秋葉神社のお祭り 

餅つき伝承? 貴重な体験




週末はツーリン三昧の私ですが、時々町内行事にも参加しています。今年は数十年に一度の神社係の役が回ってきました。

由緒ある町内にある不乗森神社(のらずのもりじんじゃ)の行事を責任をもってやらなければなりません。前回紹介した田植えも神社係のお役目だった訳です。

実は町内にはもう一つの神社として秋葉神社がありまして、年に1度、お飾りをしてお餅を含めたお供えをしながら、災害火災を祈りお祭り&祈願をしています。

古い町なので様々な行事に対応すべく町内は6つにグループ分けされてます。。
餅つき係、持切り係、お菓子係、しめ縄係、etc と6年に1回、お役目が回ってきます。

私の所属する組は今年は餅つきの担当です。通称『餅つき係』と呼ばれています。
この町内に引っ越ししてから3回目の経験になります。


今まで以上に気合が入ってます。実はこの秋葉神社のお祭り(町内餅つき)とは別に不乗森神社の御神田の稲(もち米)を収穫して餅つきをするという大役?がありまして、この機会に餅つきのやり方をしっかり学んでおかなければなりません。

10月29日は早朝7:00からの餅つきに備え身支度を整えます。

7:00に不乗森神社の社務所裏の倉庫に行くと、既に火が焚かれていました。
ドラム缶?の上側1/3を切ったような筒状コンロ鉄鍋がセットされてます。
中には大量の水が入れられ沸騰するのを待ちます。



ところが年に1回のこの行事。時にはミスもあります。
『こりゃなんじゃい。これでは蒸籠が置けんじゃないか?』

経験豊富な先輩に教えてもらいながらセットしなおします。組長さんと町内精鋭部隊で鉄鍋と穴あき鉄板を入れ替えます。



どうやら火力も足りないようでもっと薪を投入せよとの指示をもらいます。 本来若い衆がやらなきゃいけなかったとは思いますが、薪入れや火力調整は先輩先生に見本を見せて頂きました。

炉、鉄窯、鉄板の順が正解!

鉄鍋の位置が違ってました。正しくは下の写真のようにセットしなければなりません。



蒸籠二段でもち米を炊きます。下の蒸籠から順番に炊き上がりますが、下の蒸籠で約25~30分くらいが丁度良いとのこと。

この日は天気も良く、絶好のツーリング日和でもあったのでソロツーリングに行きたい気持ちを抑えきれず変な妄想をしてました。

蒸籠はピストン? 鉄鍋の水蒸気がエネルギー源、そして火種と燃料で点火....
この絵はパラツインエンジンに似ているな~

休日にソロツーに行けなかったライダーの禁断症状が発症したようです。(笑)



下の蒸籠のもち米を石臼に移します。



杵(きね)を使って素早くもち米をすり潰しながら、もち米の風味と甘さを閉じ込めます。先端に適度にお湯(又は水)を付けてつぶしていくと杵にもち米が付くのを防げます。

二人でやると効率がいいですね~ 時計回りに石臼を中心に回りながら均一に米をつぶして固めていきます。


全体的につぶれて塊感がでて餅っぽくなってきました。近所の子供達も興味深々です。


そして、やりたい気持ちがやはり抑えきれません。


楽しそうに力を込めて『ヨイショ♪ ヨイショ♪』


そして、待ちに待った餅つき体験! 楽しそうです。



その後は私たちおじさん軍団(餅つき係)が餅を杵でついて&返してをやり続けます。(笑)
いい具合に表面ツルツルでプリプリの餅ができあがりました。



最初に着いた一番餅はお供え用として大小サイズに分離して、餅切り係へバトンタッチ!
ずっしりと重厚なお供え餅となりそうです。



詳細な餅つき方法が知りたい方ははこちらを御参照下さい。
(外部サイトが別ウィンドウで開きます。)

この繰り返しを8セット(蒸籠8個分)実施して無事に餅つき係の仕事は終了~♪
町内の皆さんが協力して対応したので一人当たり1.5セットぐらの負荷でした。

運動不足の私にとっては結構な運動量だったりして....
御褒美に出来立ての餅をお好みで頂けることになりました。

甘党の私にとっては至福の喜び!?
こしあん、つぶあん、きなこ 全部美味しそうです。 



あれこれトッピング!


どれも信じられないほど旨いです。つきたての餅は最高です。
大根おろし&醤油がやっぱ一番好きかも....



そして肝心の後片付けです。
鉄鍋外側のススをしっかり洗い流します。


石臼も細かい凹凸に餅が残らないように、たわしを使ってやり過ぎるぐらい洗っておきましょう。そうしないと餅が残っているとカビが発生して次回使えなくなりますので....
最後は日光の紫外線でしっかりと殺菌しておきます。



その後、不乗森神社の納屋に入ってみると戦闘機のプロペラがありました。
戦時中に近くに落ちた戦闘機のものという噂もあったりしますが、地元の人を探してみたのですが、詳細は聞けませんでした。


そして3個目の鉄鍋と2つ目の石臼も発見。
昔はもっと盛大な行事で大勢で餅つきしたのかもしれませんね~


この経験を忘れずに次回の不乗森神社のイベント
  • 御神田のもち米収穫
  • 不乗森人社への餅の奉納
に備えたいと思います。 このイベントは神社係の人が仕切らないといけません。
当日になって、『餅つきのやり方を知りません。』とは言えないのです。(笑)

歴史がある地域の行事ですので、できるだけ参加して自分自身も楽しみたいと思ってます。
更に正月が近づけば、門松作りが体験できるかもしれません。(ボソ)

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