社外マフラー その名は『FADDY DADDY』
林道でコケまくるブログ主。既に55歳を超えており、倒れたバイクを起こす動作を何度も続けると、林道ツーリングが終わる頃に老体が悲鳴を上げ始めます。
終わる頃ならまだしも、林道ツーの中盤で既に仕上がってしまうこと多々ありなのです。
打開策として安易な方法①を優先的に選びます。
①バイク軽くする。(マフラー、バッテリー)
②体重を40歳代にもどす。64kg→60kg
③筋肉を取り戻す。(アスペルギルス症の治療でプレドニン飲み過ぎたぞ)
まあ②③は長期計画で対処するとして、まずは①のマフラー換装をやりたかったのです。XR250の鉄製マフラーは何と4kgもあります。
これを2kg以下するのが目標です。マフラー形状的にバイクの上の方にサイレンサーがあるので、2kg削減でもバイクを引き起こす際は随分楽になるはずです。
走行時もリアに近い部分の重量が減るので走行性が良化するに違いありません。
そういう観点では蓄電池(鉛バッテリー)をリチウムイオンバッテリーにするっていう手もXRでは有効だと先人のブログで情報入手済み。いつかやりたいな~
さてさて社外マフラーの話に戻します。
効いたこともないマフラーメーカーFADDY DADDYのマフラーを選んだ理由ですが、単純にタイミングだけの話です。
ヤフオクで人気のマフラー(RSV FMF DELTA etc.)は中古でも2万円前後が相場。
重量は1.5~2kgといったところです。
ところが、ネットを徘徊していると横浜のアップガレージで見つけてしまったのです。新古品マフラーが売り出されているのを...
しかも、アルミ+カーボン製で軽量とのこと。但し、MD30用ではなくME08用ということが分かりました。(違いは後述します)
悩む場合が多いブログ主もこの時ばかりは、即断しました。地元のアップガレージに輸送してもらい現物確認して購入することにしました。
純正マフラー4.01kgに対して、FADDY DADDYは1.07kgです。
それにしてもFADDY DADDYというマフラーはXR250と併せて、キーワード検索しても、全く記事が出てきません。もしかして日本で使っている人間は私一人? ってな気もしてきます。
メーカーとしては他のバイク用のマフラーを出しているメーカーですが、今では倒産したか吸収合併されたかで、海外のサイトでも見かけませんでした。
耐久性があるといいのですが... ちょっと不安になります。(ボソ)
エキゾーストに適合するジョイントガスケット
まずはエキパイのサイズ確認
XR250(MD30)とXR250R(ME08)は市販車とレーサーという違いでエンジン回りやサスペンション、ミッション、ギア比等がちょっとずつ異なっているのは知っていたけど、エキパイサイズまで違っているらしい。
MD30の外形直径35mmに対して、ME08は38mmだとか…
ME08用のマフラーの内径は41mmで設計されたものがほとんどなので、MD30に付けようとすると41-25=6mmのクリアランスができてしまう。
そこでこの6mmのクリアランス(隙間)を埋めるためのジョイントが必要となる。
従って、探すサイズは内径が35m外形が41mmの筒形状のものとなる。
ジョイントガスケットを探せ!
取り合えずネットを徘徊して使えそうなものを2つほど見つけました。
Amazonで販売されていたKITAKO製①とAliExpress(アリエク)の無名品②です。
どちらか1つ手に入ればいいのですが、物を比較してみたいという衝動が抑えきれず気が付けば各々1個ずつポチってました。
①KITAKO製(Amazonの購入履歴情報を下記にコピペしてます)
商品名:マフラージョイントガスケット型式:JPH-4
品番:973-1000004
対象:RVF400/XR250R等
ホンダ部番:18391-MN5-650 互換
サイズ:φ41.1×φ35.0×25.7mm
領収書/購入明細書
商品の小計:
¥ 702
配送料・手数料:
¥ 0
注文合計:
¥ 702
Amazonポイント:
-¥ 18
ご請求額:
¥ 684
注文して2日後には物が到着します。Amazonプライム最高ですよ!
