ケルヒャー1号機が突然死
我が家で活躍してくれていた高圧洗浄機ケルヒャー(JTK
38)が死にました。症状としては水圧が上がりません。突然死と言いつつ予兆はありまして、オイル漏れが発生してた状態で使っていたのでどこかに無理が生じたのでしょう。(オイル漏れの記事はこちら)
類似の症状をYoutubeで探していたら、同じ症状の動画を見つけました。
モーターは回っているようなので高圧部の水漏れか、もしくはモーターから高圧を作り出すスピンドルバルブへモーター動力が伝達できてないのかは不明。
時間があれば分解してじっくり修理してみようと思うところですが、オフロードバイクで林道走るようになってから、高圧洗浄機の稼働率高くいことと、今後も使い続けるだろうということで新品購入することにしました。
ケルヒャー2号機がやってきた 新品即分解?
新たにケルヒャー高圧洗浄機を購入しました。モデルは最も安価なK2
CLASSICというモデルです。購入先はPayPayモールのとあるお店です。
購入の背景は1000円引きクーポンを貰うことができたのとスマホ錬金術でPayPay残高が10万円を超えていたのでAmazonや楽天ではなく、PayPayモールで購入となった次第です。
送料込みで9200円で購入できました。(今後は円安の影響で値上がり傾向ですかね~)
思い起こせば1号機はジャパネットタカタとケルヒャーのコラボモデルでした。購入は型式はJTK
38(J:Japanet、T:Takata: K:KÄRCHER)です。
ケルヒャーK3モデルの『3』型
オプションテンコ盛り『8』個
っていう意味でしょうか?
新旧で仕様比較
<JTK 38仕様> <K2仕様>
最大吐出圧力:10MPa 8 MPa
最大吐出水量:360L/h 330L/h
消費電力:1250 W 1000W
トリガーガン:簡易クイック クイック
高圧ホース接続:クイック ネジ込みタイプ
高圧ホース長さ:10m 5m
付属品:ショットノズル 可変式ショットノズル
サイクロンジェット
ウォッシュブラシ
ウォームノズル
洗剤
水道ホース[3m]
ジャパネットモデルの付属品の多さは、いつものことですが、肝心の高圧吐出性能は2MPaのスペックダウンです。
日頃のJTK38を使っていて思ったのは、水圧が強すぎてノズルと洗浄対象物に距離を確保して使わないと、塗装やシール類を痛める恐れがあり、勢い強すぎ! ってことでした。
なので、スペックダウンで全く問題ないと判断しました。更に高圧で洗浄したい場合はサイクロンジェットノズルを付ければ、手が切れそうな程の破壊力を生み出すことも分かっていたため、安くてコンパクトなK2をチョイスです。
あくまでもJTK38で付属していたノズル等の資産が流用できる前提の検討結果です。
1台目の購入を考えている方は、熟考して機種選定してください。
JTK38の資産活用
- ノズルの吐出範囲が可変できない
- トリガーガンと高圧ホースの接続が面倒
- 本体と高圧ホース接続がねじ込み式で面倒
- 高圧ホースの長さが5mと短い
- ホースや電源コードを収納するのに困る
何かを新品で買ってそのまま使うのは性格的に合わないので、一工夫してみましょう!一工夫するプロセスが楽しい人間なのでお許しを..
解決策を模索
解決策1
JTK38のノズル類は全てK2付属のトリガーガンに装着できます。というか、JTK38のトリガーガンがまだ使えるのでK2のトリガーガンは使う必要はありません。
解決策2
これもJTK38のトリガーガンを使えば解決します。
解決策3
①ケルヒャー クイックカップリングを新規に購入
ケルヒャK2の高圧ホース継手部分をクイックタイプにするカップリングアダプタはケルヒャー純正で準備されてます。Amazonで2000円強で販売されてますね!
