バイクのスタータリレーは革新的?
SRV250のスターターリレーを写真で紹介します。このタイプのリレーはヤマハのSRV250だけでなく、1990年代及びその前後で他のバイクメーカーに広く採用されてます。リレーの仕組みとしては単純で右ハンドルにあるスタータースイッチを押すとリレー内部の接点が接触して(ONして)、セルモーター(スターターモーター)に電気を流します。
長年放置されたりすると、接点の表面が酸化して導通不良になったりします。
スタータースイッチを押して、カチっと音がするのにセルが回らない場合はこのリレーがおかしくなったか、セルモーターが故障して動かないかのどちらかになります。
リレー不具合の見分け方
赤いケーブルが接続されゴムカバーをめくると端子が見えます。ゴムカバーで隠された端子(バッテリーの+電位)とその横にある端子を直結すると、スターターにバッテリーの電圧が直接印加されます。つまり、リレーの接点を経由せずにスターターに電圧が供給される状態となるわけです。
この状態でスターターが勢いよく回るようなら、リレーがおかしいと推定できます。
但し、この方法はスタータに直接バッテリーをつなぐという荒業なので、直結方法はサブハーネスを作って、手で先端むき出しのハーネス線を『チョン』っと接続して直ぐに離すような動作が必要です。
電気に詳しい人しかお勧めできない方法です。
誤って常時接続するとスターターが回り続けますので壊れます。
バッテリーから直結される赤く太い線とスターターSWが押された時だけ導通する専用の端子(ボルトが付いている部分です)
MとBの表示が見えます。リレー接点のメイク接点(Make)とブレイク接点(Break)の頭文字です。
ヤマハパーツカタログだと"4DN-81940-00"、モノタロウで見ると4DN-81940-10が旧互換品で今は4DN-81940-12らしいですね
返信削除匿名さま
削除コメントありがとうございます。古いバイクの部品入手がますます難しくなっている状況で品番情報はとてもありがたいです。末尾2桁が改善品の連番だとすると12世代も改良されている? または部品統合されているのかもしれません。
ヤマハの品番体系は疎い私ですが、まだ部品が出るだけ幸せなのかもしれませんね!
ヤフオクで入手した中古リレーを2個持っていますが、まだ新品が入手可能なら買っておく手もあるかな~って最近思ってます。