オイル交換 ドライサンプ方式 XR250

あれ? 1年前のオイル交換記事がない

1年前のゴールデンウィーク中にXR250のオイル交換をしました。ブログに備忘録として書いて残したつもりが、なぜか残っていなかった。(悲)

何かの操作中に誤って消してしまったようです。まあ還暦近い爺の記憶には残っていたので良しとしましょう!(笑)

XR250のオイル交換注意点

ドライサンプ方式なので、エンジン下(クランク側)のオイルドレインと、オイルを溜めるフレーム側のオイルドレイン(ダウンチューブ?)の2か所からオイルを抜くことだけ注意しておけば問題ありません。
エンジンは回さず冷えた状態でやってます。その方が早く抜けるような気がします。

自家製エンジンガードの取り外し

オイル交換時に毎回エンジンガードを外す必要がないようドレイン部分に穴をあけていた、薄っぺらいアルミ板のガードを今回は外しました。

実はメルカリでお安い中古のガードが出品されていたので、昨日購入して数日後には届く予定なので、今回はその前準備として外しました。長い間、しっかりエンジンをガレから守ってくれた必要十分なDIYガードでした。(笑)

ドレインボルトを狙い撃ち

ここにあるこいつです。(赤矢印) 受け皿を用意して、準備OK!
勢いよく出てきます。そんなにオイルが劣化してないような気もするけど… もう1年経ったしね~
オイルの状態と色はこんな感じです。
フレーム側からのオイルを抜く際は前タイヤにオイルがかかるのが嫌なので、牛乳パックとか使います。
オイルフィルターも新品に交換しましょう!
モノタロウさんのオイルフィルターを購入すると他車用と兼用なのか、XR250使用しないOリングとかたくさん入ってきますね~
ホンダXR250だけど、ヤマハのオイルで代用です。

覚書

クランクケース側のドレインボルト 締め付けトルク 2.4kgf 24Nm
フレーム側のドレインボルト 締め付けトルク 4.0kgf 39Nm
オイル量 フィルター交換なし時 1.3L 交換あり時 1.4L

オイルゲージでオイル量をチェックする際は10分ほど走行してから、確認すること。
ドライサンプ方式なので、こうしないとタンク奥のオイルゲージで正しいオイル量のチェックができませんのでご注意を!

2021年に実施したオイル交換記事を見たい方はこちらです。

備忘録

作業ステップ
  1. 準備
    • 必要な工具と材料: ドレンボルト用レンチ、新品のドレンワッシャー(クランクケース用とフレーム用)、オイル(推奨:ホンダウルトラU SAE10W-30、10W-40)、オイルフィルター(交換する場合)、廃油受け容器(広口の計量カップ推奨)、シリコン製じょうご(注入口からの溢れ防止用)、清潔な布。
    • 作業環境: バイクを水平に保つため、サイドスタンドに板を噛ませるか、ジャッキを使用。作業は涼しい時間帯(夕方など)に行うと快適。
    • オイル量: オイル交換のみで1.3L、オイルフィルター交換時で1.4L。サービスマニュアルを確認し、過剰注入を避ける。フレーム側のオイルが一杯になったら注入口を一旦締めて5分ぐらい暖気する、残りのオイルを注入口から入れる。
  2. エンジン暖機
    • エンジンを数分間アイドリングし、オイルを温めて粘度を下げ、排出を容易にする。
    • 暖機後、エンジンを停止し、車体を垂直に保つ。
  3. オイル排出
    • フレーム側ドレンボルト(ダウンチューブ下部):
      • ボルトは前方に傾いているため、オイルがフロントタイヤ方向に飛び出す。廃油受け容器を適切に配置し、フェンダー下に板を置くと汚れ防止に有効。
      • ボルトを外し、オイルを排出。ワッシャーの損傷を確認し、必要なら交換。
    • クランクケース側ドレンボルト:
      • エンジン底部にあるボルトを外し、残りのオイルを排出。ワッシャーの点検・交換を行う。
      • 排出時はオイルがフレームに沿って垂れることがあるため、ガムテープを貼って汚れを防ぐ。
  4. オイルフィルター交換(必要な場合)
    • オイルフィルターカバーを外し、古いフィルターを取り出す。Oリングの状態を確認し、劣化していれば交換。
    • 新しいフィルターを装着し、カバーを規定トルクで締める(滲み防止のため)。
  5. ドレンボルトの取り付け
    • フレーム側ボルトを規定トルク(4.0kg-m)、クランクケース側ボルトを規定トルクで締める。
    • ワッシャーが正しく装着されていることを確認し、漏れ防止を徹底。
  6. オイル注入
    • オイルレベルゲージを取り外し、シリコンじょうごを使用してオイルを注入。1L程度をまず入れ、エンジンを短時間(アイドリングで1分程度)始動してオイルを循環させる。
    • エンジンを停止後、残りのオイルを追加し、合計1.3L(フィルター交換時は1.4L)を目安に注入。
    • レベルゲージをねじ込まずに差し込み、オイル量が上限と下限の間に収まるか確認。
  7. 最終確認
    • エンジンを始動し、数分間アイドリングしてオイル漏れがないか確認。
    • エンジン停止後、再度オイルレベルをチェックし、必要なら補充。
    • 試走を行い、オイル滲みやギアの入り具合を確認。

