PLMD(周期性四肢運動障害)の検査 体験記

寝ている時に勝手に手足がピクピク

PLMDとは(周期性四肢運動障害 / Periodic Limb Movement Disorder)とは、睡眠中に手足(主に足のつま先や足首、ひざ)が不随意に(自分の意志とは無関係に)ピクピクと動く、あるいは蹴るような動作を繰り返す睡眠障害です。

ブログ主は中学生ぐらいから、この症状がありましたが、若い時は眠る能力があるので、このピクピクがあっても昼間に眠気が襲ってくることはありませんでした。

ところが、還暦になって老人体質(朝早く目が覚める)と相まって、熟睡した感じかしなくなってきました。健康維持には良質な睡眠が不可欠です。できれば改善したいと思ってました。

又、昨年7月に足首を受傷した時の後遺症(踝下の腱がズレて亜脱臼する)を外科的手術で改善したいので、術後の回復スピードを高めるには、この寝ている間のピクピクを抑えなければなりません。

ということで、私が勝手にPLMDだと思っている症状を確定診断してもらうために大学病院で検査をしてもらうことにしました。

検査日:6/17 (21:00)~ 6/18(6:00) → 6/18は9:15出社して仕事しました!
検査結果:7/3に外来で医師から説明して頂く予定です。

PLMDの説明

主な特徴とポイントは以下の通りです。

1. 主な症状と特徴

  • 周期的な動き: 睡眠中に、一般的に20秒〜40秒程度の間隔で、1回あたり0.5秒〜5秒ほどの手足の筋肉の収縮が繰り返されます。
  • 無自覚: 睡眠中の出来事であるため、本人は動いていることに気づかない(自覚症状がない)ケースがほとんどです。

2. 体への影響

  • 睡眠の質の低下: 脳が覚醒(中途覚醒や微小覚醒)を繰り返すため、本人の自覚がなくても睡眠が浅くなります。その結果、「しっかり寝たはずなのに日中に強い眠気や疲労感がある」という状態を招きます。
  • 同室者の睡眠妨害: 一緒に寝ているパートナーが、ベッドの揺れや蹴られることで目が覚めてしまう原因になります。
  [ブログ主は20年前ぐらいから、一人で寝ているので相方には迷惑かけてませんが...] 

3. 原因

  • 脳内の神経伝達物質であるドパミン(ドーパミン)の機能低下や、それに伴う鉄分の不足が深く関与していると考えられています。
  • また、加齢とともに発症率が上がる傾向があります。

4. 診断と治療

  • 診断: 睡眠医療機関にて、睡眠中の脳波や筋肉の動きを記録する終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を行って確定診断をします。
  • 治療: 症状が強く日中の眠気などが深刻な場合は、ドパミン受容体作動薬などの薬物療法や、鉄分補給(欠乏している場合)が行われます。

この図は、PLMD(周期性四肢運動障害)によって脚が動くと、脳波(EEG)や睡眠検査(PSG)の記録にどのような影響が出るかを示したものです。構造的に分解して説明します。


① 全体のテーマ

「脚の動きが脳波にノイズ(アーチファクト)として現れるメカニズム」

  • 睡眠中に無意識に脚が動く(PLMS)
  • その動きが電気信号として記録に混入する
  • 本来の脳波に「異常な波形」が乗る

② A:正常時(ベースライン)

睡眠段階ごとの脳波

図は脚が動いていない時の正常な脳波です。

・ステージ2(浅めの睡眠)

  • 特徴:スピンドル、K複合波
  • 短い振動や特徴的な山が見える
  • 比較的整った波形

・徐波睡眠(深い睡眠)

  • デルタ波(大きくゆっくりした波)
  • 振幅が大きく周期が長い

「睡眠の深さによって脳波が規則的に変化する」


③ 右上の模式図(原因)

ベッドに横たわり、体に電極をつけた人物

ポイント

  • PSG電極:脳・体の電気信号を測定
  • 脚の動き(PLMS)が発生
  • その結果…

電気的な干渉(アーチファクト)が脳波に混入

説明文の要点:

  • 鋭いスパイク(異常な尖り)
  • その後にゆっくりした波
  • 睡眠の判定を乱す可能性あり

④ B:PLMDイベント発生時の記録

1) EEG(脳波)

正常脳波

  • 比較的安定した細かい波

脚の動きによって乱れた脳波

  • 突然の鋭いスパイク
  • 波形が崩れる

これは本当の脳活動ではなく「脚の動きによるノイズ」


2) LEMS(下肢筋電図)

左右の脚の筋電図

左右それぞれで

  • 突発的な大きな振幅(筋肉の収縮)
  • 時間差や繰り返しがある

これは脚が実際に動いた証拠


3) 周期性(PLMイベント)

一番下のバー

  • PLMイベント1 → 2 → 3
  • 一定間隔で繰り返し発生

ここが重要です。単発ではなく周期的に起こるのがPLMDの特徴


医学的な波形の説明

1. 下肢筋電図(LEMS / 左右の足の筋肉)

  • 波形の特徴: 通常は平らな一本線ですが、足がピクッと動いた瞬間に「黒く塗りつぶされたような、縦に大きいギザギザの塊(バースト)」が急激に現れます。

  • 判定基準: PLMDの場合、この足の動き(0.5秒〜10秒間続くもの)が、5秒〜90秒の一定の間隔(周期性)を置いて何度も繰り返されるのが最大の特徴です。

2. 脳波(EEG)への影響

足が動いたとき、脳波には主に2パターンの変化が記録されます。

  • パターンA:身体運動によるノイズ(アーチファクト) 足が動いた物理的な振動や電気的な干渉が、頭の電極にまで伝わってしまう現象です。

  • 足の動きと同調して脳波の線が上下に大きくガタガタッと乱れる(鋭いスパイクや大きな徐波)として現れます。

  • パターンB:微小覚醒(Arousal) 足のピクつきによって、脳が完全に起きないまでも「ハッと一瞬目覚めた状態」になることです。それまで寝ていた深い睡眠の波(ゆったりした大きな波)から、急に細かく速い波(覚醒に近い波)へと変化します。

まとめ

臨床検査技師や医師がデータを見るときは、「足の筋電図が大きく跳ね上がった(ピクッとした)タイミングで、脳波の乱れや微小覚醒(脳の目覚め)が一緒に起きているか」をセットで確認し、PLMDによる睡眠の質への影響を評価しています。

ブログ主の恥ずかしい?写真

20:50頃から頭と体、腕、足と至る所にセンサーを取り付けられて、頭のセンサーが外れないように、ネットを被ってます。そううなんです。こんな状態で眠り検査しました。

睡眠時無呼吸症も同時に検査して頂くことになったので、鼻にチューブを付けて、指先には酸素濃度を測定するセンサーも付けてます。(フルスペック検査ですね)


センサーや装置を付けた状態を写真に撮りたいと看護師の方に言ったら、ダメですと言われたので、夜中の2時頃にトイレ行くタイミングでスマホをトイレの鏡に向けて激写しておきました。(笑)

0 件のコメント :

コメントを投稿

コメント頂いた内容は非定期の確認となりますので返信が遅くなることがあります。
ご理解頂ければ幸いです。