但し、耐久性とか不安はあるものの中華製でお安くしたい方には、その選択しが準備されているようです。(笑) K2クラッシックを購入していきなり分解とかは嫌だ!という方は購入してみては如何でしょうか?
②JTK38のクイックカップリングを分解して移植
ブログ主の性格上、当然②を選択します。
ケルヒャーは各部品が共用化されてます。移植可能なのです。
ちなみにケルヒャーやダイソンなど逸品を作るメーカーはモジュール志向の技術者が多いと思われます。
ケルヒャーはドイツ企業でドイツ人の気質からすると理論的、合理的、効率的に考えるのはあたりまえかもしれませんね。さて移植の方法を紹介します。
ネジを全て外して本体ケース外すと内部に簡単にアクセスできます。ついでに新品で買ったばかりのK2も躊躇せずに分解します。(笑)
JTK38のクイックカップリング部分をプライヤー等でしっかり握って90度回転させるとカップリング部分だけが外れます。同様にK2側もねじ込み式カップリングを外せば準備OK!
ミッション完了! 誰で簡単にできる改造ですよ~(この時点でメーカー保証はなくなりましたが...)
ちなみに、透明チューブは洗剤を吸い込みながら高圧洗浄する際に使いますがブログ主はこの機能は不要なので黄色の筐体内部に仕舞い込みました。
解決策4
クイックカップリングが移植できたのでJTK38に付属していた10mホースも使えます。
解決策5
JTK38とK2の内部モジュール(白色樹脂ケース一式)は同じ形状でした。改造したK2の内部モジュールをJTK38側に入れ替えてしまえば、見た目はJTK38で中身はK2(新品)となります。
筐体を縦型に固定しておく木製台も今まで通り使うことにします。(笑)
故障したJTK38の中身は大事に保管。修理できたら紹介しますね~
ちなみに、破損した樹脂製歯車さえ手に入れば、たぶん修理できます。
日本では手に入らない部品のようです。(Japanのカスタマーセンターに確認済み)
eBayか、ドイツHPで注文か? いずれにしても送料2000~3000円は本末転倒。
ヤフオクで故障ジャンクK2系を格安ゲットで部品を取り出すか...(笑)
それにしても、他の方のブログやYoutubeを探しまくっても、黄色の〇で囲んだ樹脂製の歯車が破損したという記事が見当たらない。もしかして、ブログ主だけのレアケースなのかな~ 気になる...
コストダウンのお話
今回中身を分解する際に気が付いたコストダウンネタと書きますと、電源ケーブルが細くなってました。金属が高くなったから発熱計算してもう少し細いものでもOKって判断したのでしょう。
またネジまでコストダウンされてたのには企業の涙ぐましい努力を感じましたよ。
初めて購入するならK2クラッシックプラスをお勧め
今回はJTK38のノズル流用前提があったので、最安モデルK2を購入したのですが、ノズルの先端を回すと水圧や拡散範囲が調整できるクラシックプラスというモデルもあります。
初めて購入するなら、このノズル(バリオスプレーランス) の方が使い勝手がいいのでお勧めです。ケルヒャー以外のメーカーでも基本性能は変わらないと思うので耐久性重視で選ぶのがよろしいかと... リョービも使い勝手いいと聞きます。
ケルヒャーはオプション類が豊富
参考までに、オプション品の紹介をしておきます。(写真貼っただけです。)
純正品が安心安全ですが、チャレンジャー(人柱)な方はAliExpressを覗いてみると互換品が、それはそれは沢山売られています。中華の国おそるべし!
