わずオイル交換ですよね~

さて、オイル交換をする際にはドレインボルトを緩めるて古いオイルを抜くわけですが、4DNのドレインボルトはヘッドの高さが低く、なめやすいことで有名です。

初号機SRV250は改善品のボルト(マジェスティ用:4HC-15351-00)に交換済みですが、一番最初は純正ドレインボルトだったので緩めるのに苦労しました。

恐る恐る下からRenaissaのドレインボルトを見てみると、悪い予感が当たりました。4DN純正のボルトが付いています。(笑)

これは万全の準備をしてボルトを緩めねばなりません。(フロント側から撮影してます。)
エキパイを取り外しているのでスッキリしてますね~。こんな状態でボルトを緩めれるのは今後はないでしょう。(笑)
ちなみに、SRV250に付けているドレインボルトはこんな形状です。(リア側から撮影しています。)

ボルトの頭をなめない秘訣

なぜ、ボルトの頭をなめるのか? それいは以下の3つが原因です。
  1. ボルトの頭の高さが浅い
  2. ボルトが強力なトルクで締めつけられている
  3. レンチを下から差し込むのでボルトを押しつける力が弱くなりがち
1は現状は対応策は今のところなし、マジェスティ用を購入するしかありません。
2は枝の長い工具を選べばテコの原理で対応可能。但し、枝の長い工具は重くなりがちです。3の件があるので、下からボルトに向かって押し付ける何らかの方法を工夫しなければなりません。

実はその解決方法は単純明快です!

物理的に押し付けたレンチのヘッドがボルトから抜けないようにしてあげれば良いのです。 レンチの裏側と地面のスペースにちょうど良い高さの木切れを入れてあげましょう!(笑)

隙間なくキツキツの寸法関係となるようするのがコツです。地面とレンチの背面に圧入するような感じで木切れを入れています。
ボルト側はこんな感じです。
この状態でレンチの柄をゆっくり回してボルトを緩めていくと、
なんということでしょう♪ ボルトは簡単に緩めることができました。

オイルが漏れない程度まで緩めた後はお菓子を食べて、休憩タイムに突入...
という訳ではなく、廃油の受け皿にいつもつかっている金属製の箱を準備します。
この後、手でボルトは更に緩めてボルトを完全に取っ払います。オイルがダーっと出ます。(笑)
オイルはシャビシャビでもなく粘性もあり乳化もありませんでした。エンジンの調子いいな~と感じていいましたが、オイル管理はバッチリだったようです。(もしかして、まだ変えなくてもよかったかな?)
さて、取り外したボルトをチェックするとちょっとだけなめたような跡がありました。このくらいなら許容範囲ですね! 早いところマジェスティ用を購入することにします。

SRV250の純正ドレインボルトの記事はこちら
工具箱を見るとOリングの新品がなぜかあったりして...それならOリングも交換しておきましょう!
新品のリングを装着!
新旧比較すると旧リングは結構潰れてますね~
いろいろ情報をググると100℃の熱闘で30分程煮沸すると形状が戻ってくるという噂もあります。
(あくまでも噂ですから....)

左が旧品、右が新品です。

オイルフィルターの交換

特に難しい作業はありません。ボルト3本を緩めてカバー取るとフィルターが簡単に取り出せます。取り出す際にオイルが垂れてきますので御注意ください。
準備した新品フィルターはモノタロウブランド。 このフィルターは安くて性能も満足できる品なので何度もリピート購入しています。

Oリングも新品のフィルターに漏れなく付いてきますので交換しておきましょう。Oリングの表面にエンジンオイルを薄く塗っておくといいですよ!
金属製のオイルカバーを固定する六角ボルトが、黒く塗られていたのでオリジナルのネジにすべく塗装を落としておきました。真鍮ブラシや電動工具使ってボルトの頭を擦ると、黒色塗装は容易に取れますよ!

オイル注入準備

エンジンオイルが落ちきるまで30分程放置します。その後、オイルストレーナーをセットしてドレインプラグをエンジン下側からねじ込んでおきましょう!

実は下の写真はSRV250のオイル交換時に撮影した写真を使いまわししてます。ルネッサのストレーナーの写真撮るのを忘れてました。

ストレーナーとボルトの間にあるバネ! このバネがあるのでボルトを締め込んで行く作業が凄くやりずらいのです。特にエキゾーストパイプがあると手が入るずらいので大変です。

今回、ルネッサでやった際は何度も言いますがエキパイが無い状態だったので非常に簡単でした。
もしかして、ルネッサのそれはバネ定数が小さくなっていて押し込みやすくなっているのか?

機会があったら比較してみたい...
そして、オイルフィルターをセットします。向き間違えないでね~ 
オイルは今回はモノタロウのストック品で間に合わせます。次回はヤマルーブを入れて挙げるからね~ ルネッサちゃん!

