フェンダー長さの最適化
基本的には修行嫌いのライダーなので雨天は走らない主義。
但し、雨の翌日はす清々しい空気に誘われ青空のもと、早朝ツーリングで山に入って行くことが多い。
当然のことながら前日の雨の湧き水が道路に溢れ水溜まりができている。
出来る限りゆっくり走行して水の跳ね上がりを最小限に抑えるのだが、それでもやはり少々の水はタイヤが巻き上げてします。但し、Tiger800の汚れ方が結構酷いことが分かってきた。
特にリアタイヤの水の飛ばし方が我慢できない程酷いのである。
少々のことなら気にしないがTiger800のリアフェンダーの長さは設計ミスではないだろうか?
標準品のリアフェンダーでは
ナンバープレート
リアブレーキランプ
キャリアベース
トップケース側面
まで泥水の跡が付く始末....
ブレーキランプ周りも隙間が多く、その後の洗車がかなり面倒くさい。
ならばフェンダーを延長するしかない。
そんな訳で、リアフェンダー補完計画としていろいろ考える日々が始まる。
ところが先人賢者はどんな分野でもいるようで他車のフェンダーを加工して長さを延長している写真を発見してしまったのです。
そうなるとやってみたくなるのが人情というものです。(笑)
PCXのリアフェンダーをGetせよ!
気が付けば解体屋さんからホンダPCXのフェンダーを買っていたのである。購入時の詳細はこちらを参照ください。
そして現車と並べてイメージトレーニングを開始する。
TIGER800とPCXのフェンダーを並べてイメージトレーニングを開始すること1分間の妄想タイム。『なんとか付くんじゃない?』 と言葉を発するなりニヤニヤしてしまった。
現状より150mmのどリアフェンダーが伸びるイメージです。
このくらい長くなれば巻き上げも防げそうです。ちなみに白三角マークはシールなので簡単に剥がすことができます。
工作の様子
時間がなかなか取れませんので夏休み(お盆休み)の自由研究課題とさせてください。完成したらブログを更新する形で紹介する予定です。
みんカラのトラはちさんの2番煎じのネタとなります。
すごく良いアイデアだと思います。申し訳けありませんが真似させて頂きます。
2019年8月13日 追記
それでは公約通り夏休みに工作開始です。 本日も暑い日でしたが台風が近づいていて風があるので汗がスーと引いて行き青空ガレージの作業でも快適でした。
作業時間は約3時間です。思った以上に時間が掛かりました。
やはり現物合わせのフィッテイング作業は時間が必要ですね。
トライ&エラーの繰り返しで何とか満足できる出来栄えになりましたので紹介させて頂きます。
PCXのフェンダーを活用
みんカラのトラはちさんの写真を頼りに作成開始です。下記の写真はトラはちさんのTiger800です。この一枚の写真を頼りに自己流で製作開始です。(みんカラから引用させて頂きました。)
写真をガン見すると純正フェンダーとリフレクタが確認できました。そしてPCXのリアフェンダーが純正のフェンダーの裏側に付く形で加工されているのがわかります。
若干長すぎるような感じもしたので、今回私がトライしたのは純正フェンダーの表側に装着する方法を考えてみました。
リアフェンダーを分断
準備した部品はPCX125(K35、JF56)のリアフェンダーです。表側に装着する為には、どんな形にカットするのがいいのだろうか?
悩みながらトライ&エラーが続きます。
バイク卸業&部品販売のMCマニアックさんから購入したPCXリアフェンダー
ここはから上側は使わないだろうと思いつつ先端がとがった鋭利な工具で傷と付けながら彫り込んでいきます。
ある程度の掘り込み(厚みの1/2)が出来たところでカッターを入れていきます。
この日は36℃だったので樹脂も柔らかくてカッターの刃がスルスルと入って行きます。
第1分離形態です。この状態でTiger800にフィッテングしましたが両側の長い部分がやっぱじゃまでした。
ということで結局もう一回分断作業を行うことに.なりました。
結局3分割で一番下側しか使いませんでした。複雑な形状を30分掛けて分断したけど無駄な作業だったようです。(笑)
同じ部品を使ってトライする人は一番下だけ切り出ししてもらえばOKですよ!
