アイドリングストップ機能の無効化  その① VOLVO V40

V40のアイドリングストップ機能

VOLVOのV40は燃費向上を狙って車両停止時にアイドリングストップ機能が全車装着となっています。

日本で販売されている車両バリエーションとしてはガソリンエンジン(1500〜2000cc)、ディーゼルエンジン (2000cc)があります。

ガソリンエンジンモデルはアイドリングストップ機能をキャンセルするボタンが標準でついています。(上記写真の黄色〇印)

ところが、なぜかディーゼルエンジンモデルはアイドリングストップ機能のキャンセルボタンが付いていません。下の写真が我が家のV40 D4(ディーゼル)のパネルです。

アイドリングストップ機能の有効と無効の切り替えができないのです。

つまりドライバーの意思で任意にアイドリングストップ機能を有効・無効にすることができないのです。

これをなんとかキャンセルできるようにしたい!。今回のお題はこれです。

アイドリングストップが嫌いな訳

なぜアイドリングストップが嫌いかといいますと…

  • 信号待ちで右折時にエンジンが掛かっていないと、なんとなく不安
  • 前進から後進(バックギア入れて駐車時)の際にエンジンが一旦切れるのが嫌
  • 止まる度にエンジン切れて再スタートするのはバッテリーにもスターターにも過負荷が掛かり大きな修理代や部品交換費用が発生する。

という理由からです。

アイドルストップしないと交差点の信号待ち等で、ガラガラというディーゼルエンジンの音を聞き続けることになりますが、ディーゼルの音は嫌いじゃないのでデメリットは少し燃料代が嵩むという程度です。

バッテリーやスターターが寿命になり交換したり、エンジン始動と停止時にエンジンマウントが劣化するが早まったりする方が余程嫌なのです。

スイッチを追加せよ

実はV40D4を購入する前にネットを徘徊してスイッチについて調べていました。ガソリン車と同じパネルスイッチと銀色のフレームを購入すれば、ボタン追加は簡単だということが分かっておりました。

ところが、部品の品番を調べてネット発注してみたところ、『外販禁止パーツ』に指定されており、購入不可とのこと。

フレーム品番:9123189)  \3,240

2020年頃までは購入できたそうですが、VOLVO本社から正当な理由なくして販売は不可との通達を出したようです。

いわゆる外販禁止部品という位置付けです。ディーゼル車にボタンを追加する輩が増えて、車両メーカーも防止策を講じたに違いない。

たぶん、アイドリングストップ機能がある前提で省エネ車の認定や、カタログ燃費を達成しているので公然と改造に加担するのは車両メーカーとしてNGという認識なのであろう

ボタン品番:31288110 ¥3,240

欲しかったスイッチとパネルを入手する手段としては、中古車解体で部品バラ売りしているオークションで狙い撃ちするしかありません。相場を調べると1万〜1万5千円程度です。

中古品で1万円以上の出費は無理なので諦めます。(笑)

簡易スイッチで運用

ネットの先人の知恵をお借りして、純正パネルの隙間からその奥にある本スイッチを押す手段で取り敢えず、アイドリングストップ機能をキャンセルさせることに成功しました。

出来るだけ薄い強度のある板(ステンレス材)で下記形状を作り込みます。これを隙間に嵌めているだけの難易度ゼロのDIYグッズです(笑)

どちらかと言うと、パネルの分解までの工程が骨折れます。トルクスレンチが必要となるのでチャレンジする方は購入する必要があります。(ブログ主は既にあるので購入不要)

まずは、エアコンダクトを取り外します。

ハザードスイッチに繋がるカプラーを取り外します。ネジが2箇所見えます。

パネル裏の小物入れを取り外します。

小物入れで隠されている部分をよく見ると、黄色のシフトレバーロック解除スイッチがあるのでこれを押して、シフトレバーをNレンジ移動させます。

シフトレバーを覆っている袋状のものを外す為に、外周の奥側を割らないように手前に引き寄せながら外します。(これが一番難易度高いです)

その後、袋状のカバーを外すとネジが2箇所見えますので外してください。

シフトレバーに気を付けながら、パネル下の緑色コネクタを抜いてください。光っている部分はパネル裏を照らす照明ですね。

これ以降は自宅のリビングでのんびりと作業しました。
とりあえずあらゆるトルクスネジを外して全バラしてみます。確認したい部位に辿り着きました。黄色〇印が、アイドリングストップキャンセルスイッチです。内部にはスイッチがありますが、パネル側のスイッチ(意匠スイッチ)が設定されていないだけでした。

ということでこの内部スイッチを押せるような板を噛ませることにしました。もう使わなくなったMOのシャッター部(ステンレス板)を使います。
それなりに加工して… 内部スイッチ部が押せるような形状を現物合わせで作ります。作るっていうほどじゃなく、ただ曲げるだけ♪~
銀色フレームの隙間に入れて、隙間を板がスムーズに動くか確認します。ギリギリ動くほどの隙間しかありませんが、なんとかなりそうです。
はい! できあがり。
このステンレス板スイッチのおかげで、無事にアイドリングストップ機能をキャンセルすることができました。 全てネットにアップされているV40乗りの先人方のおかげです。ありがとうございました。
しかし、この自作スイッチの運用期間は1週間+α程度で取り外しを余儀なくされるのであった。詳細が知りたい方はこちら



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