腓骨筋腱脱臼の回復過程でPLMDが大暴れ
ブログ主は長年、周期性四肢運動障害(PLMD)に伴う睡眠中の不随意な四肢運動を経験してきたが、これまで睡眠不足や日中の疲労感といった明らかな悪影響を感じることなく生活していた。(PLMD:寝ている間に無意識に手足がピクピク動く症状)
しかし、最近の腓骨筋腱脱臼の治療において、PLMDが回復プロセスに予想外の影響を及ぼしていると疑っている。
過去1か月のAIとの対話を通じて得た知見をもとに、PLMDが腓骨筋腱脱臼の治療に及ぼす影響とその背景を解説し、新たにPLMDの発生メカニズムも整理してみる。
ギプス除去後の足首の捻挫や腓骨筋腱脱臼の回復期において、医師から「過度な負荷や激しい動きを避ける」よう指示されたにもかかわらず、PLMDによる不随意運動が腱や靭帯にストレスを与える可能性も推定する。
PLMDの発生メカニズム
神経生理学的視点周期性四肢運動障害(PLMD)は、睡眠中に四肢(主に下肢)の周期的な不随意運動(Periodic Limb Movements: PLM)を特徴とする神経学的障害である。
この運動は、通常0.5~10秒の筋収縮が20~40秒間隔で繰り返され、特にNREM睡眠のステージ1~2で頻発する。
PLMDの発生メカニズムは完全には解明されていないが、以下のような神経生理学的要因が関与すると考えられている。
ドーパミン経路の異常:PLMDは、レストレスレッグス症候群(RLS)と密接に関連し、ドーパミン作動性システムの機能不全が関与するとされる。
脳内の基底核、特に線条体におけるドーパミンD2受容体の調節異常が、脊髄レベルでの運動ニューロンの過興奮を引き起こす可能性がある。この異常は、睡眠中の抑制制御の低下により、周期的な筋収縮を誘発する。
鉄代謝の関与
鉄はドーパミン合成に必要な酵素(チロシン水酸化酵素)の補酵素として重要であり、脳内鉄濃度の低下がPLMDの発症リスクを高める。フェリチン値が50 ng/mL未満の場合、PLMの頻度が増加するとの報告がある。
鉄欠乏は、特に脊髄や末梢神経の興奮性を高め、不随意運動を誘発すると考えられる。
脊髄および末梢神経の興奮性亢進
PLMDは、脊髄の運動ニューロンや感覚ニューロンの異常興奮が関与する可能性がある。睡眠中の皮質下制御の低下により、脊髄反射回路(例:屈筋反射)が過剰に活性化し、周期的な筋収縮を引き起こす。
遺伝的要因
特定の遺伝子多型(例:BTBD9遺伝子)がPLMDおよびRLSのリスクと関連していることが報告されており、神経系の調節異常に対する素因を提供する可能性がある。
これらのメカニズムは、PLMDが単なる筋肉の「ピクつき」ではなく、中枢および末梢神経系の複雑な相互作用の結果であることを示している。
特に、腓骨筋腱脱臼のような整形外科的疾患の治療においては、睡眠中の不随意運動が局所的な機械的ストレスを誘発し、回復を遅延させる可能性がある。
腓骨筋腱脱臼への影響腓骨筋腱脱臼の治療中、ブログ主はギプス除去後に医師から過度な負荷を避けるよう指導された。
しかし、PLMDによる睡眠中の不随意運動が、腱の修復過程に予期せぬ影響を及ぼしている可能性が浮上した
機械的ストレス
PLMDによる足関節の背屈や底屈が、腓骨筋腱に繰り返しストレスを与え、炎症の再燃や腱鞘の不安定性を引き起こす可能性。
睡眠の質の低下
PLMDは睡眠の断片化を招き、深い睡眠(NREMステージ3)での成長ホルモン分泌を抑制。これにより、腱や周辺組織の修復が遅延する。
日中の機能低下:PLMDによる疲労感がリハビリテーションの遂行を妨げ、筋力回復や腱の安定性向上に影響を与える可能性。
