サイドスタンド接地面積の向上 TIGER800

サイドスタンドに安心感を!



バイクが大型化すると砂地や土の場所でサイドスタンドを立てることが心配になることが多い。

その時は安定してサイドスタンドが踏ん張ってくれているように見えても、車重があるだけにじわじわとサイドスタンドが食い込むあの現象に不安を覚えたことありませんか?

バイクを駐車して暫くして戻った時には大きく車体が傾いているとか、最悪な状況を目にする(バイクが横になっていた)のは避けたいものです。

しかも、10日前にセンタースタンドを力づくで立てようとして右脹脛の肉離れをやっちまったおじさんライダーは当面はサイドスタンドのみで運用することになります。
(肉離れ発生時の経緯はこちら


そんな訳でサイドスタンドの安心感を向上させる品がアマゾンで売っていたので速攻でポチってしまった。信頼できるメーカー(TOURATECH:ツラーテック)から本命品が販売されていることは知っていましたが、価格面からスルーすることにします。

安くて便利、但し精度に難あり

商品名はサイドスタンドパッドとかサイドスタンドエクステンションとか用ばれているようです。

中国格安商品を定期的にモニター評価する当ブログの特性上(え!いつからそうなった?)
やはり少し危険な匂いがする商品を選んで買うことは容易に想像できるでしょう。

そして購入したのがこちら、



簡単な梱包(ビニール+内側プチプチ)で中国郵政からの発送のようです。梱包をあけると使い古されたようなビニール袋に商品が入っていました。

外観のクオリティは一見、良い感じです。接地する部位(黒色)はアルミ製で約10mmあります。
そして上からサイドスタンドを抱え込むためのカバーは板厚3mmのステンレス製でした。

ステンレスなので、簡単には変形しない強度があります。
(実はこの強度が後々加工のし難さとして問題となります。)

総重量も111gと結構な重みがあり、良い意味で高級感を醸し出します。

仮装着の儀

接地する側(黒色:アルミ製)はもちろん問題はありません。
Tiger800のサイドスタンドの足型と同じよな形で深さ2mmで掘りこまれています。
従って厚み10mmから2mm引いて8mmがサイドスタンドの嵩上げ分となります。
このぐらいの嵩上げなら、バイク本体が立ち気味になることもなく許容範囲だと思います。

ところがですね4枚写真の右上をみると分かるのですが、ステンレスのカバーを上から添えるとぴったりと収まりません。サイドスタンドとステンレスカバーが当たる部分が当たってます。

その為に浮き気味になってしまいます。これではネジの3カ所も締めていってもステンレスの強度が強すぎるのでカバーが浮いた状態になってしまいました。

原因究明の為に、ステンレスカバーをよく観察すると、一部が十分に曲げ加工されていません。
そのため内側に肉がはみ出るような形となり、このはみだし部分がサイドスタンドに当たりぴったりと収まらないのです。

最初はプライヤー等で曲げ不足部分を追加曲げしようとしました。ところがステンレス3mm板厚は頑丈で人力加工の力では変形してくれませんでした。

という訳で、地道な人力ヤスリ掛けと仕上げの電動工具で当たる部分を削る方法を選択しました。
このひと手間掛かるのが中国クオリティーでしょうか?(笑)
意外とこういった手間を楽しめる性格なので、特にがっかりすることなく鼻歌歌いながら加工しました。(笑)


ということで前回のヘッドライトガードに続き、ひと手間掛けて便利グッズを追加しました。
使用感はすこぶる安定して駐車できます



走行中にも邪魔になることなく使い勝手は良好です。
これは良い買い物をしました。



普通の方でしたら不良品だ~ って返品しますよね~(笑)

 

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