新型コロナウイルスの抗体獲得か?
新型コロナウイルスのワクチン開発に各国、各社が競い合って取り組んでいる中、バイオ技術分野のベンチャー系企業:modernaが少人数の臨床試験で治験者から新型コロナウイルスに対する抗体を獲得したとの記事を昨夜遅くにネットで知った。
異様に興奮してしまって今日も朝早くに目が覚め、類似の記事を読み漁ってしまった。この企業のワクチン開発手法は従来のそれと異なるユニークな方法らしい。
ハイテク技術やアパレル業界、家電、通信端末、どんな分野であっても次の時代を担うのは従来路線の延長ではなく革新的な(もしくは独創的な)手法で、その業界の常識を覆す人々なのであろうか?
調べてみると、モデルナ社は正式にはこの世に医薬品を一つたりとも生産、供給していない会社らしい。
現在の限られた治験者数から大規模な形での最終確認が完了すれば、リスクとリターンを適切に判断する米国政府によって、信じられないよな早さで臨床最終段階へ進む可能性が高い。
全米87ヶ所で大規模治験も計画されているようだ。
Moderna社の大規模な治験開始は7月下旬予定。約3万人を対象に7月下旬からスタートするとのこと。感染者が多い米国なら治験者も多くデータ取りも容易だと思われる。
抗体保持期間は....
ウイルスに対して効果的な抗体ができることが事実だとすると、その効果が維持できる期間も気になる。インフルエンザウイルスのように毎年、予防接種が必要なのか?
それとも麻疹や風疹、おたふく風邪等に見られる長期的な抗体を保有できるのか?
いずれにせよ成功すれば、まずは米国そして全世界へ一気にワクチン供給がなされると思われる。
中国がマスク外交で各国をゆすぶったように米国はこのワクチンを世界的に向けて効果的な外交手段に使う可能性があるが、人道的に配慮したトランプ政権であってほしいと願う次第だ。
バランス・オブ・パワー
中国に対してはトランプ大統領も何らかの条件付きでワクチン外交を仕掛けてくるに違いない。(絶対そうだと、個人的に思っている)
常に世界ナンバーワンを目指す米国、恐怖と安心、貧困と富、需要と供給、リスク&リターン、シナリオに基づく法外活動。
映画の見過ぎかもしれないが米国という国家は未来永劫に渡って、地球上の富と権力をコントロールし続ける為の、野望、戦略、行動力の凄まじさを感じる今日この頃である。
昨今の中国の国際社会の無謀を止めて欲しいと思う反面、一国強国はやばいとも思う。
バランス・オブ・パワーで世界の力関係が均衡した状態がいいのかもしれない。
アフターコロナ&アフターモデルナ
modernaの社会的評価は今後の株価に表れて行くことだろう。そして、抗体獲得効果が判明し大きな副作用もないとすれば、アフターコロナというフレーズで描いていた世界感も大きく変化していくと思われる。
将来、未来に明るい光景を想像できなかった人々(航空業界、サービス業界、旅行、レジャー、ライブハウス etc.)も、晴れた気持ちを取り戻せるはず!
暗闇の中を走り続け、諦めかけた時に見える希望の光。それを体で感じ始めた時の人間の活力、行動力、爆発力は計り知れない。
何がなんでも経済失速を防ごうとして市場にこれでもかと公的資金を投入して経済をささえた各国のブレない判断。
もうワクチン開発成功から始まるバブル相場は否定できそうにないかもしれな。いや既に始まっていると思われる。
情報を集め、つなぎ合わせ、自分でシナリオを複数考え、選択、そして結果を分析して次の行動を決める。 経験と決断 努力と継続 分析から戦略立案 こういったことを毎日やることでボケ防止につながるなら嬉しいものだ。
誤解を受けるといけないので断っておきますが、当方はmodernaの株は持っていない。以前から会社の存在だけは知ってましたが。 悔やまれる...
競争激化のワクチン開発
米製薬大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)もワクチン開発の目途付けと具体的な供給開始を検討しているようだ。(詳細はここ)
日本(東京)で感染者の増大が報じられる最中、検査母数との因果関係を精査する必要はあるものの第2波が懸念される。
海の向こうではワクチン開発の明るい話題、一方国内では不安ムードの高まりが人の経済活動に対する期待と失望を生み、それでも経済はある方向に向かっている。
さて、向かう先はどっちだ? 現実の経済状況と数か月先を常に推定して動き始める株価。予断は許さない状況かも。シナリオ好きな人はストーリーが沢山思い浮かぶかもしれませんね!(笑)
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