ウィンカーランプをLED化 妄想編
SRV250はクラシカルなデザインの中に走る楽しみと見る喜び、更には盆栽バイクと呼ばれるほど磨き甲斐のあるパーツが採用されています。
多くオーナーの磨く喜びを満たしてくれるバイクでもあります。(笑)
古いバイクが故に中古車市場で玉数が少ないです。もし、状態が良い物があれば入手してコツコツ新品状態に近い状態に復元することで所有する喜びも感じられるでしょう。
そんなSRV250に乗るライダーさんがあつまる場所(オフ会)で好きな部分を聞くと、人ごとに拘っている部分が違ったりしてパーツに関する話題で盛り上がります。
私の場合はタンクや負圧ポンプの形状がお気に入りです。他にも『ここまで拘って作ったのか~』と感じる部品があります。
それはウィンカーランプ(灯体)です。
好きな理由
- 十分な光度が得られる21W電球を採用
- 筐体はアルミ製でバフ掛けとアルマイト処理
- オシャレな丸形のアンバーカバー
- 振動や衝撃に配慮した樹脂ステー
という訳で代替品に変えてカスタムすることを今まで考えたことはありませんでした。
但し、ウィンカーリレーの柄(ステー)は樹脂製です。
経年劣化で強度が落ち、ひび割れが発生し振動や衝撃で折れてしまうという持病があります。
それでも使い続けようと折れたステーに細いネジを打ち込んで強度を確保し、熱収縮チューブで覆ってここ3~4年は使ってきました。
春が近づいてくると風も強くなり、バイクカバーが強風でパタパタとステー部に繰り返し応力発生させたのでしょうか? 最近、また折れてしまいました。
中古品を探す?
ヤフオク等で状態良さげな中古品を探すものの、1本1500円くらいするので、落札に二の足を踏んでいたのですが欲しいと思った時には中古品の出品が無いというお約束の悲しい状況でした。ということで、また折れた柄の部分を補強修理して再利用することにします。
拘って純正部品を維持して使う人もいれば、流行りのLEDに変えてしまう人もいるでしょう。
自分も純正部品が手に入らなくなったときは、LED化するかもしれません。
LEDシーケンシャルウィンカーの灯体も4個セットで2000円で買える時代です。
SRV250に似合う、似合わないは別としてビルトインしたくなったら、いつでも採用できるように配線図を見ながら、必要となる配線類を考えてみました。
それにしてもクラシカルなSRV250に付けたらどうなるのか?
デザイン的に成立するのだろうか?
当面はランプ方式の純正を使いますが、妄想力だけは増大してしまいます。(笑)
シーケンシャルLEDの仕組み
TIGER800で採用したシーケンシャルLEDは前回説明しませんでしたが、実はセルフ点滅機能が備わってます。電圧12VとGNDを印加するだけで一定の周期で点滅します。
つまりウィンカーリレーは不要なのです。(驚きでした!)
ウィンカーリレーを取り外して、バイクのハーネス側にあるリレーコネクタの12V端子とランプ出力を直結すると通常なら常灯(光りっぱなし)となります。
ところが、このシーケンシャルLEDは勝手にON-OFFを一定周期を繰り返します。
凄く便利な部品ですね!
但し、前後左右の4個の灯体は数ms違わずに同じ周期に調整されているかといけば....
そんなことはありません。
なので、1分ぐらい4個の灯体をずっと点滅させていると僅かな周期のずれが積み重なって4個が
バラバラに点滅する状況になります。
ハザードを多用しない人、ウィンカーランプを使う時も40回ぐらいしか点滅させなければ
周期のズレが積み重なってもバラバラ点滅は分からないかもしれません。
(自分が入手した品は40回ぐらいの点滅が点滅のずれが分からない許容範囲でした。)
LED対応のウィンカーリレーを準備して付ける方法にした方が良いに決まっていますが、なんちゃって改造で構わない人はお手軽と意味でリレー無しという選択肢もあるかもしれません。
SRV250の回路図(配線図)
詳細な説明の前に、まずは回路図(配線図)を示します。回路や配線を読める人は文章で説明するより図を見た方が理解が早いですよね!
インジケーター側の工夫(配線改造)
SRV250はインジケーターランプが1個です。電気的な接続としては、回路図を見ればわかります。
電源⇒インジケーターランプ⇒ウィンカーリレー出力
となっています。インジケーターランプがウィンカーリレーと並列に接続されているわけですね!
この接続方法は、バイク側のランプが点灯時はインジケーターが消灯
バイク側のランプが消灯時はインジケーターが点灯という動作となります。
結線(配線)のままでウィンカーランプだけをLED化すると正しく動かなくなります。
インジケーターと追加したLEDとの分圧比が正しく確保できない為です。
従って、配線側にも『おまじない』が必要となります。
配線の改造はどうする?
インジケーター表示の筐体からランプのみ抜き出します。そして電源⇒インジケーターランプ⇒ウィンカーリレー出力
となっている配線部分のインジケーターランプだけを取っ払って、
電源⇒(無し)⇒ウィンカーリレー出力
とします。電源とウィンカー出力の線を分断した状態となります。
そしてこの部分は使いません。テープで養生してインジケーター筐体の裏側にでも、目立たないように隠しておいてください。(笑)
<キープ品のハーネス コネクタ部のジャンパー写真を貼る>
そして、新たにインジケーターランプとハーネスを作りオリジナルのワイヤーハーネス(配線)に追加します。
新たなインジケーターの追加方法
過去にヤフオクで入手したインジケーター部分からインジケーターの電球ソケットとハーネスだけを取り出します。
オリジナルの配線を切ったりするのが気になるので、この方法を選びます。
(オリジナルの線の切断を気にしない場合はヤフオクでの入手は不要)
類似の作業は過去に グリップヒーター取り付け時のインジケーター増設記事で紹介しています。
電球ソケットから出ている配線は2本です。
1本の線にダイオード2個を追加します。詳細は回路図を参照してください。
電球側にダイオード2個のカソードを接続してダイオードのアノード側に2本の線を分岐させます。
ソケットから出ているもう1本の線はGND(バイクのボデーアース)に繋ぎます
ダイオードで左右のウィンカーランプの回り込みを防ぎながら、灯体が光っている時はインジケータ側に電圧を入力してインジケーターも光らせるという単純な結線です。
事前準備の品々
さて、このLEDウィンカーをSRV250にビルトインする機会はあるのでしょうか?
それにしてもAmazonで購入したKinstecksのLEDウィンカーは再販してもすぐに在庫切れになってしまうのは人気があるから?
それとも新型コロナの影響で生産や物流が上手く動いてないからかな~(ボソ)
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