ちなみにMD30のエキパイにRSVマフラーをつける際にも本品が使えるようです。
②無名の?Alconstar製(アリエク調達品)
いつものように忘れた頃にゴミ袋のような物に梱包されて配達されてきた。今回は11/3にポチってPayPalで支払いを済ませた。そして到着が11/24 比較的早かったな。(笑)
①KITAKO VS ②アリエク(Alconsta)
外径A 41.1mm 40.8m内径
内径B 35mm 35mm
長さC 25.7mm 25.5mm
重量 18g 16g
定価 1210円 ?
実売 702円 420円
長さC 25.7mm 25.5mm
重量 18g 16g
定価 1210円 ?
実売 702円 420円
輸送 2日 20~30日
ちなみに、この今回購入したアリエク品は№4の品でしたが、それ以外のジョイントガスケットもサイズ豊富に揃っていました。上記①②は外観上は全く同じなのですが、何故か重量が2グラム違う(1円玉2枚分)という謎が残ります。
ジョイントガスケット無しで既にデビュー済?
実は社外マフラーを入手してから1週間後にXR250に社外マフラーを付けてご近所走行していたことを白状します。
ジョイントガスケット無しでどうやってエキパイと結合させたかと言いますと、お約束のなんちゃってDIYでガスケット擬きを作成していたのでした。(爆)
使った材料はアルミ板とジョージアコーヒーのアルミ缶、そしてアルミテープです。手元にあった材料を使って1時間程で作りました。
なぜに自作する? そんな疑問の声が聞えてきそうなので背景を説明すると....
ネットでジョイントガスケットを探すのに手間取ってなかなか発注できなかったことと、少しぐらい隙間があっても手持ちのマフラー用耐熱シール剤があれば何とかなるという勝手な思い込み? ですかね(笑)
ホルツ 補修用品 耐熱シール剤 ファイアガム MH705
耐熱温度1000℃と優れものですよ! 持っていると何かと役に立ちます。
本来、誰かの役に立つだろうと思いつつメンテ記録を付けたり、ツーリングレポを書いたりしているのだけど、この自作ガスケットは誰の役にも立たないだろうと分かっていながら、記録の為に残します。自己満足の何物でもないネタです。ただ作ってみたかっただけです。
厚さ1.5mmのアルミ板をエキパイに巻いてみる。
あとは、隙間に耐熱シール剤塗ってからマフラー付けてバンドで締めれば、隙間はほぼ無くなるはずだよね~
とは言え、社外マフラーの爆音チェックや低速トルクの落ち込み具合とか、純正マフラーと交互に取り付け繰り返す間は耐熱シールはまだ使いません。
(そう言っている間に、既製品が届いてしまったよ~ん)
『やべー これ爆音マフラーじゃないの!?』
アイドリング時から低音がバズーカ並みに聞こえるという表現をしたら、大げさ過ぎるかもしれません。但し、純正マフラーのお行儀の良い音とは明らかに音質が異なります。
もしかして爆音の原因をこれかな? 排気側から覗き込んだ写真です。
エキパイ側から光が見えます。めっちゃ抜けのいいメガホン形状のマフラー。
まさに楽器のように特定の?低周波数が増強されて聞こえます。1000rpm~3000rpmは低音が誇張されます。それ以上回すと低音は消え始める感じです。
排気側の口径を絞って音圧調整(音質調整)している構造なのですがアイドル時の低音がやたら響きます。
嫌いな音質ではないけど、早朝ツーリングで自宅前でアイドリングは無理。
絶対に近所からクレーム来ますよ これって...
一般的に知られている音に関するウンチクを書きますと
太いマフラーより細いマフラーの方が高音が誇張される
マフラーサイレンサーをメガホン形状にすると低音が誇張される(絞れば高音ね!)