再フィッテング開始
この部分の2つの穴はナンバープレートを付ける穴なのでそのまま活用します。
これを純正のリアフェンダーを見ながらプレートの穴を合わせるように被せると..
ああ!残念です... リフレクターが当たってしまいます。
このリフレクターは一旦取り外します。
そして被せると.... なんということでしょう♪ イイ感じに収まります。
但し、固定方法に問題ありです。ナンバープレートを固定するネジ2本では大きなリアフェンダーを保持することができません。これから数千キロ、いやいや数万キロ走っても絶対に取れないようにする必要があります。
それなら3点でボルト固定するしかありません。
先ほどリフレクターを外した穴を流用することにしました。
PCXフェンダーに穴を空けて、リフレクター固定用の穴に友締めします。
狙いを定めて穴を空けますよ~
樹脂はやわらかいので先端が尖った工具で簡単に穴が開きます。
見事に穴が貫通です。ナンバープレートで隠れる穴ですので出来栄えは気にしなくてもOKです。
PCXのフェンダーは裏側に強度アップの為のリブがあります。凸凹しているのでこのままジャストフィットすることはできません。従って、固定3箇所はナットを噛ませてスペーサー(カラー)の役割をさせてボルトとナットで固定する方法を取りました。
スペース(隙間)があるままボルトで締めると、樹脂にクリープ現象や環境応力割れが生じるので硬い金属や樹脂を隙間に噛ませてボルトで3点締めすれば強固な固定となります。
(これは重要なポイントです。)
なるべくネジ山が薄いボルトを探して取り付けました。
ナンバープレート固定用穴も標準フェンダーと被せたPCXフェンダーに隙間が空くので何らかのスペーサーを噛ませて下さいね~
(写真の六角ボルトはネジ頭が高いので止めました。)
上記の写真の隙間部分にナットを噛ませて固定します。当然ながらナットのネジ径は固定ボルトより大きな径を選択してください。スペーサーとして使いますので同じネジ径ではダメです。
ナンバープレートのビビり防止の意味も兼ねてスポンジ系の強力両面テープを貼ります。
ナンバー付けます。
スペーサーを忘れずにね~
おっと、△マークが邪魔でした。800cc△マークの組み合わせは、ネタとしては素敵ですが、交通ルールは守らなければなりません。ゆっくりと剥がしていきます。
リフレクターが無いと車検が通りません。手元にあった自転車用を暫定で貼っておきます。
ありゃ~ 丸型しかなかったのでカッコ悪い......(爆)
Q:何センチ延長されたのでしょうか?
A:12cmです。
イイ感じの長さとなりました。
後ろから
全く違和感ありません。
斜めから
デザイン的には短い方がいいけど、実用重視派なので大満足でござる。しかし、丸型リフレクターをなんとかせねば.....
そしてパニアベースとの干渉も無しです。
実はこれが重要だったのです。左右のパニアベースを連結する鉄フレームがリアフェンダーギリギリまで来ているのが判ってました。
だから、どうしてもPCXのフェンダーを表側から付けたかったんですよ~
最後にアイデアを公表してくれたトラはちさんへこの場を借りて感謝の意を伝えたいと思います。『本当にありがとうございました!』
車検対応
自転車の廃部品リフレクターで車検に通るかを調べてみると下記情報にヒットしました。
- 位置は下縁が地上から0.25m以上、リフレクター中心点が地上から1.5m以下
- リフレクターのサイズは10平方センチメートル以上
- リフレクターの色は赤色
1と3は満足してます。2はどうでしょうか? 丸形リフレクターの直径が3.6cm以上ならクリアすることになります。
(3.6/2)^2×3.14=10.2 ≧ 10
後日、測定してみした。なんと! 直径約4cmでした。
クリアできそうですね~ それとも『これってママチャリのリフレクターですよね~』って車検検査員さんに指摘されちゃいますか?(笑)
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