オフロードバイクでの受傷から1年と数カ月
今年の4月12日にオフロードバイクに乗って林道を走り回って楽しかった話を以前書きました。(詳細はここです)術後リハビリテーションのイメージ
ネット情報で術後スケジュールを予想してみました。
- 術後0〜2週:ギプス固定による安静保持
- 術後3週〜:取り外し可能な装具を装着し、部分荷重開始
- 術後5週〜:サポーター等を使用し、全荷重での独歩へ移行
- 術後7週~:患部の外反筋強化運動や可動域(ROM)運動をスタート
- 術後12週〜:ランニングなどのスポーツ動作練習の開始
- 術後16週:日常生活動作(ADL)の痛みのない完全自立
- 術後20週:サポーターの装着を終了し、元の状態への完全復帰を目指す
まとめ
腓骨筋腱脱臼は珍しい怪我であり、受傷から時間が経ってからの手術となりますが、適切な手術(Das De変法)と慎重な固定・段階的なリハビリを重ねることで、機能回復が見込めることが分かっています。
まずは9月23日の手術を無事に終え、焦らず着実にリハビリを進めていきたいと思います。同じような怪我や痛みに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
想定している状態(支帯のゆるみ≒剥離した骨膜)
手術によるゆるみの解消≒剥離部を閉鎖
上腓骨筋支帯修復術(じょうひこつきんしたいしゅうふくじゅつ)
- 軟部組織の修復:緩んだ支帯をしっかりと縫い縮め(縫縮)、アンカーと呼ばれる特殊なネジなどを用いて外くるぶしの骨に強固に固定します。
- 骨の処置(必要な場合):もし腱が通る骨の溝(腱溝)が生まれつき浅い場合は、骨を少し削って溝を深くする手術(骨性制動術)が同時に行われることもあります。
リハビリのポイント
焦らず長めに固定・保護する
手術で再縫着した「上腓骨筋支帯」が骨にしっかりとくっつく(癒合が完成する)術後12週間程度までは、再断裂や縫着部の炎症を起こさないよう、固定や装具、サポーターを用いた慎重な管理が欠かせません。
痛みに留意しながら段階的に動かす
術後6週以降から、自動介助での可動域(ROM)運動や患部の外反筋強化運動を少しずつ開始し、超音波治療なども活用して癒着防止や炎症の軽減を図ります。
継続的な筋力・バランス強化
日常生活や仕事、スポーツへの完全な復帰、そして再発予防のためには、復帰後も継続して筋力強化やバランス練習に取り組むことが重要です。
「今動けるのに、なぜ今さら手術?」
受傷から1年以上が経ち、私自身、現在は軽いジョギングや早歩きができる状態まで回復しています。そのため、「一見動けるのに、本当に今さら手術をする必要があるのか?」と悩む気持ちもありました。
しかし、腓骨筋腱脱臼は保存療法では再脱臼率が高いとされている怪我です。今は動けていても、ふとした瞬間の不安定感や、将来への不安をすっきり解消するために、受傷から時間が経っていても(私の場合は2025年7月6日の受傷から2026年9月23日の手術へ)しっかり根本的な治療を選ぶべきと考えるに至りました。
そもそも受傷例が少ないのでアレコレ調べる期間が長かったという理由もありますが...
手術後に「あえて痛む・動けない時期」がある理由
手術(Das De変法など)の後は、以下のようなプロセスを通ることが大切だと分かります。
焦らず長めに「固定・保護」する期間がある 切れていた上腓骨筋支帯をしっかりと骨に定着させるため、術後は数週間〜数ヶ月にわたってギプスや装具、サポーターでの慎重な管理が行われます。「早く動きたい」と焦る気持ちをグッとこらえ、この初期の保護をしっかり行うことが、将来の安定した足を取り戻す一番の近道です。
術後の「痛み」は治癒のプロセス 手術前は不思議と痛みがなかったりしますが、術後は組織を修復するための外科的侵襲や、リハビリで固まった関節を動かす刺激によって、一時的に痛みや突っ張り感が出ることがあります。これも「体が正しく治ろうとしている証拠」として、焦らず付き合っていく心構えが大切です。
同じ症状に悩む方へ:これから手術を迎えるにあたって
腓骨筋腱脱臼は受傷例が比較的珍しく、周りになかなか同じ怪我の人がいないため、不安を感じやすい怪我です。
ですが、適切な手術と、専門的なプログラムに沿った段階的なリハビリ(患部の外反筋強化や超音波治療の活用など)をコツコツ積み重ねることで、しっかりと機能が回復していくことがデータや事例からも示されています。
私の事例を今後このブログに更新記事として少しずつ追記していくつもりです。
同じような足のトラブルや痛みに直面している方の参考や、少しの安心につながれば嬉しいです。
おまけ
もし、短腓骨筋腱が縦断裂していた場合は以下のような術式も合わせて施すようです。外くるぶしの後ろに収まっているはずの長腓骨筋腱と短腓骨筋腱の2本の関係性、そしてそれらを覆う上腓骨筋支帯(バンド)の緩みが原因で、以下のような動き(ズレ)が生じていると推定できます。
足首を動かしたときに腱がせり上がるのは、上に乗っている長腓骨筋腱が、バンドの緩みを突いてくるぶしの頂点側(前方)へ滑り出そうとして、下の短腓骨筋腱を外側に押し出している(または2本が横並びに乗り上げている)状態です。
足首に力を入れた瞬間に、裂けた腱がバナナの皮のように左右にパカッと開き、その中央からもう1本の腱や、裂けた片方が「ムニュッ」と外くるぶしの骨の上にせり上がってくるという独特な挙動をします。これが「完全には外れないけれど、何かが骨を乗り越えて膨らむような違和感」として感知されます。
足首を外側に返したり(外転)、つま先を上に上げたり(背屈)したときに、腱が強い緊張に耐えかねて、伸びたポケットの限界まで外くるぶしのエッジ(縁)にジワッと乗り上げている状態です。
腓骨筋腱と支帯の図解
それは中足部の深い足底側を通り、横弓を支え、内側楔形文字と第一中足骨の基部に挿入します。短腓骨は下部のフィビラルシャフトから始まり、第5中足骨の基部に挿入されています。
腱は腓骨の先端より上に共通の腱鞘を共有し、上腓骨網膜と下腓骨網膜によって固定されています。
上腓骨網窩(SPR)は、腓骨腱の亜脱臼に対する一次拘束装置として機能し、前外側足首不安定性に対する二次的な拘束でもあります。
これは共通の腓骨鞘と脚の浅筋膜の合流点から形成されます。前方では外側腓骨膜に付着し、融合しています。後方ではアキレス腱と踵骨への付着が様々です。
SPRは、腓骨腱の共通腱鞘内に収まる線維骨トンネルを作り出します。より遠方では、腓骨結節のレベルでは、腱は独立した腱鞘と下腓骨網管によって形成される線維骨管を持っています(3a)。

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