エンジン側面にオイル量1600ccの表示ありますが、経験からオイルフィルター交換時でも1500ccでOKです。入れ過ぎよりは少な目の方が4DNエンジンは調子が良いと思います。

まだマフラー付けてないのでエンジンに火を入れてませんが、エンジン回してオイル行き渡った後に少ないようなら追加でオイル又は添加剤(ZOIL)でも入れてあげようかな~

ゲージでチェックするとLowギリギリでした。

廃油の活用

実はオイル交換しながら目に付いた部位がありました。チェーンです。チェーンルブが半固形化してこびり付いています。たぶん吹きかけた時は液状で時間たつと半固形化するタイプだと思います。

この種類のルブは半固形化するので飛び散ったりしないメリットがありますがデメリットもあります。
デメリットは固形化した以外の部分が錆びやすいこと。それと半固形化した部位に砂や泥、雨水が付いてコテコテになることです。
やっぱりチェーンは綺麗な方がいいので、このコテコテとなったルブを一旦取り除きたいという欲望に駆られます。(笑) 

せっかく強力な洗浄力があるエンジンオイルがすぐ目の前にあるので、リアタイヤのシャフトをササっと抜いてタイヤを外して、チェーンのみ状態にします。 
そして、チェーンを禁断のドブ漬け状態にしてみました。(良い子は真似しないでね!)
ドブ漬け部位を少しずつずらして、チェーン全体にエンジンオイルを浸透させます。

リアタイヤ周辺の清掃とスプロケ変更

チェーンをオイルに付ける間の時間を使って、タイヤ周辺の清掃とつスプロケを交換します。

ドラムブレーキ清掃

自転車の空気入れをシュポシュポ押しながら、エア吹いてドラムブレーキシューのダストを飛ばします。取れない粉は束子でサッと表面擦ればすぐに粉は取れます。
(参考:SRV250のドラムブレーキの清掃の様子はこちら

もっと専門的な道具やケミカル剤を使え! という声が聞こえてきそうですが....

そして、ハブダンパー側のベアリングチェックしたり...
古く劣化したグリスを取り除いたり...
ZOILグリスを塗り込んだりして...
スプロケットを取り付ける側は新品に近い手持ちの部品に変更します。これに(AFAM:45丁 13505-45)を取り付けます。

純正の鉄製スプロケに比べてジュラルミン製(※)のAFAMは軽いですね~
※アルミニウムに銅・マグネシウム・マンガン・珪素(けいそ)などを混ぜた強い軽合金
  •  AFAM製は超々ジュラルミンA7075材から削りだされたスプロケット
  •  T6加工(硬化熱処理加工)で超硬度品
  •  表面処理は通常のアルマイトより硬いハードアルマイト処理(硬度1.5倍)
おお~ ゴールドスプロケットはカッコいいじゃないの~

チェーンシコ

チェーンを綺麗にシコシコするからチェーンシコと呼ばれるのでしょうか? 使い古しの歯ブラシと雑巾つかって、チェーンのコマを1個1個綺麗にしていきます。

そんなに精魂込めて綺麗にしなくてもOKです。今後はエンジンオイルかチェーンソー専用オイルを使って定期的に注油と清掃を重ねていけば自ずと綺麗になっていきますから~(笑)

最初ですからこのぐらいですかね~ その内錆びているところも錆が取れてくると思います。

プレートにはEK520 MVXの刻印がありますね! EKチェーン製ということが分かります。但し、MVXというグレードは現在のラインナップにない型式です。昔の型式のようですね。
気が付けば、寒い屋外ガレージで4時間ぐらい作業に没頭してました。(爆)
エンジンオイルの交換だけのつもりが、あれもこれもと手を広げる悪い癖が出てしまいました。
とは言え、いずれはやろうと思っていたことだったので結果オーライということで!

リアのドリブンスプロケットをAFAMに変更したついでに、フロントのドライブスプロケットともご対面しておきたい欲望が... ギアチェンジレバー外してボルト3本外すだけだけなのでついでに見ておきましょう!(笑)
おっと、高品質のAFAMが付いてます。
17丁が付いてました。

前オーナーのKNさんによると、ドライブスプロケットを純正15丁⇒17丁としハイギアード化しているとのこと。 

それにして今日は風が強くて寒いです。
青空ガレージでは次第に辛くなってきました。早く、屋根付きガレージが欲しい。(ボソ)
やっぱ、センタースタンド便利だわ~

おまけ

エンジンマウント部に赤錆を発見! セルモーター(スターター)にも若干の錆です。
お約束のサビチェンジャー塗っておきました。(笑)
そしてメンテナンスはまだまだ続く。

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