走行距離4.8万kmの消耗具合は如何に
本日はフロントブレーキパッドの清掃と交換要否の確認をしました。
前オーナー様からブレーキパッドの交換履歴を事前に尋ねたことがあるのですが、記憶する限り交換していないとのこと。
そうなると新車当時(初代オーナー)→前オーナー、そして私とオーナーが代わったタイガーさんはブレーキパッドを交換していないことになります。
タイガー800はフロントブレーキのパッドの厚みを確認しようといろんな角度から覗き込むのだが、いろんな方のブログで書かれている通り残量が分り難いです。
スマホで写真を撮ってみるとこんな感じでした。右側を確認しています。
この間、総走行距離が約4.8万kmも走っているので、もしかしたらブレーキパッドが使用限界ギリギリになっているかも? と心配になったので直接見るべく分解です。
最初にディスク(円盤)を両側から挟み込んでいるパットの穴を貫通しているボルト(抜け防止のピンボルト)を緩めておいてからキャリパーを固定しているボルト2箇所を緩めます。
但し抜け防止のピンボルトに六角レンチを入れる場所には蓋(パッドピンプラグと呼ぶらしい)がネジ構造で締められています。この蓋を緩めて外さないと六角レンチを差し込むことができません。
①蓋(パッドピンプラグ)をマイナスドライバー緩める
②六角レンチでピンを緩める
③ボルト2箇所を緩める
すべて緩んだら③のボルトを取り外せばキャリパーごと分離できます。その後、ピンを完全に抜いてブレーキパッドと御対面できました。
ブレーキパッドの状態
とりあえず溝が残ってます。縦の3本線のうち1本でも無くなっていたら交換しようと新品も買っていましたが掃除してもう少し使うことにしました。
ちなみに取扱説明書の記述は下記です。
1.ブレーキパッド
2.厚さの下限ライン
(溝がなくなった状態で残り1.5mmです。)
もし、新品のブレーキパッドに交換する際は取扱説明書によるとすり合わせを実施するよう推奨されてます。
新ブレーキパッドとディスクのすり合わせ(抜粋)
交換用ブレーキディスクおよび/ またはパッドをモーターサイクルに取り付けた後、ディスクとパッドの性能を最適化し、耐用寿命が長くなるように、慎重に一定期間すり合わせ運転を行うこと推奨します。新パッドとディスクのすり合わせ運転の推奨距離は300 km です
とのこと。300kmとは結構な距離ですね~
それにしても5万キロ弱の走行距離でもブレーキパッドが残っているなんて、歴代ユーザーさんが長距離走るタイプでストップ&ゴーが少なかったのでしょうか?
又は、タイガー800のキャリパーに引きずり減少とかなく、走行時の常時接触がなかったのか....
もしくは、初代か二代目ユーザーさんが、一度交換していたのかもしれませんね!
次回のチェックでは新品へ交換予定
次回フロントタイヤ交換と一緒に新品のブレーキパッドをデビューさせることにします。それまでは清掃したブレーキパッドで限界まで使わせて頂きます。
清掃後の状態はこちらです。
写真に写ってませんがパッドの背面を見ると、キタコの型式らしき印字が見えました。
やっぱり...1度は交換済みなのかもね!
順番に組み付けていくだけなので、修復作業は難しくはありません。キャリパーのピンにはZOILグリスを塗っておきました。
最後に、『良い子はちゃんとトルク管理して組み付けましょう!』
ちなみにソケットは、リサイクル店で32円で売られていたラベルがそのままだったりします。(トルク管理してないじゃん!)
この後、左側も同様に清掃して試乗です。
ブレーキ弄ったので、問題ないかの確認だけのためにちょっとだけ自宅周辺を走ります。
整備に問題ないことを確認する必要があるので不用不急の対象外ですよね!
天気が良いのに自粛モード...
ツーリングにいけない日々が続くのは悲しい。(ボソ)
2020年5月9日追記
リアブレーキパットの点検
大型連休&新型コロナ緊急事態宣言の暇な時間を使って、リアブレーキも清掃してみました。①①蓋(パッドピンプラグ)をマイナスドライバー緩める
②六角レンチでピンを緩める
③ボルト2箇所を緩める
そしていきなり分解写真ですみません。汚れていたので水洗いしました。
VESRAHの文字が見えます。日本のメーカーなので信頼度はあると思います。
ベスラのホームページはこちら。 ブレーキパッドにも性格がいろいろあるようです。
ホームページからの引用となりますが、ブレーキの効き方も特徴があるとのこと。
①効力が安定している
②初期がガツンと効く
③握り込むほど効く
ベスラさんのパットは①と③の特性を重要視しているとの説明がありました。
バイク便にも良く使われている耐久性に重きをおいたパットみたいです。
パッド残量は十二分にあります。表面にワイヤーブラシかけて、ヤスリで面取りしておきました。
ブラシでピストンも家庭用キッチン洗剤でそれなりに綺麗にしておきましょう!
最後にピンやボルト等にグリスを塗って組み付ければOKです。
フロントとリアのブレーキパッドの清掃はこれで完了です。SRV250よりもメンテナンスし易くて楽チンでした。
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