マフラー内部の排気流速が速い程、高音になり易い
マフラーが長い方が流速は速くなる早くなる
マフラーエンドの断面積(口径)は小さいと低音は出にくい
FADDY DADDY製マフラーの形状を観察すると、太くてメガホン形状で短い。更にサイレンサー(パンチング、メッシュ)の障害物も無く流速は速そうです....
取り合えずの静音対策は、早朝アイドリング時は排気側の口径を絞るでしょうか?
(↓動画視聴時はヘッドホン推奨します。低音、高音の違いが分かります)
インプレッション
さて、実際の走行性能へのメリットとデメリット検証をしますと、
①低速トルクは純正マフラーが優位 トコトコ走るなら純正に限る!
②3000rpm以上ではFADDY DUDDYは気持ちよくエンジン回って走りやすい
③既に練習場(河川敷)で2回転んだが、立て起こすのが楽になった
④バイクで後輪が降られたときに、バイクが軽く感じる
⑤排気口径絞る(面積1/4)と音も抑えられるし低速トルクも戻る
ということで、口径絞るおまじないグッズで、用途によって使い分けすれば、常用取付のままで運用できる目途が付きそうです。
口径を絞るというだけで、どうしてこんなにも音質が変わるのか?
高校生の方の素晴らしい学術論文はこちら(←静岡県立科学技術高等学校)
2022年12月4日追記
DIYのガスケットはこの2週間で林道走ったり、河川敷を回転数高めでエンジン回したりしましたが、特に排気漏れありませんでした。
但し、既製品のガスケットを購入して2個もバックアップ品として大事に保管しておく必要もないので、AliExpressのマフラーガスケットを付けてみることにしました。
写真のようにDIYガスケットはしっかり役目をはたしてマフラー内側にガッチリと嵌っていたので、ラジオペンチで壊れるの覚悟で取り出しました。
仕方ないのでシリコンスプレー吹いてスルッと入るようにおまじないです。挿入側を紙やすりで面取りしました。(マフラーガスケットの外側を面取り)
硬質の金属カラーではないので、軽くペーパー当てればすぐに面取りできます。
硬質の金属カラーではないので、軽くペーパー当てればすぐに面取りできます。
この後、マフラーをゆっくり押し込めていくと、じゃっかんガスケットが厚み方向に圧縮されて、薄くなる側に変形しながら密着を維持しながら入っていきました。
取付後にDIYガスケットと何か変わるか? 音とか走った時のフィーリングを確かめてみると... 何も変わりません。 やっはり、DIYガスケットはその使命をしっかり果たせていたんですね~(自己満足モード全開で作ったDIYガスケットも短い命を終えました。)
社外マフラーの軽量効果と低速トルクの喪失感に同様に悩んでおります。
返信削除対象車はXRではなく、増車した中古Ninjaですが。
私の場合はエンドバッフルを追加して、アルミ缶と針金で開口穴数を調整してのトライ&エラーを繰り返すしかないように思ってます。
今年の冬のバイク遊びとしてちょうどいいくらいですかね。
廃道アタック系は冬こそが本シーズンでしょうからサクッとセッティングが決まるといいですね
サルさん! ブログ見て頂いてありがとうございます。増車Ninjaのマフラー交換で同じ悩みとは奇遇ですね~(笑)
削除軽量化は譲れないので、低速トルクは少し目をつぶって(リアスプロケ丁数増やして)走ってます。
実は、エキパイとスリップオンの連結内部に金属ステンレスたわしとか、自作パンチングとか噛まして、音対策と低速トルクアップを模索してましたが、純正マフラーに勝てる訳はありません。(笑)
お手軽にマフラーエンドの口径絞るだけで音対策できたので、このまま軽くなったXRで当面楽しめそうです。
Ninja増車+マフラ交換でバイクライフを楽しんでますね! 今後もよろしくお願いします。