サイドスタンドのガタは経年摩耗?
最近、気が付いたのですがサイドスタンドを立てた時の傾きが少し大きいようです。サイドスタンドも25年も使っていれば少しずつ摩耗したり、ボルトで固定している根本部分の寸法が広がったりしてガタが大きくなってきます。
今回はサイドスタンドの微調整を実施してみます。
まずは下から覗いた状態です。フレームからステーが出ており、このステーをU字の形をしたサイドスタンドが両側から挟み込む構造です。
若干フレームから出ているステーの先端部分が擦り減って、薄くなってきているのでしょうか? 水が付いているのは洗車直後なので気にしないで下さい。
サイドスタンドを取り外します。マイナスドライバーを入れてテコの原理で持ち上げると簡単に外れます。ヤマハさんのメンテのし易さに脱帽です。
スプリングと取り付け金具が取れました。サイドスタンドがぶらぶら状態です。
サイドスタンドはボルトで締め付けられてます。構成としては表側からボルトでネジ留めされており、裏側からは緩み防止ナットで挟み込まれているよくある構造です。
折角分解したので家庭用洗剤のジフで泥と砂と油だらけの汚れも落としておきます。
家庭用洗剤は安くて油汚れには欠かせません!(笑)
さて分解したサイドスタンドにおまじないを掛けますよ。万力で少し締めあげます。但し、この小型万力ではやや力不足。
できる範囲で締めていくと、若干U字の溝部分が狭くなったような気がします。
Uの字の溝部分の寸法は約11mmでした。10mmを下回らない範囲でできるだけ狭めていきます。万力で絞めては寸法測るの繰り返し!(笑)
最終的には10.2mmまで攻めました。
その後、修復作業をポンポンっとやっていきます。
開閉作業が実にスムーズになりました。サイドスタンドの上げ下げ時にガタが激減しました。これならサイドスタンドの傾きも修正されると確信しつつ、サイドスタンド状態でバイクを駐車すると、以前より安定しています。ガタがないのがいいですね~
サイドスタンドを跳ね上げるときに節操なく跳ね返ってくる動作もなくなり、単純な作業なのですが満足の結果が得られました。
寒かったので、このまま作業終了としました。肝心のサイドスタンド立てた状態の写真がないじゃないかと怒られそうです。(ボソ)
サイドスタントの傾き具合が改善されると、スタンド出した状態でオフ車乗り(左足を左ステップに置いて、そのまま右足を跨いでシート状でスタンディング)した際の安定感が全く違います。
少しの角度の違いやガタが無い状態にすることでバイク駐車時の安定感が凄く良くなることが分かりました。
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