ETCをシート下から三角ボックスへ移設 SRV250

ETCで高速ゲートをお気軽スルー

本記事は過去に書いた記事『ETCをシート下に設置』をリファインしたものです。

新型コロナウイルスの感染拡大防止の自粛が続く毎日ですが、こんな時はじっくりとバイク弄りを楽しみながら充実した連休を過ごしています。

さて、ライダーの皆さんはETC装着率はどのくらいなのでしょうか?

ETCがあればバイクも車同様に簡単にETCゲートをスルーできますね。今回はETCの装着作業の紹介です。

正しくは装着ではなく、今までシート下側に設置してあったETCをSRV250の三角ボックスに移設する作業となります。

2016年3月頃にETCを実装する際に設置場所を検討し、当然のごとく定番の三角ボックスを第一候補に選びました。SRV250やルネッサに設けられた三角ボックスにETCを実装している方は多いと思います。その理由としては
  • 雨に濡れない
  • ETC本体が余裕で入れる広さ
  • 鍵付きの蓋で盗難のリスクが少ない
などがあるでしょう。下記の写真は4年前の2016年当時の写真です。蓋の開け閉めによって傷んでくるヒンジの部分も亀裂がなくまだ健在です。

この三角ボックスれはヒンジ部分が開閉によって白化して亀裂が入ってくるという持病がありますが、まだ発症していませんね!

◇2016年当時



今まではこの三角小物入れにETCを実装しなかった理由は2つあります。

①工具や保険証書やリアキャリアに使うゴムネット、エマージェンシー対応のヘッドライトハロゲンバルブを入れていたのでETCを実装すると窮屈になる。

②蓋のヒンジに亀裂が入ってなかったので開閉回数をできるだけ少なくして、オリジナル状態を温存したい。

というものでした。このシート下のスペースは薄型のETCじゃないと入らないというデメリットはありますが配線も楽チンですし、ETC自体をビニール袋に入れておけば雨の日走行でも全く水の心配もなく2016年から2020年まで快調に動作してくれました。



カード入れた状態でシートをボルトで固定しておけば、ETC本体が盗まれる心配もありませんし自分的には不満はありませんでした。



アンテナの位置は試行錯誤しならが、視認性の良いメーターの間に設置したままです。防水性はないので、雨の日は走らない前提です。

どうしても雨天の中を走らないといけない時はサランラップで覆って走ります。(笑)

本体を移設する理由は何?

移設する理由は3つあります。

①三角ボックスの蓋に亀裂が入り始めて修理する必要がある
②三角ボックスの中にゴムネットやハロゲンランプを入れなくなった
③シート下にDIYで作成した配線がごちゃごちゃしてシート外すのが億劫

ということで、三角ボックスの蓋修理と同時進行でETC本体を移設させます。

三角ボックスのヒンジの状態がヤバイ

4年の歳月が流れ開閉頻度は年に数回だったにも関わらず、ヒンジ部分の亀裂は半分まで進行しておりました。亀裂が完全に入って、蓋ポロリが発生する前に緊急オペを始めます。

写真は既に右側にボックスごと飛び出している状態ですが、分解方法を順に紹介していきますね! 自己流なので参考にする方はご注意下さい。

1.両サイドのカバーを外す

写真は割愛します。

2.バッテリーBOXを外す

バッテリーのプラスとマイナス端子からハーネスを取り外し、バッテリー本体を取り外します。

バッテリーボックスが取れました。

3.リアフェンダーを外す

  • リアフェンダーの2箇所のナットを外す(黄色○印)
  • シート下のボルトを1箇所外す(赤○印)
  • 三角ボックスと一体成型されたフェンダのボルトを外す(緑○印)
  • テールランプに繋がる配線のコネクタと左右のウィンカーランプ等の配線を外す

ゆっくりナンバープレートごと後ろに少しずつ引っ張って下さい。赤色○部分が外れたらフェンダーとナンバープレートごと取れます。


4.三角ボックスを取り外す⇒無理

そして、後方から三角ボックスを覗き込むと取り外しできそうな状態になってきたのが分ります。

予想は甘かった....取れそうで取れません。この三角ボックスさんは手ごわい。
この後、蓋部分だけ外せば取れるかもと期待して5個のネジを緩めて蓋を取りましたが...取れませんな~三角ボックスさん! 知恵の輪のようです。