たぶん、この部品でビンゴ!なのだが、高すぎる...(写真はアリエクから引用)
バリオスプレーランス 注文番号: 4.760-039.0
JANコード: 4054278263311
圧力の調節が可能なノズルです。
サイクロンジェットノズル 注文番号: 2.642-727.0
JANコード: 4039784620209
コケなどの除去に便利です。
本体側カップリング
注文番号: 6.465-031.0
JANコード: 4039784605282
リガーガン用留め具
注文番号: 5.037-333.0
JANコード: 4039784977181
高圧ホース 本体側Oリング
注文番号: 7.362-501.0
JANコード: 4002667669879
高圧洗浄機の接続部分のOリング
注文番号: 6.363-410.0
JANコード: 4039784354654
高圧洗浄機用 Oリングセット
注文番号: 2,640-729.0
JANコード: 4039784051539
トリガーガン(留め具付き)
注文番号: 4.775-830.0
JANコード: 4039784619289
ジェットノズル
注文番号: 4,760-726.0
JANコード: 4039784619401
高圧ホース (6m)
注文番号:6.396-521.0
JANコード: 4054278260204
給水口フィルター(本体組込み部品)
注文番号: 5.731-627.0
JANコード: 4039784709614
本体側カップリング
注文番号: 6.465-031.0
JANコード: 4039784605282
トリガーガン用留め具
注文番号: 5.037-333.0
JANコード: 4039784977181
高圧洗浄機用 Oリングセット
注文番号: 2.640-729.0
JANコード: 4039784051539
高圧ホース 本体側 Oリング
注文番号: 7.362-501.0
JANコード: 4002667669879
高圧ホース トリガーガン側Oリング
注文番号: 6,363-410.0
JANコード: 4039784354654
今日も楽しい一日が過ごせました。何か工夫して考えて手足を使って実践するってストレス発散になります。仕事のストレスはその日の内に頭から消え去るようにしましょうね~
2023年4月24日追記
アリエク(AliExpress)で破損してしまった歯車(ホイールギア)と思われる品を見つけました。まだ確証は得ておりませんが、たぶん目的の部品だと思います。但し、値段がお高いので発注するには至っておりません。参考情報として載せておきます。たぶん、この部品でビンゴ!なのだが、高すぎる...(写真はアリエクから引用)
コメント失礼します。
返信削除私もJTK38を数年間洗車で使用していました。
ある日、コンクリートの掃除で使っていたところ嫌な音が一瞬したと同時にトリガーに握っていないにも関わらずモーターが止まらなくなりました。
分解すると同じように白いプラスチックのギアが破損していました。
以前よりオイル漏れをしていましたが放置しており、洗車程度の熱量だと問題なかったものが、コンクリートの清掃で洗車の数倍の時間使用していたので熱で白いギアが柔らかくなり破損したのではないかと思いました。
その後、白いギアの手配は出来ましたでしょうか?
アリエクの情報をブログ末尾に追加しておきました。購入までは至っておりません。意外と値が張ります。500円ぐらいで販売して欲しい…(ボソ)
削除初めまして。
削除当方の初期型K2も本日底面からオイル漏れが発生し修理できないかか考え、こちらのHPに辿り着きました。たまに洗車程度でしか使わない本機でしたが、駐車場のコンクリートの清掃で長時間連続使用したのが原因だと思います。値段も安価な商品なので白いギアが欠けるまで修理せずに使い続けようかな
コメントありがとうございます。
削除オイル漏れが少量であれば問題ないと思います。白いギアが回転する部位に大きな摩擦が生じると、故障への進行が早まると予想されるので、もし可能ならオイルをつぎ足しながら延命する方法もあるようです。たしかにケルヒャーの下位グレードなら価格もそんなに高くないので使い捨て的な考え方でもよいかもしれませんね~ 中華のネットショップが白いギアを数百円で売ってくれると、修理意欲がわいてくるのですがwww
私もJTK38を使っており白いギアが破損しました。以後白いギアの手配はや入手は出来ましたでしょうか?
返信削除コメントありがとうございます。その後、白い部品(歯車)を販売しているサイトを見つけました。中国のサイトでアリエクスプレスというサイトです。但し、非常に価格が高かったため見送っております。当時は安くならないか小まめにチェックしておりましたが、その気配もなく今はノーマーク状態。 ゴールデンウィークに入ったら、また覗いてみます。 結果分かればブログに追記しますね!
