バルブクリアランス
エンジンシリンダー付近からのペット音は特に感じてなかったのですが、
暇だったのでバルブクリアランスの確認と調整をしてみました。
測定結果(エンジン冷間時)
排気側L:0.15mm ×
排気側R:0.14mm 〇
吸気側L:0.12mm 〇
排気側R:0.14mm ×
バルブクリアランス(タペットクリアランス)の規定値は
排気側0.12±0.02、吸気側0.10±0.02なので、若干広めになっていました。
バルブクリアランスは、熱膨張によるバルブトレインの変化を吸収し、冷間時・温間時の両方で適切なバルブタイミングと圧縮を維持するために必要です。
規定値に対して若干広め(公差:+0.01)で調整していきます。
作業風景
シート外してからタンク固定ボルトを1本外し、タンク持ち上げます。シリンダー上部の作業空間が確保できるので作業し易くなります。
車載工具でタペット調整穴のボルト(蓋)を取り外してギャップ測定をしていきます。
測定してはクリアランスを広げたり狭めたり調整しつつ、再度ギャップ測定しての繰り返しを3~4回やりました。(慣れてない作業なのでこんな感じでいつも試行錯誤です)
暖気後のエンジン温間時には金属の熱膨張でクリアランスは大きくなり、高回転で振動を感じたりするデメリットがあります。そして低速トルクが若干低下する傾向になります。
ブログ主は公差内で広めとすることで、低速トルク重視の調整にしたいと思います。
広めのクリアランスは安定性と耐久性を優先するセッティングとして推奨されています。
豆知識
クリアランスを狭くすると、バルブが開くタイミングが早く、閉じるタイミングが遅くなる(オーバーラップが増える)ため、吸排気効率が変化し、ハイカムのような特性となります。
後日、林道探索でお山の中を走ってみました。エンジン絶好調でニヤニヤして走っていたのはブログ主が変態だからでしょうか?(笑)
使った工具は中華製のこちらです。アリエクで380円ぐらい(送料込み)だったかな~
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