5.後輪を取り外す

ETCを移設するだけなら、蓋が取れれば十分なのですが、ここまで来るとどうしてもボックスごと取り外してみたいという意地みたいなものが湧き出てきました。

悪い癖です。小さい頃からラジオやカセットを分解しては元に戻しての繰り返しで親父に怒られた記憶が蘇ってきました。 仕方ないので後輪も外します。(笑)

まさか後輪まで外す羽目になるとはね~ 
もっといい方法あれば4DNerの皆様、ご教授下さい。

6.三角ボックスを取り外す(再チャレンジ)

やっと取れました。あれ? 左の取り外しした三角ボックスの右には状態の良い三角ボックスが...

実は蓋のヒンジ部分が健在な三角ボックスをストックしていまして、これに取り替えることを目論んでいたのでした。

ところがです。貧乏症のブログ主のチャレンジ精神に火が入りまして、状態の悪い方を修復して使ってみようという企画がスタートします。

まずは三角ボックスの蓋の鍵を分離し樹脂だけにして余分なものは取っ払いました。

7.番外編(カーボンシール補強)

そして、余り物のカーボン調シールの登場です。このシールは結構丈夫ですので実験的に貼ってみることにしました。ヒンジ部分は半分残っているのでシートで覆えば強度が少しアップして、もしかしたらずっと使えるのではないかと... 実験的にやってみました。

三角形の蓋からシールを天井面側まで少し伸ばして貼ってます。その受けから更に天井面の部分にシールを張って三角形の蓋部分から伸びたシールを覆うように貼ってます。

ありゃ! 急いで貼ったらカーボンの模様が三角部と天井部で不一致になっている。
天井面は見えないからいいや...

鍵部分をつけて出来上がり!

ETCの移設

ETCの移設の説明をするつもりが、三角ボックスの格闘記録になってしまったので本題に戻します。

ETC本体に繋がる線はアンテナ線と電源線です。これをボックスに引き込む為の穴を開けましょう!
コネクタサイズを見ながら、大雑把な見当で穴あけしちゃいます。バリをカッターで取ったら、ゴムホースを噛まします。
そしてタイラップで縛ってボックス外側には接着材を塗って防水にも配慮します。
内側もタイラップで縛って抜けないようにして接着材で防水しときます! と言いながらそのすぐ右側には排水用の孔が空いていてシールする必要性に疑問が...(ピンボケ御免)
さて、元に戻しましょう。 但し、戻すときに感じたのですが、蓋部分が付いていると元の位置に戻すときに三角蓋が擦れるんですよ! 周辺とのクリアランスが無いのいうか...

ということでやっぱ蓋をとって本体を凡その定位置にセットできた後に蓋つけて5本のネジで固定するという方法を撮りました。(ネジは黄色○印)
ETCの固定はお手軽な両面テープです。100均ショップで売っている物でも十分な強度がありますよ!

工具入れは4DNミーティングで心ある方から頂いた手作品を導入します。レッドバロンのビニール黒袋より絶対にこっちがイイ! 
収まりました。ETCの動作確認はMUST事項ですよ!だって完全修復してETCが動かないとどっか断線してないかと、全バラシがまた始まりますから!(笑)
フェンダー類、配線、タイヤ等々を復元して完成です。三角ボックスのヒンジ部は補強のための重ね貼りをして少し野暮ったくなったけど、暫くはこれで耐久性を確認していくことにします。

早期にカーボン調シールが剥がれた破れたりしたら、今度は温存していた状態の良い三角ボックスに丸ごと交換です。(笑)

カーボン調シールの購入記事はこちら
    

補給品、補修品の状況

さて、三角蓋の新品は手に入るのでしょうか? 答えは残念ながらNOです。

現状では在庫はありませんし再生産もないでしょう。鍵穴(シリンダー)と蓋のセットも売り切れです。 

グロメットは蓋ではないのでお間違えないように...ゴムバンドもまだ手に入ります。






ヤフオクで部品をストックする方法と新品部品で確保しておくものを上手く仕分けしておくと後で慌てずに済むことでしょう。

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