削除JTK22は金属ギアでした。
返信削除ご参考案でに。
JTK22の貴重な情報ありがとうございます。 金属製のギアのものもあるのですね! 凄く驚いてます。 耐久性重視なら金属製で、静音を狙って樹脂製にしたという推測もできますが、謎ですね いろいろ情報が集まってくれば、どのモデルが耐久性としては最強モデルなのかが分かってくるかもしれません。 こうなってくると故障したケルヒャをヤフオクで片っ端から落札してみたくなってきました。(笑)
削除コメント失礼します。
返信削除とてもお詳しいので参考にさせていただいております。
自分は素人なのに調子に乗ってK2の分解を試みたのですが、本体が倒れてオイルが漏れて中のベアリングなどが全て外れてしまいました。コンプレッサーを元に戻したいのですが、順番や向きが全くわかりません。ベアリングが大小2つ、ドーナツ状の板、斜めになった板、丸い板、プロペラみたいな形状の部品がありますが、どの順番でどの向きに入れていくといいのでしょうか?
お分かりでしたらご教示ください。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。私も1度だけケルヒャー分解した素人です。www 構成部品の順番や向きについてはブログ内の横長の写真の通りとなります。まだ樹脂製の白い歯車の手配もせずに、故障したままのケルヒャーを温存しているのですが、寒いので野外で改めて分解する元気もないので詳しくパーツごとの順番を再度調べることができません。お力になれずに申し訳けないです。
削除ありがとうございます。
削除横長写真では、オイルが漏れないようにする場合は下になる方ですね。
ということは、樹脂製歯車の付いた部品が1番下(プロペラみたいな形状)で、その上にドーナツ状の板大、ベアリング大、斜めになった板、ベアリング小、ドーナツ状の板小ということでしょうか?
各部品の名称がわからないので説明しづらいです。
また横長写真のすぐ下の写真は、樹脂製歯車の付いた部品を上から撮影されていますが、本来はこの上がオイルに満たされていてベアリング等が重なって入っているのでしょうか?
そのとおりです。樹脂製歯車のついた部品を上から撮影しており、筒状のカップにオイルが満たされており、このオイルの中でヘアリングや波打った円板が重なってオイル内で動く構造になってます。
削除壊れたケルヒャーを貰ったので分解したら、同じく白の歯車が砕け散ってて、しかも溶けて2個が1つの塊になってました。
返信削除コメントありがとうございます。やっぱし ここが ケルヒャーの弱点なんですね
削除私も仕事でケルヒャーを何台も使用しますので白い歯車さえあれば再生できるんですがね、、それ以外の故障ですと3本あるピストンのスプリングが折れる事もよく有ります。昔はスイッチの故障も多かったですが最近は改善された様です。モーターのブラシが無くなるまで使用したのは一度だけでした。その前に他の所がダメになります。故障した個体を何台も所有していますので使える部品を集めてニコイチにして再生しています。
返信削除白い歯車はやはり入手困難でモーターのピニオンギアと軸の直結を試みましたがブレにより斜めの金属プレートがダイカストケースの内側に接触してしまい上手く行きませんでした、、カスタムの領域になりますがピストンのスプリングを少し引っ張って組み直すとパワーアップします。またプランジャーパッキンの保護として空回しをしない事は勿論ですが給水側からゴムを犯さない系のスプレーオイルを時々吸入させると長持ちしている様です。
コメントありがとうございます。白の樹脂歯車は中華の国のアリエクスプレスというネットショップで購入可能というところまでは分かっています。もう少し歯車単品の値段が安くなってくれれば、購入してリビルドしてみたいと思い続けて一年以上経ちました。いつかチャレンジしようと思います。スプリング等のカスタムネタありがたいです。2年以内に定年予定なので、いろいろチャレンジしてみたいと思ってます。
削除