グリップは劣化してから交換?
車のハンドルやバイクのグリップなど人間が乗り物を操作する際に、握られたり擦られたり雨や日光に晒されたりする部分は時間と共に劣化していきます。これは避けられない物理現象だったり化学反応だったりします。
今回はバイクのグリップの保護について考えてみました。一般的には劣化したり、故障した段階で新品や中古品(正常動作品)に交換することになります。TIGER800は純正グリップから交換されています。
前オーナーさんが社外製のグリップヒーターを取付け為です。このグリップヒーターは性能的には問題ありません。適度な発熱と微調整機能があり冬場は重宝しています。
とは言えバイクのグリップの宿命でしょうか?我がTIGER800も少しヤレてきた様子です。
左側はクラッチレバー操作時にグッと握られたり、右側は速度調整時とギアを変更時のスロットル戻しの際に手で握られて回転させられたりと繰り返し擦られた跡が目立ってきました。
特に左側の劣化が激しくなっています。単なるグリップならそれだけ交換すれば事足りますが、ヒーター内蔵なので交換は費用が嵩みそうです。
できるだけ今のグリップで見栄えも悪くならない程度で使い続けたいと思いました。そんな私には(ブログを見ている貴方には)、グリップ全体を覆う熱収縮チューブなど如何でしょか?
グリップのお化粧は簡単で効果大
というわけで、極楽峠へのツーリングから帰ると洗車をさっさと終え作業開始です。(笑)
まずは現状のスッピン状態を見てみましょう。(笑)
表面のキメの細やかさが無くなってきてガサガサ荒れてきてます。このままでもいいのですが、亀裂が入り始めて内部の電熱線(ヒーター部)に影響が及んでは大変です。
それと左側だけグリップエンドとグリップラバーの間に大きすぎる隙間があります。
これもなんとかしたい。
右側はどうでしょうか? 隙間はありませんし、左側よりは右側グリップの状態はいいようです。
いよいよ熱収縮チューブの出番です。これを使ってお化粧してみましょう!
使うチューブはこれです。
商品名はラバーグリップ・スーパー(厚み:0.5mm、長さ:500mm、内径:40mm)
SRV250に装着した物と同じだと思います。長さがちょっと長いのかな?
適当な長さに切ります。切れ味の良いハサミを準備してくださいね~
左側
被せた後に均等に収縮するように全体的に熱風を当てていきます。ヒートガンの使用を推奨します。家庭用の一般的な熱風(温風)ドライヤーでは気の長くなるような作業となるかもしれません。
そして、大きな隙間部もラバーグリップを長めにして隙間を覆ってしまいます。こうすればゴミや雨等が入ってくる心配もありませんしね!
但し、見た目が何かの形を連想するようで... 造形的には失敗かも(ボソ)
右側
これでヒーター付きグリップを雨風や日光から守ってくれることでしょう。
厚みも0.5mmしかないので若干太くなったぐらいで違和感ありませんでした。
新車のバイクにも活用するメリット
この熱収縮チューブ(ラバーグリップ)の使い方としては、劣化してから劣化した部分を隠すというだけでなく、新車から付けておくという使い方もあります。
このチューブを付けておけば、新品状態のグリップが維持できるので、仮に中古車として下取りに出す際にチューブを取り外しておけば標準グリップの状態が奇麗という理由で査定がアップする可能性大です。
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