バッテリー突然死でESC機能一時OFFの原因と対応 V40

VOLVOでバッテリー延命はリスクあり

VOLVO V40だけでなく、最近の車は電子制御(マイコン制御)がテンコ盛り! そう電気で動く電子頭脳が車を正確に決められた制御をおこなっている。
今回、身をもって分かったことはバッテリーは早めの交換がおすすめ! という巷であたりまえのように言われていること。ブログ主のように充電に充電を重ねて、交換するとお高いバッテリーを少しでも延命しようとすると、バッテリー突然死に伴うバッテリー5V以下で充電できずという状況下に車を晒すことになり、いろいろな副作用を残すことになる。

メインバッテリー交換をしても残った後遺症

①異常インフォメーション表示
 表示その1:ブレーキシステム サービスが必要です。
 表示その2:ESC一時OFF
②ACC – Adaptive Cruise Control機能停止
③衝突回避、自動ブレーキ機能停止
④アドリングストップ機能停止

こういった①~④が判明した際にディーラーに車を預けて、診断機で原因を突き止めてもらうというのがセオリーなのだが、ブログ主の勝手な思い込みで今回余分な出費をしてしまった間抜けな行動を反省する意味もあり、備忘録として書いておくとする。

ちなみに、ブログ主が使ったの診断機アプリ(フリーソフト)で得られたエラーメッセージは下記となります。
VOLVO故障コード一覧はこちらから見れます。

DTC C0062(54) Longitudinal Acceleration Sensor
 Missing Calibration AN: STABILITY CONTROL SENSOR INITIALIZATION FAULT(Anti-  
 Lock Brake System (ABS) and Stability Control - Electric) [Ford]

DTC C0044(54) Brake pressure sensor A
DTC C0051(54) Steering wheel position sensor
DTC C0061(54) Lateral acceleration sensor

DTCの初期化(センサーの初期値?)が読み込みできないことによって、いずれも失敗しているようだった。

ブログ主の勝手な思い込み

メインバッテリーが3年6カ月で突然死したので、きっとサブバッテリーを新品に交換すれば、バッテリー交換とともに初期化されて、エラー消えるんじゃないかな~
サブバッテリーを新しくすればアイドリングストップ機能も復活するさぁ(楽天的すぎ)

とか

ブレーキ関係がNGということは、ネットでV40ユーザーが持病と言われるぐらいの確率で修理する羽目になっているリアのホイールセンサーが故障して、これが発端とはってブレーキ関係の機能が使えない後遺症が残ったままなんじゃね~

ということで、サブバッテリーを新品に交換すれば全ての機能復活! それでもダメならリアのホイールセンサー帰れば復活!
つまり、今回もディーラー診断機のお世話にならなくても大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせていました。

前置き長くなりましたが、結論から言いますと結局ディーラーのお世話になることになりました。

ディーラー診断機にお世話になるまでの道のり
まずはサブバッテリーを交換する作業から始めました。ネットでお勉強したとおりです。
左タイヤを外す
左フェンダー内側を剥がす
ECUボックスとご対面
樹脂の爪を2か所外すとECU本体が分離します。コネクタ(ワイヤーハーネスがめっちゃつながってるので断線しないように丁寧に扱ってください。)
この難関のネジを外すにはネジがどこにあるか?をバンパーの下側の四角蓋を取り外して
下から覗きながら(四角い覗き穴)確認する必要があります。青い柄の工具で8mmのソケットで8mmのネジ山にソケットをセットしている最中です。

バイク整備に慣れているブログ主ですが、この作業には閉口してしまいました。
車って思った以上にメンテ性は良くないんですね~

車全体をリフトアップできるディーラー作業前提ですよ。このサブバッテリーの搭載位置は!(驚)
難関突破の図

結果発表!

サブバッテリーはメッチャ健全でした。新品とほぼ同等の性能を維持していました。
これは.... ブログ主の想定が一気に崩れます。
バッテリー単体にしてプラス側もマイナス側もオープンにしても結果変わらず。(焦)
CCA:231(>定格170CCA)OK!
SOH(健全性):100% 新品同様か?
SOC(充電率):98% めちゃ良い状態!
内部抵抗:11mΩ 問題なし
電圧12.67V:ほぼ新品といっていい
つまり、サブバッテリー原因説は無くなりました。(トホホ)
新品バッテリー(サブ側)も既に購入してます。 早まったでござるよ~

電圧に起因する異常が車両で起きている可能性は非常に低いです。
となると… 

もしかしてホイールセンサーから信号取れないのではという原因も的外れなのかも…
スマホアプリでセンサーからの入力をダイレクトにモニターしてみることにします。ご近所走りながら、スマホでモニターすると…
ガーン!!! 四輪ともしっかり車速拾っている。ホールセンサー異常説も消えた。
最初からちゃんと調べればよかったな~(反省)

てっきり、V40が持病として持っているホイールセンサーが壊れたのだと思い込んで発注までしてまった。(悲)

VOLVOディーラで検診

上記で書いた一通りの確認作業を伝えて、ディーラの正規テスターで診断してもらいました。結果としては下記です。(推定原因含んでます)
1.バッテリーが5V以下となるような状況で何度もセルモータを駆動した
2.ジャンプスタートする際に何らかのサージノイズが発生したと推定される
3.全く充電できないバッテリーで走行した際に加速度センサーの初期値(キャリブレーション値が消えてしまって、正規の値でなくなった
4.ステアリングやブレーキ油圧計のセンサーの初期値も異常値となっていた
5.メインバッテリー交換後も消えてしまった異常値になってしまった。Gセンサー(縦横)とステアリングセンサー、油圧ブレーキセンサーの正しい初期値に復活することなく、異常判定のまま今に至る(ハードはOK、ソフト側の設定値異常が元に戻らず)
6.ディーラの正規テスターで各種センサーの異常値を正常に書き換え(キャリブレーション含む)この後、全ての不具合が解消できました。(テスター診断時間1h:費用9800円程)

いや~勉強になりました。次回から(3年後ぐらい?)は、メインバッテリーを無理くり充電しながら使うことなく、SOH健全性70%を下回ったら素直にメインバッテリーを交換することにします。

今回、無駄に支払った費用

6カ月前にそろそろメインバッテリーがやばいな~と感じた時に素直に購入して交換しておけば、支払う必要がなかった費用のまとめです。
・テスター診断、キャリブレーション費:9800円
・サブバッテリー購入費:4600円[Amazon]
・リアホイールセンサー2個:1500円[アリエク]
 品番:31423609


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