柄が折れない灯体を妄想中
SRV250のウィンカー(灯体)は間違いなくカッコいい。造形はもちろんのこと使っている部材に今じゃ考えられないくらいお金をかけている。当時のYAMAHAさんの心意気を感じることができるパーツの一つである。アルミバフ後にアルマイト処理をしたアルミの本体。2気筒エンジンや単気筒エンジンの振動に対してラバーに似た充填剤で根本の貫通ボルトや21W電球ソケットを一体成型した製造方法などコスト掛けすぎじゃね~ と心配になるような作りだ。
いわゆるプラスチック製の本体や柄で作ってみることも設計者なら当然考えたと思わるが、アルミの本体を採用することが拘りであったとするなら、そのアルミ本体の重量を支えるのは樹脂製の柄ではダメ! という結果が振動解析結果や実機評価結果で分かっていたのでラバーっぽい充填剤による一体成型の柄だったのだろうか?
もし灯体メーカーのスタンレーを定年退職した方で、ある程度情報を持っていたなら教えて欲しいものだ。
ちなみにブログ主は部品ストックを比較的しておくタイプの人間です。今回のウィンカーもリビルドしなくとも新品はストックしています。
但し、アルミ灯体をそのままポイっと捨てるのが、その貧乏性ゆえできないという悲しい性があるのです。プラスチック製なら迷わずポイするんだけど(笑)
材料は端材がDIYの極意
構想何年とか力の入ったリビルドではなく、単なる思い付きからリビルド方法を考えたので、実機検証している間に柄部分は折れなくても、貫通ボルトの固定部がポロっと落ちる可能性があるので、結果が出るまでは真似しない方がいいと最初にお伝えしておきます。
ことの発端はフロアークッションマットの芯でした。一人暮らししている上の子が、クッションフロアをアパートに敷きしめた時にでた廃材を家に持ってきたのが始まりです。
『お父さんなら何かに使うでしょ!』父親の性格を知り尽くした娘の言葉ですな~
塩化ビニール製の1.2mの円筒形の棒です。内径20mm、外形24mmです。
眺めていると、ふと最近乗っていないSRV250の灯体が折れた状態でクローゼットに保管していたのを整理中に手に取ったことを思い出します。
やってみるか~ 土日は曇り雨でどうせバイクで遠くに行けないし...
ことの発端はフロアークッションマットの芯でした。一人暮らししている上の子が、クッションフロアをアパートに敷きしめた時にでた廃材を家に持ってきたのが始まりです。
『お父さんなら何かに使うでしょ!』父親の性格を知り尽くした娘の言葉ですな~
塩化ビニール製の1.2mの円筒形の棒です。内径20mm、外形24mmです。
眺めていると、ふと最近乗っていないSRV250の灯体が折れた状態でクローゼットに保管していたのを整理中に手に取ったことを思い出します。
やってみるか~ 土日は曇り雨でどうせバイクで遠くに行けないし...
最小構成パーツまで分解せよ
基本的な考え方(設計構想)は以下となります。
- 再利用可能な基本パーツは全て流用する。
- 柄の部分は塩ビのパイプを使う(廃材利用)
- 柄をアルミ灯体に圧入して固定する(補助として接着剤使用)
- 電球ソケットは塩ビのパイプの内側に圧入
- 柄の部分と貫通ボルト固定は...モルタルを使う(結構チャレンジングです)
塩ビとボルトは接合面も確保できないし、接着しにくいのでモルタルを選定したのですが、結局エンジンの振動と路面からの振動でクラック入ってポロりするかもしれません。
もう現物合わせで作ってしまえ! 作り始めれば早い、早い。
時には設計的な緻密さを封印して現物合わせで作ることもDIYの楽しみです。もうさっさとやらんと日が暮れてくるので、モルタルを詰める作業が遅くなってしまいます。
ニッパーで強引にV字切れ込み作るので、割れすぎないように穴開けておきます。柄の長さも現物(正常品)をベースに同じ長さにしています。
ニッパーで切り込みいれて、バーナーで炙って電球ソケット側を細くします。
塩ビは熱加えると柔らかくなるので加工しやすいです。有毒ガスや火傷に注意ですな~
軍手は必須です。
雑です。
雑です。
焦げた跡が無数にありますが大丈夫です。最後にお化粧しますから…
モルタル詰める前に硬質ウレタン入れてみたけど、やっぱ強度でません。
モルタルを充填していきます。ネジ部にはテープ巻いていた方がネジ山にモルタルが入り込まないのでお勧めです。4本中2本はこの後テープ巻いてモルタル詰めました。
翌日の作業
翌日にモルタルが固まったのを確認したので、アルミ本体と塩ビの接合開始です。さて上手くいくのかな?
その他のパーツをねじ止めして電球も実装してみました。この状態で通電テストも終えています。
とりあえず2個完成です。なかなかいい感じになります。
物も(人間も)お化粧すると、見違えるように変身しますな~
ちなみに、特にリアのウィンカーはバイクカバーを掛けた状態で冬季の強風に晒されてパタパタとカバーが動いているときに、リアウィンカーにカバーが当たった状態が危険です。
アルミ本体部分にカバーからの加重により、繰り返し柄の部分が左右前後に動かされて、クラックが入りはじめて、大きな亀裂に発展します。
ガッチリひもでカバーをバイクに固定するなど工夫するしかありませんね!
さて、無事リビルド作業は完成しました。こんなことする時間があったら、土日にバイトしてバイト代で新品を購入すれば良いという考え方は否定しません。
DIY好きの変態ライダーならではのブログネタでした。(笑)
お化粧の熱収縮チューブは以前にバイクのグリップの保護としても紹介したものです。
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