注意事項
  1. オイル排出時の注意
    • フレーム側ドレンボルトから排出されるオイルは前方に勢いよく出るため、フロントタイヤやフレームが汚れないよう受け皿を工夫する(例:広口容器や板を使用)。
    • クランクケース側は比較的真下に落ちるが、フレームに垂れる可能性があるため、ガムテープで保護すると良い。
    • ドレンワッシャーは再利用可能だが、変形や損傷がある場合は必ず新品に交換。
  2. オイル量の管理
    • 過剰注入(例:1.6L以上)はギアが入りにくくなる原因となる。サービスマニュアルの規定量(1.3Lまたは1.4L)を厳守。
    • オイルは2回に分けて注入し、エンジン始動後にレベルを確認することで正確な量を調整。
  3. ドライサンプ方式特有の点検
    • ドライサンプ方式ではオイルがクランクケースに溜まらず、フレーム内のタンクに貯蔵されるため、レベルゲージでの点検が重要。エンジン暖機後、車体を垂直にして1分間アイドリングし、すぐにゲージで確認する。
    • オイルがゲージに付かない場合は、オイルチェックボルトを外してオイルの流出を確認し、不足なら補充。
  4. オイルの選択
    • 推奨オイルはホンダ純正(ウルトラU 10W-30、10W-40、20W-50)またはAPI分類SE/SF/SG級。街乗りや高速走行では10W-40が一般的。
    • 高性能オイル(例:カストロール パワー1 10W-40/50)も使用可能だが、コストと性能のバランスを考慮。
  5. 作業環境と安全
    • 作業中にオイルが皮膚に付着しないよう手袋を着用。廃油は適切に処理し、環境に配慮。
    • エンジン始動直後はオイルや部品が熱いため、火傷に注意。
    • フィルターカバーやドレンボルトのOリング/ワッシャーの劣化は滲みの原因となるため、点検を怠らない。
  6. 交換時期
    • 通常は2000~3000kmごと、または2~3か月ごとに交換。レース用途や過酷な条件下では1000kmごとに交換推奨。
    • オイルの汚れはレベルゲージを布で拭いて確認。乳化や異臭がある場合は、エンジン内部の問題を疑い、点検を行う。(オイル注入口の蓋にあるパッキン劣化も要確認)

補足
  • オイル交換の頻度: 定期的な交換がエンジン保護に重要。劣化したオイルはシフトフィールやエンジン音に影響。
  • メンテナンス記録: 交換日や走行距離を記録し、次回のタイミングを管理。
  • 廃油処理: 廃油はエーモンポイパックや専用容器で受け、自治体のルールに従って処理。
以上のステップと注意事項を守ることで、XR250のドライサンプ方式のオイル交換を安全かつ効率的に実施できます。

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