誰でも分かるオイル交換作業
TIGER800のオイル交換に挑戦したお話です。
挑戦といっても初号機:SRV250では何度もやってるオイル交換なので”はじめての”というのは大げさな表現かもしれません。
同じバイクのオイル交換を何度もやっているとそのバイク特有のコツみたいなことが分かってきます。例えば
整備マニュアル通りのオイル量を測り入れてしまうと、
オイルが入れすぎになるとか....
オイルを入れすぎるとニュートラルに入れずらくなるとか....
安いオイルを入れるとエンジンが物凄く調子悪いとか....
自分でやると初めてわかることがありますよね!
TIGER800に必要な工具
TIGER800のオイルドレンプラグの開け締めは六角レンチの#8(8mm)を使います。我が家の工具箱をあちこち探してみたのですが、どうやら8mmサイズがないようです。
もしやと思いTIGER800に搭載されている車載工具に紛れていないか探したものの、やはりありませんでした。
そもそも走行中のトラブルでオイル交換が必要になることはないので車載工具に入ってなくて当然と言えば当然です。
ということで、困ったときのホームセンター!
早速、購入に行くことにします。六角レンチ#8サイズなら、物揃えの良くない近所のKahma(小規模店)でも置いてあるはずです。
ありました! 高額な工具ではないので躊躇わずに1本買っておきましょう!
それにしても台風15号が去って行って晴天は嬉しいのですが、気温37℃とか数字見ちゃうと整備する私の体も動きが鈍くなってきます。
前オーナー様が2019年3月にレッドバロンで車検を受けた際にオイル交換とフィルター交換をきっちりやってくれてます。(ありがとうございます。)
- 車検時の走行距離が42300kmです。
- 東京で受け取った時の距離が43100km
- 現在までの走行距離は約45500km
まだ早いんじゃない?(オイルは綺麗なままじゃない?)
と一抹の不安を抱きつつも.....
実はエンジン洗浄剤:フューエルワン(WAKO’S)と互換性のあるピットワーク(日産ブランドのフューエルワン互換品)を走行距離44000km時にガソリンに添加しておきました。
それから1500km走行したので、それなりにオイルも汚れているのだと勝手に妄想して、オイル交換に踏み切ることにします。(笑)
オイルドレインプラグを探せ!
オイル交換やDIYに興味がない方はドレインプラグ(ボルト)の位置など興味ないかもしれませんが、TIGER800の場合はここです。(写真参照)六角レンチをドレインボルトに差し込んで反時計方向に回せばボルトが緩みます。
ところが、オイルドレンプラグは25 Nmというそれなりの力で締め付けられているので六角レンチ単独では緩めるのが難しいかも。
そんな時は慌てずにメガネレンチで延長して下さい。
テコの原理で苦労もせずに簡単に緩めることができますよ!
ヤマハのSRV250のドレインプラグを開ける時は、プラグの頭にあるボルトの角を舐めてしまわないようにひやひやしながら開けてます。
それと比べればTIGER800のオイルドレインプラグはとてもメンテナンスしやすいと感じました。
緩めて直ぐにオイルが漏れてくるわけではありません。
ある程度ネジを緩めていくと、あるところでプラグが "スコッ♪"と抜けてオイルが『ドバドバ』と出てきます。
この時にドレインボルトとワッシャをオイル受け皿に落とさないように慎重に扱います。
ソケットレンチ(SRV250で使用する工具)にオイルが掛かるのは気が引けますが、六角レンチなら気になりません。
おや? エンジンオイルが意外と綺麗じゃないですか! もっと汚れているかと思ってました。こりゃちょっと交換早すぎてもったいなかったかもですな~
オイルを受けている容器は、焼きせんべいが入っていたお菓子のブリキ缶です。(笑) 世に溢れている不用品も妄想力を使って〇〇に使えないか考えるのは楽しいですよ~
トライアンフの公的文書の記述
エンジンオイル
API 規格 SH以上 且つ JASO 規格MA10W/40 , 10W/50 の部分合成油以上
ドライフィル時 4.1L
フィルター交換時 3.6L
フィルター無交換時 3.4L
Castrol Power 1 Racing 4T 10W-40(全合成油)
Castrol Power RS Racing 4T 10W-40(全合成油)
SRV250は空冷エンジンで排気量250ccです。オイル量も1リットル強しか入れなくて良いのでお財布にもやさしいバイクです。
一方のタイガー800はオイル量が3.4~3.6リットルですのでビックリです。
当然ドレインプラグを抜いた後に流れる出すオイルの量も大量です。
ピットワークをガソリンに添加したので、洗浄作用でオイルに剥がれ落ちた汚れとゴミがオイル中に見られないのは、洗浄力が弱いのではなく前オーナーさんの管理が非常に良かったからだと思います。
TIGER800ユーザーさんのコメントをネットで読むと、『発進時にエンストした』とか『クラッチワークを気にしないと発進時に立ちごけしそうで怖い』とか、『スロットルボデーに汚れが付着していた』という書き込みも見ました。
当方の白虎さんではそのような現象はありません。とはいえ、いつの日かスロットルボデー内部まで探索して汚れ有無はチェックしてみたいですね~
暑い季節の分解作業は辛いので、もう少し涼しくなったら挑戦します。
オイルフィルターはどうする?
オイルの汚れが少ないということで今回はフィルター交換は止めることにしました。少しでも維持費用を節約ということで....そもそも自分でオイル交換しているので安く維持できているのですが、オイルフィルタレンチとフィルター本体の出番は次回へ持ち越しです。
購入したサイズが合っているか心配だったので装着だけはしてみました。
問題無さそうです。
交換に使うオイルはこれです。トライアンフ推奨の100%合成オイルではありませんが、TIGER800乗りの皆様のブログを参考にさせて頂くとこれで十分と判断しました。
CastrolのPOWER1 15W-40(部分合成油)の4リットル缶です。
amazonで2525円で購入しました。
オイル量を正しく測って入れようとオイルボトルを準備します。
しかしながらSRV250で愛用しているボトルは2リットルタイプです。
3.4リットルを一回で測量できないので、2回に分けて分量しながら入れました。
ちなみに青い『じょうご』は使いませんでした。
オイルジョッキの先端が直接エンジンのオイル注入口に嵌りましたので!
(※SRV250のオイル注入口は小さいので『じょうご』が必要でした。)
ということでドレインプラグのワッシャーも再利用しちゃいます。(笑)
だんだんいい加減になってきましたが,,,,
トルク管理できる工具もないので、手の感覚でプラグ締付けをして完了です。
オイルは3.4リットルぐらい入れるとオイル量のチェック窓の半分よりちょっと上まで液面が確認できたので、それで良しとしました。
以上で初めてのTIGER800オイル交換作業が終わりです。メンテナンスに慣れてないバイクは少し緊張しますね!(笑)
タイガー800のオイル交換は何km毎にやればいいのでしょうか?
5000km毎ぐらいでいいのかな~ 先輩のブログを読んで勉強しておきます。
ちなみにSRV250は空冷エンジンなのでオイルが高温に晒されるので早めに交換してました。
それに空冷エンジンはシリンダーとピストンのクリアランスが大きいので水冷エンジンよりオイルが汚れやすい性質があるので3000km位を交換インターバルとしています。
関係記事はこちら
二号機増車で賑わう備品 Tiger8002台まとめてオイル交換 TIGER800, SRV250
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