事例のPLMDの有病率は成人の4~11%程度と推定されるが、臨床的に診断される重症例は1~2%程度と少なく、診断には睡眠ポリグラフ検査が必要なため見逃されやすい。
また、PLMDの影響は間接的(睡眠の質低下や機械的ストレス)であり、整形外科的疾患の回復遅延の原因として特定されにくい。
さらに、研究の優先順位が神経学的疾患やRLSに偏っており、整形外科的疾患との関連は十分に検討されていない。
これらの要因が、具体的な症例報告の少なさに繋がっている。
対処法と今後の展望
PLMDの影響を最小限に抑える方法を考えてみた。
医療的介入
鉄欠乏が疑われる場合、フェリチン値の検査と鉄分補給を検討。ガバペンチンエンカルビルやクロナゼパムなどの薬物療法も、PLMDの症状軽減に有効な可能性がある。
装具の活用(ギプスの活用)
睡眠中の腓骨筋腱保護のため、軽量なサポーターや副子の使用を医師と相談した。一番確実性が高いのは受傷当初に使っていたL字型ギブスを嵌めて包帯で固定して寝ることだ。
こうすることで足首の無用な動きが抑えられる。デメリットとしては寝ずらいとか寝返りがし難いということになる。
但し、睡眠中に無意識に腓骨筋腱を無意識下において強烈に収縮させてしまい、踝上に(外果に)腱が若干乗り上げ(亜脱臼)、その痛みで飛び起きることは防止できるのではないかと考えた。
支帯を何度も損傷させることもない。支帯や靭帯、腱の強度が戻るまではギプスして寝るのが最も良い方法といえる。
とろこが、この方法を2~3日試してみたものの、深夜に腱が踝を乗りあげるような痛みで飛び起き、指で踝近辺を触ると踝の後ろ側の腓骨筋腱が若干、外果に乗りあげそうになっているのを触診で確認するはめになる。
つまり、ギプスで足首の屈曲状態をコントロールしても、むなしい結果となった。従って、残った対策方法としては、腱が乗りあげそうになる部位を物理的に強化する(テーピング)しか残っていない。
大学病院等に行けば、睡眠関係のエキスパートな医者がいるので投薬で脳内ドーパミンの制御をすることができるのかもしれないが、毎晩PLMDが起きているようなので直ちに対応できる策ではない。
8/26の夜に腓骨筋腱を抑え込む支帯のあたりに2~3重のテーピングを施し、血流が確保できるギリギリまで締め付けて寝てみたところ、なんとか真夜中に痛みで飛び起きることはなくなった。
推定するに、PLMDの寝ピク(足ピク)は発生しているがテーピングが強度が弱まっている支帯のサポートをして、無意識下の腱の突っ張りを抑え込んでいるのだと判断した。
リハビリテーション
無理のない可動域運動と筋力強化を継続し、腱の安定性を向上(8月13日参照)。プロテイン摂取も組織修復を支援すると思われる。
専門医の連携
整形外科医と睡眠専門医の協力を得て、PLMDと腱脱臼の双方を管理。
まとめ:
ブログ主はこれまでPLMDを「無害なクセ」と捉え、顕著な生活への影響を感じずにきた。
しかし、腓骨筋腱脱臼の治療を通じて、PLMDが神経生理学的メカニズムを通じて回復に影響を及ぼす可能性が明らかになった。
この経験は、睡眠中の不随意運動が整形外科的疾患に及ぼす潜在的リスクを浮き彫りにし、理系的視点から見ても興味深い課題を提示する。
PLMDの実際を動画で腓骨筋腱脱臼の治療に影響を与えるPLMDの実際を、読者に視覚的に伝えるため、ブログ主の睡眠中の不随意運動を撮影した動画を公開する。
PLMDの動きの特性やその潜在的影響をぜひ確認してほしい。
動画
カミさんがこっそり動画で撮影してくれました。
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