ついに持病が発症 SRV250

忘れた頃に持病を発症



持病といっても人間の病気ではありません。(笑)
SRV250が持っているあの持病が発症してしまったのです。そして密かに進行していたのです。

気が付いた時にはステージ○○というのは人間だけかと思いきや、我が愛機もステージ3ぐらい?の状況でした。


病名はリフレクターポロリ病です。
症状としてはナンバープレートが固定される部分とリフレクターとの間に知らぬ間にクラックが入り、バイクのエンジン振動や走行時の振動により徐々にクラックが進行。

そしてツーリング時に気付くとポロリしてしまう恐ろしい病気なのです。
そして私のSRV250もこの病に犯され今にも捥げそうな状態でした。

SRV250のリフレクターポロリ病



ボールペンの先端あたりからクラックが入り始め、中央から左右に少しずつ進行します。
最後は両端だけでつながった状態となりますが、走行中の知らぬ間に落下(ポロリ)という結末を迎えます。(笑)

裏側から見るとクラックが相当進行しているのが分りますよね~



4DNは4気筒のマルチエンジンと比べればそれなりに振動がある車両です。それが原因なのか?

そもそも強度設計の余裕度不足だったのかは分りませんが、この部分にクラックが入る車両は少なくありません。

先日参加させて頂いた4DN全国ミーティングでも本来リフレクターがある部分が無い車両を目にしました。リフレクターが無い状態で走るのは実は違反となります。

車検があるバイクであれば車検時に整備不良で通りません。250ccは車検がないのですが運悪く?警察の方に見付れば整備不良ですよと指摘されかねません。

こういった強度が必要で且つ振動等で繰り返し応力ひずみが発生する場所は修理方法としては溶接しかありません。とはいうものの物好きな私でも自宅に溶接機などもっていません。

この事象を発見したのは4DN全国ミーティングの前日7月13日のことでした。
往復200kmぐらいのツーリングで岐阜県方面に行って帰って際、少し雨に降られたのでプレート周辺を拭き拭きしていました。

すると異常にリフレクターから先端にかけてグラグラするのを発見したのです。
『も・も・もしや~発症?』と背中に変な汗かきながら良く見るとクラックを発見したのでした。

変な汗だった理由はもう一つあります。実は凡その部品はストックしてある私ですが、このナンバープレートを固定するステーはバックアップ品を持っていないと分っていたので、すぐには復活できないと確信しちゃったからなんです。(爆)

明日(7/14のこと)のミーティング道中は何とかもたせる必要があったので子供だましのような処置を施します。

接合したい部分を脱脂して汚れを落とし乾燥させます。そして金属用接着材を塗って硬化するまで仮止めです。 こんないい加減な応急処置で高速道路200km以上の距離を走るのは勇気がいりますが仕方ありません。



但し繰り返し応力には耐えれないことは分ってます。
更なる暫定処置として裏側から金属アルミテープを貼ってポロリに備えました。


新品は購入可能?

さて、新品は購入できるのでしょうか?
品名:ブラケット,ライセンス
品番:4DN84751-00

答えはNOです。 既に在庫なしの廃盤状態で購入不可能です。


ストックハンターの出番?

仕方ないので接着材が乾くまでヤフオクでお目当ての品を探します。
ありましたよ! 偶然に欲しいブラケット、ライセンスがヤフオクで出品されてました。
しかもオークション終了日は7/14の夜なので早速入札しました。

その結果98円で落札。送料756円を別途お支払いしておきます。(笑)
7/16に自宅に届いたので箱を開けてみると衝撃の事実が....

なんと! 弱い部分に金属プレートが溶接されて補強されていたのです。
昔々そのむかし、持病を再発させない術を施したユーザーさんがいたのでしょう。
運よくその逸品を手に入れることができたのでした。



まさかヤマハさんが設計変更してこの部位を強化したとは思えません。
だって補強部分の金属プレートの出来栄えが素人仕事に見えるのです。

私の溶接技術よりはよっぽど上手いけど、製造工場の出来栄えには見えません...
何か情報をお持ちのかたは教えて下さいませ。

2019/07/20追記

ツイッター経由で貴重な情報を頂きました。ありがとうございます。
あるユーザー様の92年車両(たぶん)の該当部分を確認して頂いたところ、補強プレートが施されていたとのこと。

メーカー純正品として補強プレート有り無し品があるのか? それとも、ある時期の補強が流行ったのか? 益々謎が深まります。

古いマイナー車の場合は情報が少なく当時の事を知る人が少ない為、現物確認から始まって過去を推定するしかありません。 まるで化石や土器から古い時代をの出来事を予測する歴史研究かと同じだったりして...(笑)

ちなみにヤマハコミュニティープラザの展示車は補強プレート無し品でした。





実は...
この記事を書いた後にヤフオクの出品物を何個かウォッチし続けました。

同じように溶接補強したものを数点見つけることができました。ちなみに出品されていた品の写真はこれです。



ここからは推定ですが、亀裂が入ってバイクショップに持ち込まれた車体に対しての補給品(補修品)は最初から溶接補強されたものが引き当てされたのではないでしょうか?

仕上げは後日

折角手に入れた逸品ですから錆びを落として、歪みを矯正してブラックの塗装で仕上げてからバイクに取り付けしてあげる予定です。

取付作業の様子はこちら


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