SRV250 負圧ポンプの仕組みを解明

SRV250の負圧ポンプを分解



下記写真の六角形の部品は皆さんの見慣れたSRV250の負圧ポンプです。
今回は仕組みを理解するために、三枚に卸してみました。(笑)



SRV250のサイドには六角形の意匠を兼ねた燃料ポンプが注目してくれと言わんとばかりに鎮座してます。これはキャブレターにガソリン送っている大事な機能を持ってます。
但し、今時の電動化されたバイクのガソリンポンプとは異なります。

どうなってるの?

4サイクルエンジンから負圧を取り出して、この負圧を利用して内部の半透明フィルムをペコペコ動かしてガソリンを送る仕組みなのです。当然、ガソリンが逆流してはいけませんので、人間の心臓にもある逆流防止弁も付いてます。アナログ的で電動化される前の古き良き時代を思い出させてくれます。

大切なこと

この部品の一部のロットでは、アルミで作られた負圧室の壁にバリ取りが十分施されてないものがあり、このバリとセロファンが擦れて穴が空く持病をもったものがあるそうです。この現象が起きると負圧を取り出す部屋にガソリンが漏れ、漏れたガソリンがエンジンに流れ込みエンジンがお釈迦になる可能性があります。

オイル交換をした時にオイルがガソリン臭かったりしたときは疑った方がいいかもしれません。

詳しく解説

それでは写真とコメントでもう少し詳しく見てみましょう!
魚の三枚おろしではないですが、上手に3ピースに分解できました。





基本的にはビラーゴ250の負圧ポンプも同じ仕組みです。

ストック品があったので今回分解してみましたが、再度組み上げる時はガスケットに薄くシリコン系の液体ガスケットを塗ってから6個のネジを対角線上に順番に均等に締め上げて組んでくださいね。(Stock部品のReborn計画は人によっては楽しかったりする。)
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