タンク裏の燃料コックが便利 SRV250

※この記事は2015年4月頃に書いた記事のリファイン版です。

ここは無くしちゃダメ



4DNとはSRV250とルネッサの型式名称です。同じ型式なのでフレームやエンジン、キャブレター等はもちろんその他以外にも共通の部品が沢山あります。

SRV250だけにあってルネッサに無い部品。又は仕様が少し変更されてしまった部品等が沢山あります。

その中でもルネッサで変更されてしまった最も残念だとおもう部品はタンク裏の燃料コックです。


シートを外してタンクを少し持ち上げると燃料タンクから負圧ポンプに繫がる燃料ホースがあります。
SRV250にはタンク裏に燃料ホースへ行くガソリンを止める為のコックがあります。ところがルネッサには無いのです。これでは気軽に車体からタンクを下すということができません。

タンクを外す必要はあるの?

メンテ好きな人にとってはタンクを外したい状況は多々あります。

  • キャブレターのOH
  • サイドスタンドリレーの交換
  • ウィンカーリレーの交換
  • HIDヘッドライトのバラスト設置
  • DIY配線時のワイヤーハーネスの設置
  • イグニッションコイルへのアーシング
  • レギュレーターへのアーシング

こういった作業時にはタンクを外してしまった方が効率が上がります。
ヤマハさん!いくらコストダウンといってもひどいじゃないですか~
メンテナンスが好きな人たちを困らせること間違いなしですよ。

改悪案件だと思いますが、もしコスト以外の理由があったとしたら知りたいです。
開発当時にヤマハさんなりの事情があったのでしょうか?

例えば、ルネッサのタンク形状と車体のクリアランスが確保できなくてコック付きではフレーム等と当たってしまうとか...
(ルネッサ乗りの方からの情報お待ちしてます。)

中古品を入手してリビルド

ルネッサ乗りの皆さんの為に中古品を運よく入手できた場合のメンテ参考情報を紹介します。(写真はSRV250に付いているコックありのものです。)

タンクから燃料コックを取り外す方法は実に簡単です。タンク裏の2本のネジを緩めるだけです。(笑)
SRV250のタンクの裏にはネジ2本だけでで燃料コックが取り付けてます。
燃料が隙間から漏れないようにゴムパッキンが付いています。

長い年月でネジが固着している場合もあるのでCRC-556を前日に吹きかけておくと良いかもしれません。またゴムも硬化してますので新品に交換することをお勧めします。
基本的にはゴムが変形して平たくなっていたら交換です。
(液体ガスケットは部品が入手できなくなった最後の手段ですよ)

燃料コックの分解

本体の分解の実に簡単です。OFF、ON、FUELと刻印されているパネル部に対角線上にあるネジ2本を外すだけです。(笑)



写真を見て頂くとわかると思いますが、昔のバイクは構造もシンプルでメンテすれば再利用できる部品ばかりです。



この部品の中で経年劣化する部品はOリング(ゴムのリング)のみです。
仮に本体から漏れが発生するようなら、このOリングさえ新品にしてあげれば機能は十分回復します。


Oリングの上側に移っている丸形の少し変形している部品はバネの役目をする部品です。
回転構造の部分とOリングの接する部分を、バネ力を利用して押し付けてガソリンが漏れないようにしています。

もしOリングを新品にしても漏れが止まらないなら、バネの役目をしている部品を現状以上に変形させえバネ力が強くなるように『お・ま・じ・な・い』を掛けて下さい。
漏れが止まると思います。

もし、自分でもできそうかなって思われた方はヤフオクで1円とかで出品されている部品を落札していじってみては如何でしょか?

1980年代、1990年代のバイクはメンテしてあげれば再利用できる部品構造となっているます。その当時の設計者のセンスを感じることができますね!



  

関連記事

0 件のコメント :

コメントを投稿

コメント頂いた内容は非定期の確認となりますので返信が遅くなることがあります。
ご理解頂ければ幸いです。